木「CDってさぁ、意外に早くできるんだね。いや、こないだ、7月5日にレコーディングしたのが、今ここにCDとしてあるんだよ」
FAX「木村拓哉様。SMAPの今度のシングル、作詞は宮藤官九郎さんなんですよね。私は池袋ウエストゲートパークから大ファンなんです。この間も、ドラマ『エンジン』と、『タイガー&ドラゴン』見てました」
木「あやしいな。『タイガー&ドラゴン』だけだな、この人」
FAX「宮藤さんは長瀬君とよく一緒の仕事してるみたいですけど、SMAPとお仕事してくれて嬉しいです」
木「ていうか、あれですよね。一昨日ぐらいからラジオではちょくちょくかかってたみたいですけど、すごいな。CDになるまでに、一週間ちょっとしかかかってないんですよ。SMAPがCDを作るまでにかいわれ大根を作るくらいあっと言う間にできてしまうんですね。
CDができるかどうかはおいといて、作詞、宮藤官九郎さん。世間的には舞台の脚本家とか、いろいろ活動があるんですけど、皆さんに一番印象が強いのは、池袋ウエストゲートパーク、IWGPじゃないですかね。全てロケで行われているという(笑)。ありえないですよね、オールロケ作品。
あのー、FAXに、「SMAPとお仕事してくれて嬉しいです」って書いてるんですけど、初めてじゃないんですよ。僕、深夜にこっそりやっていた番組がありまして、『TV's HIGH』という、DVDがすごい売れたらしいんですけど(笑)、官九郎くんもスタッフとして参加してくれてましたけど。最初は構成作家だったんですけど、途中から出てますよ。すごい役してます。いくらあんたが構成作家でも、いくら深夜でも、それはすごいっていう役です。見てない方はDVDで確認してください。
今日はその新曲もかけて行きたいと思います」
(ここで曲が流れ出します)
木「ちょっと待ってみんな。もしかしてさぁ。オープニングからSMAPの新曲が聴けるとか思ってんじゃないの?この番組はそんなに素直じゃありません。オープニングはこの曲でいきたいと思います。スティクスで、ミスターロボット」
1曲目。Styx 『Mr.Robot』。
木「今回のSMAPのニューシングルは、さっきも言いましたけど、宮藤官九郎さんが作詞してくれて、作曲はコモリタミノルさん。全部カタカナのコモリタさん。
僕が思うところ、この曲は日本一バカって言葉が入ってる曲だと思いますね。一曲中。だから関西の方は聞きづらいと思いますね。普通関西の方は、アホって使うじゃないですか。バカっていうと結構重く感じるっていう。そんなことは全然考えずに、宮藤官九郎書いてると思いますよ。ギネスに載るくらいじゃないですかね。…ギネスには載せねぇな」
木「SMAPの新曲『BANG! BANG! バカンス』をこうやって手に持ってお送りしています。
バカバカバカっていう言葉を一曲中に10回も散りばめてくれてるのが、先ほども言いました、宮藤官九郎さん。なんですけども。
今スタッフに、「初めて会ったときのこと覚えてる?」って言われたんですけど、初めて会ったときは、TV's HIGHとかじゃないんですよ。僕ね、それよりも、舞台役者としての宮藤官九郎さんが初見だったんですよ。うちの吾郎が、稲垣吾郎が参加してた、『夜曲』っていう舞台が、天王洲アイルで、宝生舞ちゃんとかな、一緒にやってた舞台なんですけど。そこに出てたのが、初見ですね。かなり妙な、何だこの人?っていう感じだったのかな。そんなふうに僕の中に、役者さんとして部類分けされてた中で、IWGPとか見て、脚本宮藤官九郎って見て、「官九郎?歌舞伎役者さんじゃないよね」って思って。そこに名前と顔写真が出て、「え?この人宮藤官九郎?役者じゃねぇの?」って。だから最初ははてなマークがありましたね。え?95年?夜曲が?だから、10年前が初見でしたね。
TV's HIGHのときも、構成作家さんとかでも違和感があったね。だから逆に、後半、俺出ますよ、って出てきたときの方が違和感なかったですね。TV's HIGHの時に言いましたよ。舞台で見ましたって。で、「おかしくないですか?役者さんですよね?」って訊いたとき、「いや俺なんでもやるんですよ」って言ったの覚えてますね、くそ暑いのに毛糸の帽子被ってね。
