敷居の低いアクセス制限の話については興味があるのでずっと議論を追っかけているのですが、匿名のままにアクセス認証するというのが作者の側からどの程度ニーズがあるのだろうというのが少し疑問でした。
私自身ここDI:DOのひみつ日記機能を利用して、プライベート度の高いトピックは一般公開しない形で書いていますが、その際に閲覧許可をしているのは直接会って信用が置けると思った人だけです。
「メールアドレスが分かっているだけの常連さん」に対してそのようなトピックを公開しようとは思いません。身元の分からない相手を非公開情報の公開ターゲットにしたいというニーズがどのくらいあるだろうということには正直疑問を感じます。
ただ、この「匿名のままにアクセス認証する」というシステムは、逆に匿名のままアクセスを弾くという用途では有用なのかもしれないとふと思いました。
身元は分からないけど1日に何度も毎日アクセスしてくる「気持ちの悪い」相手をブラックリスト登録して、その相手だけにはトピックを見せなくするということができそうです。
ただし、制限していることに気付かれてプロキシを通されたりユーザーエージェントを偽装されたりするといたちごっこになるので、完全にシャットアウトすることは困難です。
それを考えるとやはり基本は一般公開部分は見られることは仕方ないとし、見られたくない人がいるものについてはアクセス制限して限定公開するという形が好ましいと思います。
ただ、対象者に対して接触を禁じるストーカー法案が成立したことも考えると、将来的に、特定の相手からのアクセスをシャットアウトしたいというニーズは増えてくると思いますし、それに応じてそのニーズを満たすための技術も(今はちょっと想像できませんが)開発されるかももしれませんね。
- ishinao.net/mylog「匿名性を保持したアクセス認証のニーズ from kera-ma-go」:「[[ゲストブック認証+閲覧者数制限によるアクセス制御]](http://mylog.ishinao.net/id/1130)」への反応。*匿名性を保持したアクセス認証のニーズ - http://www.di-do.net/cgi-bin/kera_ma_go/index.cgi?200402a#1076296002000>>「メールアドレスが分かっているだ...(2004-02-09 13:59:57)