このところの不安定な空模様から一転、早くも夏日を記録した今日は、息子の迎えで羽田空港まで飛ばす車中、エアコンを入れてしまうほどの暑さだった。空港に着いて間もなく、キャスターバッグを引きずった薄手のベンチコート姿の息子が出てきた。わずか5日間の連休帰省である。

一ヶ月ぶりに帰宅した息子は、事前着手を防止するために学校側が帰省直前に発表した宿題に早速取り掛かっていた。TVでは、折から問題視されている「野球特待生」の報告期限の今日、高野連に報告された高校の名前を発表していた。

ニュースによれば、締め切りの午後6時までに報告があったのは、44道府県の私立334校だったと発表した。さらにその後も東京都20校と茨城県10校等39校が新たに申告し、結局、高知県を除く46都道府県370校以上で憲章に抵触する制度を設けていた事が判明したという。甲子園常連私立高校の多くが該当し、北海道では息子の中学の近くにある函館有斗の名前も挙がっていた。

高校生のスポーツ競技の総元締めは高等学校体育協会なのだが、野球に限っては高野連が元締めなのだそうだ。高野連では、戦後すぐに制定された学生野球基準要項、後の学生野球憲章がバイブルで、そこに「金品等授受の禁止」が謳われており、それが今回の報告義務につながっている。

高体協ではスポーツ特待生は禁止されていない。逆に言えば、野球だけが憲章の文言によって禁止されているのである。それだけ甲子園大会も他の競技より派手で全国区、プロへの道も開けており、よって動く金も高額だからそれだけ厳しく一線を引かなくてはならないという考えも分からなくもない。

今でこそサッカーもJリーグがあり、プロへの道も開かれているが、まだまだ主力選手と言えど全国区の顔とまではならないし、野球に比べれば選手生命も短い上に動く金も少ないだろう。ま、程度の差こそあれ実は同じ事をやっているのかも知れぬが、少なくとも問題視されてはいない。

野球には、ラジオ・TV中継の頻度も含めて国民的スポーツとして根付いてきた長い歴史がある。それに加えてサッカー等に対する大きなアドバンテージとして、同じ団体競技ではあるものの、野球にはピッチャー対バッターの一対一の勝負という個人競技の醍醐味をも持ち合わせているという点が挙げられる。それゆえ個人にスポットライトが当たりやすいスポーツとも言える。

瞬時に攻守が変り、ひっきりなしに動き回るサッカーよりも、心理戦などの静の場面に感情移入できるのは日本人にとっては非常になじみやすい。しかもその一つ一つの勝負毎に結果が出、固定されたイニング制なので腰を落ち着けて見ていられる。攻守があと何回だから作戦は・・・等と考える余裕もある。

狩猟民族のラテン系欧米人と違って農耕民族の日本人は、制限時間内に点を取り合う競技より、時間に関係なく回数やホール数、セット点数等が決められた中でじっくり取り組む競技の方がDNAのフィーリングに合うのだろう。熱狂的なファンはいるものの、ラグビーやバスケ、アイスホッケー等が全国区のスポーツになりきれない一因もそのあたりにあるまいか。もちろんTV中継の頻度も少ないが。

いずれにせよ、良きにつけ悪しきにつけ注目されたプロアマ球界の金品授受と裏金問題。なんと生徒ばかりか指導者にも金が回っているという。平然とプロ球団から金品を受け取る監督、中には率先してプロ球団へ要求したり、生徒の契約金の一部を礼金として受け取っている不届き者もいるという。私にはその連中が白日の下に晒される日が楽しみである。

学校側とて野球で全国区になれば志望生徒が増える。野球部が甲子園に出場し、生徒がプロへ行けば注目され金になるのなら、当然、その有望な素材を獲得するための投資として金を使うだろう。野球特待生は学校経営のための営業戦略だったと言ってもいい。

