徹子の部屋
木村さんを紹介するときの肩書に、ダンサーというのがあって大笑いでしたが、その直後、「この夏首都圏で3大ドームでコンサート」。……首都圏だと確かに間違ってないんだけど、福岡と札幌の立場は……? ドームツアーなんて10年前からやってるのにな……と、福岡県民としてなかなか微妙な気分になりました(笑)。
しかし入ってきてすぐの木村さん、姿勢っつーか、立ち姿がよろしくないなぁ。立ち姿はもうちょっと気を使っていただきたい。黒柳さんは木村さんの立ち姿のこと褒めてらしたけど、木村さんって(というかメンバー全員だけど)、時々驚くほど気の抜いた姿勢のときがあるんですよね。トークに入ってしまってからはいいけど、その場に入ってきてすぐとかはもっと気を張って背筋を伸ばして欲しいし、足先にまで気を配って欲しい。ぱっと見って、木村さんの職業だと大事なことだと思いますしね。
時間にしては短かったけど、黒柳さんがメンバーの話を聞いてくれたのが嬉しかったです。武士の一分の関係で出てきてるんだろうから、映画の話は当然といえば当然だけど、この時期どこでも映画の話は見たり聞いたりすることができるじゃないですか。でもメンバーのことについてなんて、今さらどこでも聞いてはくれない。これだけ長い時間が経って、今だからこそ思うこともあるだろうし、昔はこう思ってたけど最近は変わってきたってこともあるだろうし。
SMAPさんって照れ屋で、メンバーのことを話すときに、本人がいる前では褒めることはほとんど言わないですよね。だからと言って貶すようなことばかり話すって訳じゃなくて、そういうのがネタになるときしか言わない。MC役をかってでる中居さんがそういうタイプだからというのもあるけれど、外のメンバーもそういう傾向がありますよね。コブクロなんかは褒め捲くりで、御馳走様って言いたくなるくらいなのに、SMAPさんはそれがなさすぎでつまんないって思っちゃうこともある。だから、少しでも話してくれて嬉しかったな。黒柳さん、ありがとうございます。
中居さんとはずっと一緒だったのね、と言われて「凄かったですよ」って言ったのがまた良かったです。「凄かったですよ」って考えてみれば凄い言葉ですよね。具体的なことは何も言ってない。何がどう凄かったんだろう(笑)。まぁ昔二人でいいとものテレホンショッキングに出たときに、寝る時間以外はずっと一緒で家族よりもずっと一緒で、でもそれが「パターンですから」って言ってたのを思い出しました。
木村さんはいいともにも出たし(←未見)、報道ステーションにも出たし(←こっちは音消してたけど可愛かった)、大忙しですね。でも舞台挨拶取れなくて良かった……とちょっとマジで思いました(笑)。報道ステーションで流れるくらいカメラ入ってたなんて。まぁちょっとしか流れなかったから、万が一あそこにいてもばれなかったとは思うけど、うちの母親毎日報道ステーション見てるからなあ。
そういや、今日剛くんは地デジのセレモニーにいたみたいですね。たまたまその時間にNHKをつけたら、端っこに剛くんがいてびっくり。あの壇上ってえらい人ばっかりだった(つまりは年齢層がとても高かった)から、剛くんにすんごい違和感でした。
で、そんな『武士の一分』が封切られた今日、私は『プラダを着た悪魔』を見に行ってきました(笑)。ホントは『パビリオン山椒魚』が見たかったんだけど、月曜にチェックしたときと上映時間がかわってて間に合わなかったんですよー。そりゃ前日に再確認しなかった私が悪いんだけどさぁ。今日までだったから見たかったのに。
だから予定変更して前から見たかった『プラダを着た悪魔を』。
『武士の一分』を見る気は、今日は全くありませんでした(笑)。だって映画の日に封切りって、絶対人が多いに決まってるじゃん! そんな日に見にいったって周りが気になって堪能できない(←周りの反応が気になってしょうがないから;笑)ので、もっと時間が経ってから見に行くのです。
以下ネタバレがありますので気をつけてください。
『プラダを着た悪魔』は、面白かった。2時間が本当に短かったです。この間の月イチゴローで、吾郎ちゃんがデートムービーだと言ってたんだけど、「どこが?」と思いました。少なくとも私は彼氏と見に行きたいとは思いません。あのー、この映画、楽しくて、私も頑張ろうって気になるんだけど、微妙に女のいやらしい部分も出てくるので彼氏に見せたくはないなーと(笑)。女のいやらしい部分ってのは、見ている私のいやらしい部分ですね。こういう時はもっとこうだよねー、とか、そこでちょっときつく言ってやらなくちゃ、とか、そういうこと。口ばっかりで実行はしないだろうけど、思考の部分にえげつなさが出ちゃう。……まーつまりは私がそういうタイプだってことか……。
