ああっ、どうしよっ?!と思いながらも、
ソコに何かがある事を期待して、
蓋をそぉ〜っと全部開けたら、
・・・カラッポだったのである。
当たり前と言っちゃあ当たり前の結果なのだが、
売店で売られていたような、おもちゃの手榴弾でも詰めておいて、
発見した人にはプレゼントするとかして欲しかったゾ。
砲弾のラックもカラではなく、紙製の砲弾でも詰めておいた方が
実感が湧くと思うんだけどな。
ちょっとガッカリしながらも、今度は前方の右側に視線を移した。
と、そこにはまたしても日本語で「弾道計算機」とある。
日本語だとカッコ悪いような気もするが、
英語は、conなんとかとかdeなんとかっていうややこしい単語が多いから
間違えないためにはいいのかも。
こんなモノを使えるはずもないので、
いよいよお待ちかねの砲手の席に座ったのである。
例によって何が何だかサッパリわからないが、
スコープのようなモノを覗くと、
操縦手のスリットよりはずっと外がよく見えた。
そして、砲塔をどうやって旋回させるのか知りたくなったのである。
隊員さんに「砲塔はどうやって動かすんですか?」と聞いたら
「砲ですか、砲はそのハンドルで・・・」とのお答えが。
「いえ、砲身じゃなくって、砲塔ですぅ。」
「えっと、砲ですよね、ん〜とどう言ったらいいんだろう?!」
(だから、砲塔ですってば、砲塔っ!)
おい、に〜ちゃん、しっかりしてくれぇ。
いざと言う時は、君が国を守るんだゾ。(^^;
結局、よくわからなかったのだが、今思うと、
聞いちゃいけない事を聞いてしまったのかもしれない。
静岡のホビーショーで装甲車を見た時にも
「装甲の厚さはどれくらいあるんですか?」なんて、
ヴァカな質問をしたら、答えられないと言われたのだ。
そりゃそうだ、完全に軍事機密である。(^^;
知ってどうなると言うものでもないのだが、
どうも次から次へと興味が湧いてきてイカン。
一通り戦車内部を観察したので、外へ出たのだが、
ひとつ困った事があった。
それは、こんな金属の固まりのようなモノを
貫通してしまう砲弾が存在しているのだが、
そのイメージが全然浮かばないと言うことだ。
分厚い金属を貫通してしまうというイメージが。
きっとこれは、ロシアにでも出かけて
実際に金属板を撃たせてもらわないと実感できないのだろう。
そして戦車搭乗を終え、もうひとつのお楽しみ、
駐屯地で実際の隊員さん達と同じ食事を頂くというイベントのため
再びバスに乗り込んだ。
つづく
・・・やっと、書く気になって来たのだろうか?!
戦車搭乗記の続き。
74の内部に入って、ぐるりと回りを見渡した時、
「ハッチ全部閉めたら完全に密室ですよね、恐いですねぇ。」と
金子様がおっしゃった。
ぎゃぁ〜っ、密室だなんておっしゃらないでっ!!!
まこりんは、閉所恐怖症なのである。
全部のハッチが開いているにも関わらず、
全部閉めた時の事を勝手に想像して、呼吸困難を起こした気分、
ドッと冷汗が出てきてしまった。
どうどうと自分に言い聞かせ、深呼吸したら落ち着いて、
やっと内部の機器類を眺める気に。
最初に目につくのは、砲身の底部というか、
砲弾を込めるところである。
やはりかなり頑丈な造りで、すんごい迫力。
事前のリサーチで砲弾が20キロ位あるのを知っていたので、
世話係の隊員さんに確かめたら
「20キロちょいありますね。」とのお返事。
その隊員さんは一番ペーペー(御本人談)の装填手の時の訓練で、
戦車が激しく揺れたため、砲弾を持ったまま
ころびそうになってしまったのだそうな。
・・・ころんでたら、内臓破裂なんじゃ?!(^^;
「誰も助けてくれないですけど、しょうがないんですよね、
皆持ち場があるんですから・・・。」とおっしゃって、
悲哀を感じさせた。
この時、装填手、操縦手、砲手、車長と順番に
昇進するという事も聞いたのであった。
ちなみに、現在隊員さんは操縦手だそうだ。
次に後ろを振り返ると、砲弾を収めるラックのようなモノと共に
手榴弾ケースと思いきり日本語の黒文字で書かれた
白塗りの金属製の箱が目に止まったのである。
留め金がかかっていて、まさか外れないよなぁ?と思いながらも
いじったら・・・蓋が開いてしまったのである!