だが、ひとつ訊きたい。

学生野球憲章13条にはこう謳われている。「(前略)選手又は部員であることを理由として支給され又は貸与されるものと認められる学費、生活費その他の金品を受けることができない」

厳正に適用されれば事実上レアケースになるとは思うが、もし学業優秀で特待生として入学した生徒が野球部に入部した場合、その生徒は野球部の活動ができるのかできないのか? できるのなら野球特待生禁止の矛盾点になるし、できなければ生徒の教育権利問題になる。

さあどうする、高野連。

「今の中国、昔の日本」で、中国人の社会道徳やマナーに対する民度の低さを昔の日本になぞらえて書いたが、その中国の国営遊園地でディズニーやサンリオ等のパクリキャラクターのぬいぐるみや土産品があるとのニュースが流れた。

北京市郊外の「石景山遊楽園」だそうだが、同園は公式サイトで「ディズニーの雰囲気を備えたジョーンズの冒険」「ヨーロッパ調の幽霊の邸宅」などと目玉アトラクションを誇らしげに紹介しているらしい。ここの社長は、ミッキーそっくりのパクリキャラを「耳の大きいネコ」とあきれた言い訳をしていた。

中国は知的財産権の保護で問題の多い国とされ、先日も米国通商代表部も自国企業に多大な損害が出ているとしてWTOへの提訴を決めたほどである。

社会道徳やマナーもさる事ながら、こんなあからさまなコピーが国営施設で存在されている事に激しく違和感を覚える。これでは資本家階級など富める者からの略奪は正義だという共産原理主義そのままだと言われても仕方がないだろう。

来年オリンピックを開催し、世界の注目を集める近代国家とは思えない民度の低さである。中華思想も結構だが、それならそれで誇りを持て。

一方、韓国では盧武鉉大統領直属の「親日・反民族行為者財産調査委員会」は、日本の植民地統治に協力した「親日派」9人について、子孫らが所有する財産を没収する事を昨日決定したと発表した。対象となったのは、1910年に日韓併合条約を結んだ当時の首相ら9人。現在は子孫らが相続している土地約26万平方メートルが没収され、韓国政府の所有となる。

こういうニュースが流れると、国のに対する不満のガス抜きとして中国・韓国は日本、北朝鮮はアメリカと日本というように外の敵に対して国民感情を向けさせるのが常套手段である。特に反日感情は全国民の教育として植えつけているので強力な材料になる。

今回の場合、その対象が親日のレッテルを貼った自国民であっても構わずという事だ。「親日派」イコール「非国民」だからたまらない。100年近く前の政治判断のペナルティをその子孫に負わせるという、とんでもない仕打ちもできるのである。韓国の政治家の民度も知れようってモンだ。

確かに韓国の都市労働者世帯の場合、所得が平均所得の半分に満たない人口の割合を示す「相対的貧困率」は、盧武鉉政権発足初年度の2003年が10.6%、昨年が10.8%と、ほぼ変わっていないとされている。経済不況は国民の大きな不満材料であるが、だからと言ってそこまでして反日に目を向けさせるのか。

では最近の日本はどうか。安倍政権の政策に対する賛否は方々で出ているので、今回はこんなニュースを。

日本の国技、大相撲の最高位である横綱朝青龍が出稽古で新小結の豊ノ島をプロレス技のヘッドロックのように首を抱えて捻り上げ、反った状態で崩れた所に体重をかけたという。豊ノ島は靭帯損傷で全治2週間と診断された。

朝青龍については、横綱に備わっているべき「心・技・体」の「心」に疑問があると常々言われ続けてきた。日頃から師匠の言う事は聞かず、先日の巡業でも稽古に出なかった。協会の公式行事もすっぽかす。そして若手を伸ばす事が横綱の務めなのに常識外れの荒技でケガまでさせたのに協会からは何のお咎めもない。翌日には同じモンゴル人大関白鵬も追随したという。

