yukatti

2月1日から(だと思います)、中島みゆきの作品がiTMSに登場しました。

http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewArtist?id=76122596(要 iTunes

売れ筋の曲・アルバムだけ、というアーティストも多い中で、全アルバムが配信されているのは非常に良い感じ。もちろん、一曲ずつバラでも購入可能です。

前から気になってたんだけど、百式(http://www.100shiki.com/archives/2006/01/rss_supr_glucom.html)や、よんひゃんさんの日記(http://www.yhlee.org/diary/?date=20060201#p01)を機に自分も作ってみた。

http://yukatti.suprglu.com/

SuprGlu とは

SuprGlu」は、日記・ブログやFlickr、ソーシャルブックマーク等の各Webサービスが配信しているRSS・ATOMをまとめて表示させちゃいます、というもの。で、RSS全文表示にしているとどうやらSuprGluで全て読めちゃうのかな。

こういう「Web 2.0的なアプリケーション/サービス」として、同じように種々のRSS・ATOMを登録できるはてなリングで個人ポータルを作る、という趣旨の記事を前に自分で書いたことがある(http://d.hatena.ne.jp/yukatti/20051115/p2)。SuprGluは、はてなリングに対して

などの違いがある。で、気に入った点は

  • いじるのが何気なく楽しい、対話型っぽく工夫されたインタフェイス
  • テンプレがオサレ系
  • CSSカスタマイズ可能
  • サイドバー部分に自分で追加するHTML(リンク程度を想定しているようです)を書き込める

などか。なお説明や管理メニュー等は英語です。

わたし自身は個人ポータルとして「自分がいろいろなサービスでちょこちょこ書いているものを一覧表示させてみたい」という気持ちはあったものの、その用途では「見せること」に重点を置いてその他の機能は必要最低限で良いとも思っていた。だからBBS等の付加機能がついているはてなリングはちょっと持ち重りしていた。その点、SuprGluはすっきり見せてくれて今のところ作った自己満足感を満たしてくれる。

「まとめて見せる」こと

しかし、はてなリングの個人ポータルも、こういうのも、http://d.hatena.ne.jp/yukatti/20050608/p1 あたりで書いていたようなことが普通に実現してるんだなあ。

読み手も書き手もハッピーな2種類の方法

複数の「場」(サービス)の使い分け

多様なアプローチが可能。「パーソナライズ」。例。

  • 書く時も読む時も違う場に
    • それぞれの場を訪れて雰囲気の違いを楽しむ
  • 書く時は違うブログに、読む時はひとまとめに
    • 【読み手】RSSリーダなどをつかってまとめ読み(自分でミックスして読み手=情報の受信者が情報をコントロール)
    • 【書き手】まとめ読みしてもらいやすくする…アグリゲーションを行う。
      • 複数のフィードをひとまとめに。RSSフィードをアグリゲーション…フィードアグリゲーション・プラットフォーム*としての「はてなRSS」を利用、など。
      • OPMLの提供
      • 「自分」ポータルを意識したページ作り…自分が発信する情報をひとまとめに読んでもらうための「自分ポータル」、マイポータル
        • 「自分ポータル」は同一性の証明としても機能するのでは? いわばウェブ上の名刺代わり。
        • 公開対象段階毎に細かく見える内容が異なる「見せポータル」
同じ「場」(単一ブログ・日記サービス)で記事単位
  • 【読み手】そこだけ読めばよい
  • 【読み手、特に制限された記事にアクセス権限のあり、すべての記事を読める読み手の場合】書き手のすべてがわかる

香雪ジャーナル - アクセス・コントロールのための二つの方法とその性質の違い(アクセス・コントロールに関するメモ1)」より

で、このときのわたしの文章や同様の主張に対する反応のひとつとして、「CSS等Webデザインを工夫して作ってるのにRSSを切り出して他のデザインで読ませるのはいかがなものか」 (内容とWebデザインの関連性)という声があって、それはそれで一理ある。

その問題を考えるにつけ、CSS等のサイトデザインについてはたとえばモバイル等の閲覧も考えると環境によって見栄えは左右されるわけで、中身(書いている文章など)を正しくどれだけ伝えるか、ということを自分の場合は伝えたい本質として考えたい。さらに、まとめて見るときの見せ方にも工夫が要るし、見せ方に工夫がない「まとめ読み」用サービスは淘汰されていくだろう。

(さかのぼれば「まとめて見る」ことの是非も問われるかもしれないが、今回は書き手自身が自分の書いたものをまとめているわけでもあり、そこは措いておく)