今考えますと、一緒にモノヅクリさしてもらったTV's HIGHっていうホントに企画モノの番組あったんですけど、今考えるとホント面白いんだよね。(鈴木)おさむでしょ、宮藤官九郎さんでしょ、きむきむにいやん、木村祐一さんでしょ、あと三木聡さんっていう人。この面子っていま考えますと、すごいですね。
最後に言いました、三木聡さん。今でいうと『トリビアの泉』とかやってますね。ほかにも映画監督、本編の方を監督されてて。上野樹里ちゃんが主演してる映画『亀は意外と速く泳ぐ』。その作品の監督が、三木聡さんなんですよ。TV's HIGHの構成作家をしてた人が、今映画監督ですからね。
上野樹里ちゃんの話が出たところで、こんなFAXを」
FAX「ドラマ『エンジン』に出ていた上野樹里ちゃんが主演した映画『スウィングガールズ』は、ご覧になりましたか?先週のわっつで、「日本の映画はあんまり見てない」って言ってましたけど、見ましたよね。樹里ちゃんもなかなかいい味出してました。見たらわっつで感想待ってまーす」
木「ってFAXが飛び込んでますが、残念。みんなの期待をすごく裏切ると思いますが、僕、ちゃんと見てます。ま、日本の映画はあまり見ないって言ってるけど、でも本人が、樹里がさぁ、本人から、「拓哉さん、これ受け取ってください」「なに?」「私が出た映画です」って『スウィングガールズ』のDVD渡されたら見るよね。
逆に俺は、「あ、なるほどね、あの子こういうやってんだ。だったらサックス吹けるよね。だったらお前、打ち上げ出ろ」ってことで、一緒に打ち上げやることになりましたけど。
『亀は意外と速く泳ぐ』。監督も主演の人も縁のある人となったら、ちょっと見たいと思いますよね。樹里も、「面白いっすよ」って言ってましたね。「ありえないっすよ」って。
『亀は意外と早く泳ぐ』って映画、こんな気楽な感じで、のほほんとした映画みたいですね。ボブ・マーリーで、ワンラブ」
2曲目。Bob Marley 『ONE LOVE』。
木「今この曲を聞いている間に、もう一個、宮藤官九郎情報が。さっき吾郎と『夜曲』って舞台で共演してたって情報を言いましたが、もう一個ありましたね。『怪談ニセ皿屋敷』って舞台を、うちの香取慎吾がやってましたけど、そこにも、白い着物着た変な人がいましたね。俺、両方見てますね。あんまり見に行かないんだけどね、メンバーの舞台って(ゴーン←鐘の音)。宮藤官九郎が絡んでるとなんかたまたま見てましたね」
木「さー、ニューシングルが出る!アルバムが出る!ってことは、今年はツアーがある!うちらもいよいよって感じですね。再来週ですよ!「どんな感じのライブになるんですか?教えてください」ってFAXがすごく来てるんですよ。お答えしますとですね。…明日からそのライブのリハが始まるので、中身全然知りません!ここが、僕の今のポジションですかね」
FAX「結構前の話なんですが、ある番組で吾郎ちゃんが、SMAPのライブで、SMAPのみんなが持つマイクの色は、みんなずっと変わらないって話してました。確か拓哉くんは黄緑のテープを貼ったのを使ってますよね。ホントにずっと前から使ってますよね。何で黄緑なんですか?P.S.ライブ、めっちゃ楽しみにしてます!」
木「僕個人としては、楽しみにしてるのは、明日からのリハなんですけどね。
よく見てるなぁ、俺のマイク、黄緑かなぁ。全然意識してないですね。マイクの形は変わってるんですよ。SMAPもくそ生意気にですね、ほかのすんごいうまい人と同じマイク使ってるんですよ。今あるマイクの中で一番いいマイク。「いいマイクってことは、うまく聴こえるのかな?」って言ったら、「いや、逆にすごいシビアに拾いますよ」って言ってましたけどね、PAチーム。
でも、色変わってないかもしれない。暗い中で着替えたりとかするじゃないですか。で、スタッフさんも、音量さんも、次この人がソロで歌うから、音量アップとか、そういうのがわからなくならないように、音量のボリュームのところにテープ貼ったるしてる。
ああそうか。黄緑って言われたら黄緑な気がしますけどね。
時々ね、俺MC中とか、手持ち無沙汰で、あ?て・も・ち・ぶ・さ・た?(←確かめるようにゆっくりと) 手持ち無沙汰で、テープとか、マイクの電池入ってるとことか、貼ってあるのをはがしたくなることがあって、色テープをはずしたことありますね。その代わりに、その年のツアーのシールとか貼っちゃってますね。「これ貼っていい?これ、俺のねって、PAの人たちに言ってますね」