この記事元であるサンスポのコラムでは、朝青龍は8年も相撲界にもいるのに、国技の心を全く理解していない。それでも相撲さえ強ければ何をやっても文句は言われず、こんな居心地のいい世界はあるまい。しかし、見ている方はもうウンザリだ。このまま放っておいたら、大相撲は変質どころか土台から崩れてしまう、と危惧している。

大相撲は礼に始まり礼で終わる厳しい伝統を持つ世界である。その伝統が格闘技を超えた荘厳さと美しさを醸しているのである。力士は強さと共に、いや強さ以前に礼を重んじているはずがこの体たらく。これでは単なるデブの格闘家である。

そして、それを許しているのは他ならぬ日本人である事を忘れてはならない。

昨日から同級生のお宅にお泊りに行ってて息子は留守、今日も仕事に行ってるカミさんの冷ややかな目に耐えつつ9連休最後の日をひとり過ごしている。連休が明けた今週末からはPOOB総会in琵琶湖と全国研修ツアーの始まりで、ほとんど毎日旅の空状態となる。ゆっくりできるのは今のうちなので罪悪感は湧かないのだ。

結構本格的な雨模様の昼下がり、とあるコミックス単行本を片手にドトールカフェへ。単行本の題名は「宗像教授異考録2」。現在もビックコミック連載中の伝奇マンガで、作者は星野之宣氏。私は彼をデビュー当時から知ってはいたが、その頃はSFマンガにもかかわず妙に落ち着いた画風がつまらなく感じ、以降は遠ざかっていた。

今回改めて読もうと思い立ったのは、テーマが民俗学なので彼の画風にマッチしている事と、何よりストーリーにとても興味を引かれた事である。東亜文化大学民俗学教授の宗像伝奇が、昔話や言い伝えの歴史の謎を解いていくという物語で、例えばこうである。

邪馬台国はどこにあったのか? 畿内説(奈良県)と九州説が有力だが、魏国から卑弥呼に下賜された100枚の銅鏡がある場所が卑弥呼の墓、すなわち邪馬台国の決定的証拠となる。だが、この2地点は別々のものではなく、古代日本において深くつながっていたのである。

神話の「天孫降臨」すなわち高天原から天孫一行が降り立ったのが九州の高千穂。以後、彼らの子孫は日向(宮崎県)に四代住んだが、やがて西暦248年頃、卑弥呼の死後、一部の勢力は新天地を目指して旅立った。紀伊熊野に上陸後、着いた先は奈良県大和の地で、そこにクニを築いた。これが神武天皇の東征神話で、大和朝廷の草創だった。

驚くべき事は、九州と大和、特に原・邪馬台国とされる福岡県甘木市周辺と新・邪馬台国とされる奈良県桜井市周辺、さらには東征出発地の日向周辺と上陸地の紀伊熊野周辺の地名とその位置関係がほとんど同一だという事実である! まるで鏡に映したかのように。偶然にしては出来過ぎである、実際に歴史的関係があった見るのが自然だろうと宗像教授は言う。

実は東征は邪馬台国のクーデターだった! 卑弥呼亡き後、新しい王になろうとした男のために内乱が始まったと魏志倭人伝は伝える。卑弥呼が二度と生き返らない呪いのために100枚の銅鏡の全てが割られた。やがて新女王によって内乱は治まったが、分裂派は東征し、大和に新・邪馬台国を築いた。後年、彼らは軍勢を率いて日向に攻め戻ってきた。

彼らの目的は、本家・邪馬台国を潰す他に卑弥呼と共に眠る割られた銅鏡だった。それを大和に持ち帰って量産し、権威を示すために畿内周辺に配るつもりだったのである。だが、後に大和政権が中国から職人を招いて大量の銅鏡を作らせたため、卑弥呼の銅鏡の存在も虚実がはっきりしないままになってしまったという。

