B'zコンサの話。ネタバレありますよー。これからB'zコンサに行く、ネタバレ嫌な方はこの先は読まないでくださいね。
2月12日に福岡ドームであったB'zのコンサートに行ってきました。去年のコブクロの8月の福岡コンサもそうでしたが、ツアー初日。いつもは初日とかオーラスとかはどこか遠いところであってるから、そういうときに行けるってなんか得した気分。
さて今回のB'zのコンサは今までとちょっと違います。どこがどう違うかというと、席が数種あるんですね。SS席。S席。A席。C席。会場によってはB席もあるけど、福岡ドームは4種。
単純にステージに近い順。SS席がSMAPで言うところのAブロックでした。S席が残りのアリーナ全部とスタンド前方。スタンド中段くらいがA席。スタンド後方がC席。
私は今回SS席が取れたので、行く前からドキドキ。何がどうドキドキってね、SS席は当日会場に行くまで席がどこかわかんないんですよー。他の席種はどうやらちゃんと席番号の入ったチケットのようなんですが、SS席だけ違う。あらかじめB'zサイトでチェックしていったのからすると、たぶんアリーナAブロックくらい。でも実際縦横何席ずつあるかはその図じゃわかんないし、行くまで自分がどの席かわかんないしでドキドキ。
どうやって席がわかるかというと、SS席のチケットとして、チケット引換券が送られてきます。それには名前と生年月日が入ってます。当日は写真付身分証明を持っていくんですが、SS席専用入口があって、そこでチケット引換券と写真付身分証明を係員の方が照合。OKならば引換券のバーコードをバーコードリーダーで読み取り、プリンタからその人の席番号の入ったリストバンドが打ち出されるんです。リストバンドといっても紙製ですが、その場で手首に巻きつけられるんですね。シール部分に切り込みが入ってて、はがそうとすると千切れてしまう。で、そのリストバンドが破れたら席に座れないんです。それならそれで手首にきっちり巻きつけてくれればいいのに中途半端に隙間が空いてたから気になって気になって!
で、実際中に入ってみると、SS席というのは本当にSMAPさんでいうところのAブロック。私はA8ブロックの6列目でした。ど真ん中がA10ブロックだったので、結構真ん中。それもブロックの中の真ん中寄り。「オペラグラスなんか要らないぜ!」な場所ですよ! もう自分の席に向かって進みながらテンション上がる上がる!
6列目って言ったって、ドームだとステージと客席の間は結構スペースがありますが、でもやっぱり近いんですよ。もー出て来たときどうしようかと思った(笑)。
今回のツアー、一番の売りはやっぱりあのステージですね。まずは松本さんがセリで下からあがってきてギターソロでスタート。ソロの最後を今回のアルバムのプロローグとなった曲で締めるとバンドメンバーと稲葉さん登場なんですが、奥からステージごと登場とかもうね!(笑) さすがB'zさん、なにもかもがでかい。
演奏も、B'zのお二人もバンドメンバーももう気合入っててすごかった。すんごいテンション高いんですよね、最初っから。
私が一番ツボに入ったのは、最初の2曲ばかりが終わったとき。B'zはあまりMCはないんですが、必ず入れる言葉って言うのがあって、それが最初の2、3曲が終わったあたり。
「B'zの…(客席;イエーイ!)…B'zの…(客席;イエーイ!)…B'zのLIVE-GYMにようこそ!」
って稲葉さんが言うのが決まり文句みたいになってるの。最初は低い声で、次は少し大きな声で、最後は叫ぶように。
それが今回は、3度目の「B'zの」ってところに松本さんがかぶせてくるんですよ。松本さんって普段はほとんど喋らなくて、下手したらコンサート一回で一度喋るかどうかってくらい。それがこんなに早くから声出してくるなんて、しかも稲葉さんの真似してるみたいに!とテンション上がっちゃいました。稲葉さんも、「ん?」って感じで振り返って、また最初からやり直すんだけど、都合3回くらいやったかな(笑)。そして最後の最後に二人で「B'zのLIVE-GYMにようこそ!」って言ったのがまたテンションあがったー。