FAX「二年振りのSMAPライブ。ハンパなく楽しみです。着々と準備進んでますか?」
木「さっきから言わしてもらってるとおりです」
FAX「ところで拓哉くんって、ライブで『SHAKE』を歌ってるとき、必ずソロのところで替え歌にしてくれてますよね。でもあれいつ考えてるんですか?前々から決めてたりするんですか?でもライブの途中で雨が降ったりしたら、そのとき突然「雨が降ってきてもー」なんて変えたりするんでしょうか。
あの拓哉くんの替え歌って、もうSMAPライブでは定番になってますよね。今年のライブでも楽しみにしています」
木「すげープレッシャーかかるFAXですが、別に前々から考えてることはないですね。気分をそのときどき言葉にしてるだけなんで。ときどき字余りになってることありますよ。あれ?はまってないぞって思いながら歌ってる。
でも自分でも覚えてるのは、横浜のスタジアムでやらしてもらってるとき、途中で雨降ってきたんですけど、雨のライブ最悪だなって思ったんですよ。ステージ上もすごくて、つるっつるになってて、自分でもへこみそうになってて、ここ上げていかないと駄目でしょ、って思って。で、「♪OH じゅうたいのたくしーも」って、んなくだらねぇこと言ってる場合じゃないでしょ、って、「♪OH 雨が降ってきても」って言ったら会場がすげぇ盛り上がったんですよ。だから、そのときの会場の空気っていうのもアリだな、って思ったのが定番になってきたので、今年のライブは初心に戻って、歌詞どおりに(ゴーン←鐘の音)。
だって嫌じゃん。前々から考えてたとか思われたら。(もし当日元の歌詞どおりでなく)替え歌だったら、会場がそういう空気なんだな、って思ってください。
じゃ、この曲は間違いなく(がしゃん←なにやらやらかした音))あ、灰皿倒しちゃった。灰皿?このスタジオの中、禁煙ですよね。
…そんなことは置いといて。ま、この曲は間違いないですね、間違いなく、やるんじゃないかな。宮藤官九郎作詞、コモリタミノル作曲、ニューシングルですね。世界水泳のテーマにもなってます。SMAPで『BANG! BANG! バカンス』」
3曲目。SMAP『BANG!BANG!バカンス』。
木「なんとですね、来週の生放送のスマスマで、やりたいと思います。やりたいと思いますって俺がいうことじゃないんですけど。ということは、この『BANG!BANG!バカンス』が、初めて振りつきでやります。でもまたむずかしい振りでね。
俺はじめてこの曲聞いたとき、振り付けも大丈夫だと思ったの。こんな感じでいくんだ。大丈夫って。そしたら振り付けの人がすげぇ考えてくれて。ここは肘をこうしてくれ、とか、しっかり振付けられた様子が、生放送のスマスマでチェックできるんじゃないかと思いますけども。なんとその生放送のスマスマで、ビストロのゲストで近藤真彦さんと、黒柳徹子さんが来るんですよ。近藤真彦さんの前で、バカバカバカって新曲もどうかと思うんですけど。まいっか。近藤さんもね、『愚か者』って曲歌ってましたもん。
じゃあどうしよっかな、わっつ見てる人がスマスマの生放送見てなんかわかること。あ、イントロ入って歌い出しまで、8カウントありますんで、その間、僕ずっと手振ってますよ。わっつのリスナーに向かって、「見てるかー!」って。だから、手、振り返して欲しいと思います。
では来週の放送までわっつあーっぷ!ということで、木村拓哉でした」
うーん。レコーディングから一週間でCDに。SMAPさん、CD作るところにムリさせてませんか?大丈夫ですか?
それと、生スマでのお約束。8カウントって、結構長いよ。でも確かに、8カウントずっと手を振ってたら、一度はちゃんと映りますね。でも、ってことは、その8カウントって、特に振り付けはないってこと?
さてさて。わっつレポですが、今後しばらく、お休みさせていただきます。理由は、ツアーのネタバレ対策です(笑)。どうも今日のFAXに対する答えを見る限り、来週再来週辺りはネタバレしそうです。私はネタバレは大っ嫌い!なので、最初から危険は避けさせていただきます。
わっつレポ復帰するのは、そうですね、最短で、8月5日金曜日。ただ、この日は翌日朝から横浜に向かって出発なので、体力的に無理があるかもしれないのですが。
では、復帰までの間、しばらくお待ちください。