「割られた鏡」と題された、このロマンチックな話が、わずか70ページのマンガで味わえるのである。しばし時空を超えた至福の時を過ごした。

この他にも、中国の犬祖伝説、犬を愛した狩猟民族の縄文人とそうしなかった農耕民族の弥生人、さらには里見八犬伝とが絡み合う「花咲爺の犬」、中国、日本、ギリシア神話を結ぶ七夕伝説の「織姫と牽牛」が収録されていた。

たぶん、これらを活字で読むと人名地名漢字のオンパレードとなり、本来のダイナミックさがうまく読み取れず、億劫になってしまうのではと思うが、グラフィック性に優れたマンガであれば、それが十分に伝わってくる。これをキッカケにして本気で勉強したければ、その時きちんと書籍を紐解けばよいのである。

「一流のマンガは一流の書籍に匹敵する価値がある」というのは40年以上マンガを読み続けてきた私の持論である。こういった出会いがあるからマンガはやめられない。

連休明けのリハビリの一日になるはずだったのに、担当製品の研修の予演会があったため、無理して意識レベルを奮い立たせた一日になってしまった。疲れた。

前年度に習った配当漢字の読み書きテストを実施した「日本教育技術学会」は、2004年4〜5月、全国の小1〜中1を対象として計480校、延べ約3万7000人から回答を得た結果を発表した。

それによると、学年別で最も書けない漢字は小6が「支持」の「支」(正答率7%)等だった。「ひとつ」という問題に「一つ」と正解できた小2は70%に留まり、「人つ」や「入つ」などの誤答が見られた。一方、「実り」を「みのり」と答えられなかった小4と、「末は外交官に」の「末」を「すえ」と読めなかった小5がそれぞれ4割に達するなど、訓読みが苦手な傾向も見られたという。

ここで言う「配当漢字」とは、常用漢字(1945字)のうち、学習指導要領で小学校6年間に「読み」と「書き」を学習することが決められている漢字の事で、教育漢字とも呼ばれ、現在は1006字ある。

私は10数年前から、毎年入社してくる新入社員に加え20代の社員の漢字力と文章力が急激に衰えている事を肌で感じ、事ある毎に発言してきた。日本に生まれ育ち、なかんずく最高学府を卒業してきた大人が、ロクに字が読めない書けない喋れない事が信じられなかった。

もとより、これは文系理系で片付けられる事ではない。原因を推察するに、よく言われてきた活字離れやゲーム世代というのもあるのかもしれない。だが、プリントやドリル等を使った漢字の書き取りがほとんどなくなった、受験科目として読み書きの比重が下がったというように、読み書きに関するトレーニングが質量共に激減している時代背景が一番大きいように思う。

日本語の読み書きは日本人としての基本スキルであるにも関わらず、その教育をないがしろにして何を学ばせられると言うのか。大人になって恥をかいたり困ったりするのは、結局そんな教育を受けさせられた連中なのである。

見てごらんなさい。街を歩けば、そんな日本人モドキが「チョ〜○○!」だの「つーか、○○みたいな」「○○食ったらさあ〜」「○○やっちまった!」などと、女性の口からおよそ女性とは思えない言葉が飛び出してくる。こういう連中の口からは、敬語はもちろん謙譲語や丁寧語すら発せられる事はない。そんな立ち居振る舞いでは「お里が知れる」は、とっくに死語だ。

読み書き話し言葉が教養と品性の象徴として求められた時代が過去となり、いつしか本は読まない、手紙は書かない、時には話もしないで済む時代となってしまった。私の目から見ても、日々日本語は崩れてきていると感じている。

日本の言葉が持っている意味の幅と深さ、時に感性に訴えてくる音の響き、浮かぶ情景を都度言い分ける事より、いつも同じ直線的な言葉で直球を投げる事が受け手にも容認されてしまっているのだからどうしようもない。