相変わらず稲葉さんはカッコいいんですが、私はどうも松本さんを観てしまうんですよね。そりゃ松本さんのことはB'zデビュー前から見てますからね。年季が違う。松本さんのギターの音はいまでも一発でわかるし、ギターを弾くときの左手が好きなのです。だからステージ上の松本さんも見るし、スクリーンのアップの映像も見ちゃう。
そして松本さんがアップになっているスクリーンの映像を見ていた時にふと気づきました。ステージがアクリルだったのかな? 透明な板なんです。きらきらして綺麗だなぁ、でも普通はギターのエフェクトとかが目立たないような色にするだろうに珍しい、と思っていたんです。綺麗だけど、そういうことや強度を考えたら他の素材を選ぶんじゃないかなって。でも透明な板じゃないといけない理由があったんですよ。
今回のステージは、実は可動ステージ。B'zさんとバンドメンバーがいるステージごと動いてドームの一番後ろまで行っちゃうんです。
この話をしたら「嵐のムービングステージみたいなの?」って何人かに聞かれたんだけど、私はムービングステージをワイドショーですら見たことがないのでわかんない。
今回のステージ、A9ブロックとA11ブロックは細長かったんですね。細長くて真ん中A10ブロック側にぎゅっと寄ってる。だから私のいたA8ブロックと隣のA9ブロックは結構空いてたんですよね。そうだなー、1メートル20ちょっとくらいかなぁ。1メートル50強の私が横に寝たらちょっと足りないんだろうな、くらいのスペースが空いてた。
そこがステージが動くための仕掛け(要はレールみたいなもん)の部分だったんですよ。で、ステージごと、A9・A10・A11ブロックの人たちの頭の上を動いてくの。ステージが透明なのは、彼らの頭の上を通るから。すっごかった!
B'zの二人とドラムセットとキーボード2台くらいにハモンドオルガン、そしてベース、アンプもいくつか全部乗っけたまま動くんですよ。私はちょうど動くステージの真横ブロックだったから二人やバンドメンバーが横に来てくれたときに見えたけど、ど真ん中ブロックの人たちはステージの真下から彼らを見るという非常に面白いことに。良い! 後ろにサブステージがあるって聞いてた割に、実際会場に行ったらなかったのでもしや、とは思ってたんですが、ステージがそのまま移動して後ろまで行くって斬新。楽しかった。
メンバー達も下を覗き込んだり、スタンド席の人たちの方に手を振ったり、横ブロックに手を振ったりとかいろいろすっごく楽しそうでした。
もうね、ホントメンバーが楽しそうだったんですよね。ドラマーなんて盛り上がりすぎちゃって何度も何度もシンバル倒して、そのたびにスタッフさんが出てきてシンバル起こして、でもまたすぐに倒して、ってのを延々やってた(笑)。
曲は古いものから最新アルバムまでいろいろやってくれて楽しかったー! でも『恋心』はやってくんなかったなぁ。『恋心』はSMAPさんで言えば『オレンジ』みたいな位置づけの曲ですね。曲調はずいぶん違いますが。カップリング曲なんだけど、ファン投票をしたら平気で2位とか入っちゃうような曲。大好きなんで、また近々聴きたいな。
あとは稲葉さんが衣装を着替えにいっている間の松本さんとバックのメンバーの3人とでやったジャジーな曲がかっこよかったです。ああいう曲もいいなぁ。
やー楽しかったですよー。
楽しくて楽しくて、だけどやっぱりSMAPさんのライブに行きたいなぁって思いました。あんな近くの席でなくてもいいから、最後列でもいいから、SMAPさんのライブが見たい。生SMAPが見たいなぁってつくづく思いました。