くりす

『ウェブログの心理学』NTT出版という本に少し協力させていただきました。

ざっと読んでみたのですが、歴史記述の部分が面白かったです。配布系CGIの歴史(みんなが使ってたネットサーフレスキュー【web裏技】のminiBBSに始まりKENT web、Tacky's Room、CGI-StaTionといった老舗からapeboardといったオシャレ系大手、そしてその派生系の系譜やその時々でどんな内容がトレンドだったかを振り返るもの)なんかもこういう風にまとまってれば面白いのになと思いました。

巻末の「ウェブログの歩き方」は特に営利目的でなく普通に日常を書いている人が参考になるような地に足がついた感じの内容で好感が持てました。これまでは日常を書くことは割と軽視されてきて、そこにこそ潜むこういうことに注意しなければならないというメッセージがあまり発せられていなかったように思います。昔から書いてきた人の経験則に基づいたアドバイスという感じで、逆に新鮮さを感じました。