落ちている事に気付く事なく、言葉が文化がただただ安きに流れる。

明日から全国研修ツアーが始まる。初日の明日は東京会場なので前泊移動はないものの、それでも連日旅の空状態で、次回の出社日は2週間以上先の28日になる。

そんな今朝、地下鉄のホームでついに私は見た。ホームにしゃがみ込み、大きなバッグから出した手鏡片手に、顔全体にメーキャップをしている女を。年の頃は20歳前後か。彼女の周りに立って電車を待っている通勤客を尻目に、悠々と作業は進む。やがて電車が来ると、広げた品々をいそいそとバッグに収納し、なぜか電車に乗る事もなく去って行った。

ホームにしゃがみ込んだケースは初めて見たが、電車内でのメーキャップはもはや日常茶飯事だと言ってもいい。前回のDiaryじゃないが、こんな「お里が知れる」行為を平気でやってる女に限って、総じてブサイクなのは偶然とは言え哀れなモンだな。

さて、毎日新聞の記事によると、中学生の4人に1人が「うつ状態」を示す調査結果を厚労省研究班(保坂隆・東海大医学部教授ら)がまとめたという。調査は06年8月、静岡県内のある公立中学校の1〜3年生計566人を対象に、国際的に使われている手法(うつ病の自己評価尺度)で実施された。

「生きていても仕方ないと思う」「独りぼっちの気がする」など18項目を質問し、「いつもそうだ」「ときどきそうだ」「そんなことはない」の三択から選ばせた。結果は、うつ状態、うつ状態でないのどちらかに分類される。

すべての項目に回答した557人(男子285人、女子272人)について分析した結果、男子が20.7%の59人、女子が28.7%の78人、全体では、24.6%の137人がうつ状態を示したという。

昔と比べて、物と情報が豊富に手に入る。すなわち、生活の根本である衣食住の格差や問題が薄まっている社会環境において、次なる問題は人間関係にまつわるそれである。自分を優位な立場に置きたいとか気に入らない他人を排除したいという表れがいじめにつながる。いじめとは、結局はいじめる側の名誉欲、征服欲実現の手段であり、ストレス解消の発露だと思う。

動機は自己中心だが、実行は徒党を組みたがる。いじめられた側にはそれだけ大きなストレスが降りかかる。大人社会でも自殺者は98年以降8年連続で3万人を超えている。未成年者も小、中、高校で見ると、05年で小学生7人、中学生66人、高校生215人に上っている。これらの大部分に多かれ少なかれ「うつ病・うつ状態」の関与が示唆されている。

昔の子供たちは、家が貧しくとも「うつ」にはならなかった。なぜなら、それは生まれた時からそこにある世界であり、否定したところでその現実は変わらないからである。たとえいじめられたとしても、別に自分が悪いわけではない。それは持って生まれた宿命だし、親に責任転嫁もできる。

だが、個人がいじめの理由となれば逃げ場がない。すべてが自分の中に蓄積されるのみである。しかも、今のいじめの手段は集団による場合が多いので、相手が不特定多数では対処のしようがない。後はいじめの標的が自分以外に移る時をひたすら黙って耐え続けるしかないが、そこまで精神的な強さを持っている子供は極めて少ないだろう。

政府は自殺総合対策大綱案の中で、人材養成を重点施策の一つとしており、学校現場の担任や養護教諭らの役割も期待されているというが、もはや親や教師の抑制力が発揮できない以上、効果が上がるのだろうかと疑問に思う。それとは別に、一部の学校で実施している非教員の「アドバイザー」は校内暴力やいじめ対策に効果的なようだ。

コミュニケーション能力のない親や教師では望むべくもない「頼れる兄貴」的な人材こそ、今最も求められていると思うのだが。

   

恒例、POOB春の総会in琵琶湖に行ってきた。今回は土曜の7:00に家を出て、中央道駒ケ岳SAにて関東からの参加組と落ち合い、さらに名神高速養老SAにて名古屋からのメンバーと落ち合い、さらにさらに車好き御用達の「ロフトカフェ」にて関西組と大合流。この時点で今回の参加メンバーのほとんどが揃った。