ひゃあ、どうしようっ?!
つづく
74式は、試乗用の他にも2台用意されていた。
一台は、自衛隊の制服を貸してくれての記念撮影用だったが、
朝雨だったためにデジカメを持って来なかったし、
やっぱり着るならドイツもんでなきゃなどと思ったため断念。
が、他の皆さんは結構楽しそうにコスプレして撮影していた。
そしてもう一台は、全ハッチ開放、乗り込み自由の内部観察用である。
最初に目についたのは、外部の足回り。
雨上がりの地面を走って来たにふさわしく、
キャタピラや転輪に、実にいい感じで泥がこびりついているのだ。
全部が泥で塗りたくられているわけではなく、銀色に輝いている部分も
チョロチョロと見受けられた。
はは〜ん、これをあのミグ様が鉛筆で表現なさっていたのかぁ!
みんな、よく見てるよなぁ〜(^^;と、
モデラー諸氏の観察力にすっかり感心してしまったのである。
早く内部を見たくてうずうずしていたが、人が数人たかっていたので、
空くのを待っていたら、金子辰也様が記念撮影用の74を指差して、
「ほら、コレとアッチの履帯のたるみ方が違うでしょ?」とおっしゃった。
えっ?!と思ってよく見たら、ホントに違う。
サスペンションだったかの上げ下げで車体の高さが違っていたのだ。
こんな事、金子様が教えて下さらなければ、全く気がつかなかったゾ。
ますます、御一緒して頂いた事の有り難さが身に滲みた。
そうこうしているうちに人が少なくなったので、
まず、一番前左側の操縦手席にノタノタと乗り込んでみたのである。
それにしても、椅子は硬いしホントに狭い!(^^;
後の砲塔下部分とスペース的には繋がってはいるが、
ココから移動するのは至難の技。
砲撃するためには、もうひとりは絶対に必要だから、
戦車ジャックして独り皇帝のいない八月ってのは、
どう考えても無理な訳だ。
席には航空機のように計器類がズラ〜ッという事はなかったが、
まこりんにはチンプンカンプンでとても動かせそうもない。
ハンドルは自転車かバイク系で、車のような円形ではなかった。
そっか、これなら方向転換が楽だよな。
金子様に伺ったお話によると、昔はレバーが左右にあって、
それを交互に操作して方向転換をしていたんだそうな。
そんなんじゃ、操作を間違えそうじゃないか。
実はまこりんは、この日まで戦車の方向転換の仕方を把握していなかった。
車体の底に何か回転するモノでもついているのだと思っていたのである。
もちろんそんなモノはなくて、左右の履帯を片方づつ動かしたり
止めたりして方向転換すると言う事を知って、驚いたのなんの。
と言うか、今まで模型誌の何処を見ていたんだよ!である。(^^;
そして、何より一番驚いたのは・・・
最前線では、当然ハッチを閉めた状態で操縦するんだろうからと
ハッチを閉めたつもりになって、細いスリット上の窓を覗いてみたら
・・・全然見えないんですけど。(^^;
いや、正確に言うと、景色らしきモノはもちろん見えるのだが、
あまりに見え方が貧弱で、外の情報を把握する事が出来ないのである。
防御上の理由から大きくできないのはわかるが、あんまりだ。
まこりんがこの状態で操縦したら、一体何人轢き殺す事になるか。(^^;
目隠ししたまま車を運転するのとあまり変わらないんだもん。
こりゃあ、訓練が必要なわけである。
そして、この時はまだ想像が及ばなかった事を
改めて車長ハッチから砲塔内部に入った時に金子様から指摘されて、
気を失いそうになるのであった・・・
・・・つづく
その乗り心地は、想像していた程悪くはなかった。
えっ?!とびっくりする程、スピードも出る。
エンジン音は相変わらずだったが、あまり揺れない。
土の地面の高低だけで、塹壕越えをしたわけじゃないんだから、