ファッション雑誌編集部の話だけあって、おしゃれでいろんな服が出てきて、それはとっても楽しかったです。私はあんまりおしゃれに気を使う方じゃないけど、おしゃれをしようって頑張ってる女の子はやっぱり可愛くて大好き。あ、このワンピのシルエットが好き、とか、ネックレスはこっちのがいいな、とか、あのマスカラどこのだろう、とか、見てて凄く楽しかった。出てくる服にしろパンプスにしろバッグにしろアクセサリーにしろ、とても買える値段のではないですけどね。
悪魔と言われるミランダ(メリル・ストりープ)の悪魔っぷりがまた好きでしたねー。ここまで来たら痛快ってくらいの悪魔。部下になったら確かに死ぬ目に合いそうだけど、私、意外と嫌いじゃない。ふざけんなって対抗意識燃やしちゃいそうです。負けるのは確実ですが。
で、ひとつ気になったこと。これって深く考えずに娯楽作品としてさらっと見ていいんだよね?ってこと。
この映画はファッション界に飛び込んだファッションに興味のない、ライター志望の子の視点で、ファッション界の凄いところといやらしいところを両方描いてるんですね。ファッションに興味のない彼女からしたら、見かけを着飾ることばかりに血道を上げているおかしな人たち。彼女の周りにいる友達や彼氏も、ファッション界をそういう目で見ている。視点の問題かも知れないけれど、ライターを目指していると言う彼女の目標や価値観と較べて、ファッション界のほうは実にならないものに血道を上げている、オカシナ、要は一段低いもののように描かれているような気がして仕方がなかったのです。
確かにファッションは外側を飾るものであり、内側を磨かないと本質的には意味がないとは思うけれど、本当にファッションに関わるものが大好きでそれを追いかけている人にとっては、かけがえのないものでしょう。
私には、主人公のアンディが、最後までそれを本当に理解したのかどうかがわからなかった。
彼女が外見を変えようと思い立ったときも、ファッション界の中でちゃんと話をしてくれる人のアドバイスに従っただけ、としか見えなかった。途中でおしゃれを楽しんでいるときの彼女は本当に楽しそうだったのに、最後は一周回ってやっぱり元に戻っちゃったような気がした。一周回ったとしても、元の位置じゃなくて螺旋のように違う層にいるのかもしれないけれど、似たような位置に見えたのです。ライター志望なのだから、経験を積むだけの仕事だったとしても、自分の理解できない世界だったとしても、その世界にもっと心を寄せて理解しようとしているっていう描写があれば、彼女の成長がもうちょっとはっきり描けたのにな、と思って。
ナイジェルという脇役は、好きでしょうがないってのが表に出てて良かったんだけど、アンディは俗人的に彼に好意的だからアドバイスに従ってるんであって、やっぱりファッションについてはちょっとバカにしてるような感じのままで終わっちゃったなって。
だから、タイトルにもなってるミランダが、如何にファッションに打ち込んでるか、それを、単に仕事の鬼としてだけでなく、ファッション自体が好きでたまらなくて、それもあって仕事の鬼なんだって部分をもうちょっと出して、さらにアンディがその部分を理解するというシーンがあったら良かったなと思います。
ミランダの人間的に弱い部分というのは出てたけど、それはアンディがほだされる要素ではあると思うけど、それでも仕事にあれだけ打ち込んでるのはファッションが好きだからっていうのがもっと前面に出てればよかったのに。あの描き方じゃ、単に編集長職に執着しているだけのように見えるんですよ。編集長職に執着してるのもファッションが好きで最前線で触れていたいから。悪魔みたいな所業も(性格ももちろんあるけど)ファッションが好きだからこそ。そういう描写をして欲しかったです。
まぁつくり手がそこまで考えてなくて、これはあくまで娯楽ですよーっていうのなら、つまらないこと考えすぎてごめんなさいですが。
と、気になることを相当長く書いてますが、本当にこの映画は面白かったですよ。おしゃれしたくなりましたね。ダイエットしなくちゃって。ダイエットして、服を買いに行くぞって思いました。冬バーゲンももうすぐだし、とりあえず雑誌を買ってこようっと。
拍手にレス。
>28日1時
10月4日ですか……。すんごい前だってびっくりしたんですが、考えてみれば、スマスマが始まった頃って収録して1ヶ月後にようやく放送って当たり前だったんですよね。最近が撮って出しだっていうだけで。余裕を持ってほしいなぁ、とも思いますが、ビジュアル的に威力の強いときには諸刃の剣です(笑)。私も5人だけどの番組って矢って欲しいです。昔やったシークレットパーティーみたいなの、見てみたいですね。
>28日13時
イタドリ! その名前を聞いたことがありますよ。子供の頃過ぎて(笑)記憶があいまいなんですが、確かそんな名前でした。教えてくださってどうもありがとうございます。懐かしいですね。もう一度味わいたいものです。