ロフトカフェは琵琶湖の上部をグルッと廻った対岸の方向にある。で、最終集合地点の「道の駅しんあさひ風車村」も同じ側にある。だが、肝心の目的地であるホテル「エクシブ琵琶湖」は何と初めにいた側にあるのだ。要するに琵琶湖の上半分を半周して対岸まで行って戻ったというワケで、まっすぐ南下すれば京都まで行けちゃう距離を往復したのである。幹事の一人ume氏は何ゆえこんなへんぴな場所を最終集合地点にしたのか良く分からん。ブツブツ

それはともかくこのホテル、一昨年のPOOB総会で訪れた「サンメンバーズひるがの」をさらにバブリーにした絢爛豪華これでもか、なホテルである。両方とも、顔の広い幹事のピングーさんによるチョイスだ。カラオケ突入をニラんで17時からの早過ぎる夕食もリッチなフルコース。いつもはこの夕食タイムでしこたま飲んで出来上がるはずなのに、あまりにゴージャスな雰囲気に一同気押されてしまい、グラスビールとハウスワインを静かに飲むのがやっとだった。

それでもたっぷり2時間の夕食後、やや長めのインターバルを挟んでいよいよカラオケルームへ。なんとクローズまでの3時間コースである! 持ち込みOKとの事で、乾き物とOYAJI共が持参した日本酒四合瓶5本、焼酎1本、ワイン1本が出揃い、足りなかったアルコールをいきなり日本酒ロックで補充して準備完了となった。

始まってしまえばこっちのもの! 今回は口開け係のkurimi氏とハジケ係のinakichi氏の参加がなかったが、そんなハンデをものともせず、10名を超すOYAJI、OBANたちは、暗黙のルール通り、60〜80年代のフォーク、ロック、アニメソング等を歌いまくったのである。

乱痴気騒ぎも終わり、引き続き大部屋に戻って雑談大会へ。今回はこの時点でも5〜6人残っていたので、いつものコアな話まで行かず、朝までどころか3時にはお開きとなった。そうそう、初参加の寛吉氏がお気に入りだと言う、ソース焼きそばを鶏ガラスープに入れた「スープ焼きそば」なる珍妙極まりない食べ物の話には大いに盛り上がったけど(笑)。

そのおかげで翌朝はほとんどダメージが残らず、朝食バイキングも十分堪能できた。そう、今回に限ってはPOOB名物「OYAJIの翌朝、借りてきたネコ状態」にはならなかったのである。但し、お泊り初参加の一部メンバーの強度の二日酔いは別にして。

さて、チェックアウト後は、関西メンバーのロフトカフェ襲撃2日目組と彦根城見物組、さらにそのままゆったり帰宅組に分かれ、解散となった。ついでに、私がプジョーを買う時にお世話になったWebsite「Fine Blue」管理人の亮氏がホテルに来たので、そのままPOOB入会となった。

築城400年祭の彦根城はさすが国宝である。ヒイヒイ言いながら登った天守閣からは雄大な琵琶湖と彦根城下が一望でき、吹き付けてくる風も心地良かった。その周りの施設をぶらぶらと見ながら、城近くの和菓子とバウムクーヘンで有名な「たねや 彦根 美濠の舎」で麦とろ定食を昼食に食べ、和菓子を土産に買い、秋の関東総会での再会を約して解散となった。

帰りはほとんど睡魔に襲われる事もなく順調に「ぬあわkm」巡航で談合坂SAまで辿り着いた。休日恒例の小仏トンネル渋滞も大した事無く通過し、20時に帰宅した。全行程1000kmオーバーだったが、もはやこの程度の走行距離は2日もあれば楽勝で走破できるようになった。つくづく愛車プジョー206は楽しい車である。

さあ、明日から九州、四国の研修ツアーが始まる。気持ちを切り替えていい仕事をしよう!