SuprGlu の面白さ

SuprGlu自体もRSS配信していて「フィードアグリゲーション・プラットフォーム」として振る舞う、という面では、はてなが提供しているはてなRSSはてなリングと被る。これらのうち、「はてなRSS」はどちらかといえばプライベートツールとして無機質なRSS操作ツールとしての完成度を狙っている感が強い。しかし「はてなリング」のほうは「ウェブリング」も謳っていることだし、CSSカスタマイズ等の自分の色を出させる方向を狙うのはありなんじゃないかなあ、とか思った。やっぱり楽しいもん。

開発者のインタビュー記事を読んだ

……といったことが自分で使ってみてぱっと感じた点で、その後、SuprGlu共同創立者へのインタビュー(翻訳)を知った。Collection & Copy - eHub インタビューズ - SuprGlu(原文:eHub Interviews SuprGlu)。上に書いてきたファースト・インプレッションは、インタビューによれば開発者自身の設計理念に関わるものもあるようだ。彼らは意図していたことを使用者に伝えられている。

昨夜からの雨混じりの雪は未明には止んでいたが予報と違って晴れず、時々小雨が降る薄ら寒い曇天。夕方になってやっと雲がとれ、強い南西風で暖かくなる。

午後になって「紀子さまご懐妊(の兆し)」が報じられはじめた。このニュースで世間がなんとなく、ざわっとしている。

ふとしたきっかけで佐藤亜紀(好きな作家なので敬意をこめて敬称はつけないでおこうと思う)の新大蟻食の生活と意見のなかの、ブログ化された日記(しばらくウェブサーフィンをさぼっていて、ブログになったことは知らなかった)のある記事を読んだ。そしてそのまま一気にすべてのログを読みとおしてしまった。一見ごく普通のブログなのにさすがに面白い。なにがどう違うのか考えてみるべし、である>自分。

それにしても世の中、すっかり「ブログ」が一般語として定着しつつある。NHKの番組でも説明抜きで「ブログ」と言っているものもあるし。ブログが「ウェブログ」から来ていることはどれだけ知られているだろうか。たとえば、トリビア的に、はてなダイアリーのヘルプには、ブログ、という語は多数含まれるウェブログという単語は一言も無い。テクノクラティのヘルプ http://www.technorati.jp/help/blogging101.html程度にほんの一言でも書いてあれば良かったのになあと今でも思う(はてなスタッフに要望したが断られた)。ヘルプに入れる必要無し、というスタッフの判断であった。流行しているのはウェブログではなくてブログなのだ。
こういうウェブで用いられる語の語源なり成り立ちなりは、詳しくない一般ユーザだと何かきっかけが無ければ知らないままで終わることも案外あるのではないか(少なくともわたしはほんの数年前は『ブログ』という言葉は知らなかった。ウェブ日記、を知って、そののちにウェブログという言葉を知ったクチではあるが)。ヘルプがユーザの知識を広げるそのきっかけにわずかでもなれば、ユーザや、ひいてはサービス提供会社の利益にもなるかもしれないのにな、とわたしは思う。
流行り言葉としてブログが消費されていくこともそのうち起こるだろう。

さすがに立春過ぎてどこか春なのか、体が少し軽く感じられるようになって数日前からジョギングを始めた。「走るのが楽しい」という感覚を味わうのは正直初めてで驚いている。これまでは自分がやるのは水泳が好きなスポーツで、長距離走は嫌いだし苦手だった。

試しにタグをつけてみることにした(メリットより面倒が過ぎればそのうちやめるかもしれない)。
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晴れ。

昨晩は早め(22:30)に「仮眠」して、3:46に無事起床して3時55分から中継開始のトリノ・オリンピック開会式を見る。まあ仮眠が足りず途中かなり眠たかった。いちばんの目的は、入場する各国選手を見ること。

暑い国からの参加がちらほらある。タイ、マダガスカル、等々……。アナウンサーが読み上げる各国へのインタビューには「出るだけで満足」というコメントがわりにあった。バンクーバーを目指して若い選手を出す・もしくは帯同させている国も多いようだ。

その入場行進で黄緑とオレンジ、白のウェアでドイツ国旗を持ったドイツ選手団のあとに入ってきた日本(32番目)。奇抜ともいっていいほど目立っていたドイツに比べると、それ単独に見ると非常にすっきりして普通に使えそうなほとんど白一色(フードの中が赤)の日本のオフィシャルウェアに身を包んだ日本選手団はものすごく地味に感じられてしまって仕方なかった。良くも悪しくもこれが日本ってことか、とか思ったり。

聖火台はこれまでのオリンピックで最も高い50数メートルのタワーで、競技場外に建てられている(http://www.daily.co.jp/newsflash/2006/02/11/204597.shtml)。どうやって点火するのかなーと思っていたら、場内に設けられた点火台から花火を繋げていく手法だったか……。これってもともとの火種といえるのだろうか。ううむ。聖火最終ランナーは距離スキーの名選手、ステファーニア・ベルモンドさん。

オペラ風の場面あり、しかし長かった。色彩感覚がイタリアらしかったかな。

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