【このトピックへのコメント】
  • うめ[URL]umeです。

    >幹事の一人ume氏は何ゆえこんなへんぴな場所を最終集合地点にしたのか良く分からん。ブツブツ

    ホテルへ向かう奥琵琶湖畔の素敵な風景を先輩がたに観ていただきたかったのです。たまには効率よりも無駄を選択してもええじゃぁないです?(笑)

    あ、私のサイトでレポート公開しました。
    (2007-05-14 22:03:56)
  • Chaieわかっとりますがな〜、素直になれない微妙なお年頃なんですよ。
    POOB総会とは、206で長距離ドライブするための口実、あくまでドライブすることに楽しみと意味がある。酒やカラオケなんぞ「ついで」ですよ、「ついで」。わはははは
    (2007-05-17 10:45:48)

POOB総会から一夜明けて、いよいよお仕事お仕事。というワケで、予め企てていた午前半休のおかげで10時に目覚め、夕方のANA便にて福岡へ移動。

いつものように機内に持ち込んだ雑誌に一通り目を通したところで、ふと窓から外を眺めたら、山頂付近に雪を頂いた見覚えのある山々が目に入ってきた。そう、わずか2日前、POOB総会に向かう途中で中央道から仰ぎ見た南アルプスの山々だった。今日は一転、高度12000メートルから見下ろしている。けっこう不思議な感覚を覚えた。

着陸直前に見える海の中道の絶景を後に見つつ、予定通り福岡空港に着いた。ホテルへのチェックインよりも優先して我々が向かった先は、例の「五条八島」。月曜の6時過ぎだというのに今日も続々と客が入って来ている。だから遅い時間になると、目当ての活きイカがなくなってしまうのだ。POOB総会でストレスを十分に発散していた私は、この時間帯に敢えて手荷物片手で行けば、この店の後に歌いに行こうというスケベ心も出まいという目論見も手伝い、空港から直行としたのである。

まだまだ明るい中洲の空の下、今回は二人なのに二階の座敷をリクエストし、おなじみの美人スタッフ幸子ちゃん(仮名)に挨拶し、定番の活きイカ刺身、ゴマサバならぬゴマカンパチ、メゴチ天ぷらに加えてサザエ刺身、カレイ唐挙げ、イカシュウマイ、ムツゴロウ蒲焼などなど、生ビールと焼酎四号瓶共々たらふく食らってお開き。

かなり早ワザだったが@5000円強は相変わらず安い。他の店ではたぶんこの5割増にはなるだろう。紹介以来、ウチの部署の誰もが常連になるはずである。

さて、早い時間にチェックインできた事で時間的にずいぶん余裕ができた。まあ、これが仕事を控えた職人の本来あるべき姿だろうけど。

明日からの福岡2連チャンを実り多い研修にする事が私の課題である。ニュースステーションも終わったところで、そそくさと眠りに着くとしようか。でも、今日に限っては休養十分なので、たぶんまだまだ眠れないだろうけど・・・。

【このトピックへのコメント】
  • @himiko[URL]あ。ここをぽちとなすればコメント書けるのかぁ。。(独り言

    中一日で疲れの出るお年頃なのに、Chaieさんといい風酔亭さんといいホントにお元気で、、え〜〜っと、、、何よりです ^o^

    イカの活作りって凄い透明度ですよね。見る見る白っぽくなっていくんで、最初に見た時には感動したなぁ。。
    (2007-05-17 00:07:10)
  • Chaiehimikoさん、総会お疲れさまでした。無事帰還できてなによりです。himikoさんが彦根のGSを出る時に、前の道をスルーしたのが最後でした。たぶん気づいてなかったと思いますが(笑

    福岡では2晩ともイカをたべますた。今日は夕方の便で四国高松です。
    (2007-05-17 10:38:59)
  • @himiko[URL]え〜〜〜〜っ!!
    全然気付いてませんでした!
    でも、必死で後を追っかけても、高速に入ってすぐに見失ってただろな〜 ^o^;
    (2007-05-17 22:16:06)