そんなに揺れる理由もなかったのだが・・・。
ただ、まこりんが立っているのが、装填手用ハッチの真下、
戦車内部の装填手用の硬い椅子の座面で、
両足を乗せると余りがほとんどない程狭いのである。
油断すると、足が滑って戦車内部に落ちてしまう。
試乗のお世話をして下さった自衛隊の隊員さんが、
「しっかり掴まっていて下さい。」とおっしゃるわけだ。
外に飛び出す事はなくとも、中に落ちる危険があるって事。
ハッチの縁にしっかり掴まって、上半身と言うか、
胸より上を突き出した状態で風を切って走った感じは、
今まで乗ったどの乗り物とも違った。
目線がものすごく高いだけでも、興奮しちゃう。
降りる時に操縦手さんにお礼を言いつつ、時速を聞いたら
直線で40キロと答えて下さったのだが、
普通の車で走る時速40キロとは、感覚が全然違うのである。
40キロの迫力をモロに感じてしまうと言うのか・・・。
驚きのあまり、半分固まったまんま演習場内を一周したため、
細かいチェックなんぞ、何も出来なかった。
隣で戦車長を務められている金子辰也様と顔を見合わせて
会話する余裕もなく・・・。
今は無き多摩テックや朝霞テックのエンジン付き乗り物よろしく
初めての「感覚」を存分に味わったのである。
まこりんが、戦車に惹かれた最大の理由は、
その圧倒的な存在感からである。
いつか、こんな「存在感」のあるミニチュアを作りたい・・・
などど、夢が膨らんでしまった。
作られた目的は別にして、その金属の手触りやテクノロジーにも
とても興味があった。
金属見るだけで、滾っちゃう体になってるし。(^^;
実物を見るだけでも十分だったのに、
まさか乗れるなんて夢のようだ。
試乗が終わった時点では、まだ「恐怖感」は全くなかったが、
内部観察用に用意された別の74式の内部に完全に入った時に、
ぞぞぞぉ〜っ!!!と寒気がする事になったのである・・・
・・・つづく
戦車試乗の順番が来るまで、ちょっと時間があったので、
その走る様子を眺めていた。
4台の74式で、車長ハッチと装填手ハッチの蓋を開けて
各ハッチに1人ずつ立ったまま乗っているようである。
いや〜ん、楽しみ〜。
程なく、戦車に乗ると服が汚れるというので、
ひとりひとりにダークグリーンの制服様の上っ張りと
ほぼ同色の軍手、黄色いヘルメットが借与された。
この上っ張りが、やたらデカい。
まこりんが小さいのがいけないのだが、
ヘルメットが黄色いのも相まって、幼稚園児のようなカッコである。
金子様は、スラ〜と背がお高いので、よくお似合いだったのだが。
実はヘルメット処女だったために、ベルトの扱いがまるでわからず
オロオロしていたら、金子様がしっかりと締めて下さった。
普通ならね、素敵な男性が顎のあたりに手をやったら・・・
このままチュ〜?!なんて想像をしそうなもんであるが、
まこりん達は、ぜ〜んぜんそんなムードじゃないの。(^^;
身長差もものすごくあるし、服装が服装だったから
ひとりでは何も出来ない幼稚園児とその父親って感じだったろう。
ああ、リュドミラ・サベーリワのビジュアルだったらなぁ〜。
いよいよ、まこりん達が乗り込む順番がやって来た。
ハシゴも用意されていたし、乗るのなんて楽勝と思っていたら、
これが、ちょっとだけキツかったのである。
後部エンジンデッキにまず乗るのだが、
ハシゴが低すぎて、なかなか上がれなかった。
先に乗られた金子様が手を貸して下さって、
もんのすごいお力で手を引っ張って下さったので、やっと乗れたのだ。
ホッとしたのもつかの間、今度は砲塔に上がるのだが、
ひとりで上がれたとは言え、膝を思いきりついてドッコイショ!
パンフレットに「戦車にひとりで乗れる方」と
書かれていた意味がよ〜くわかった。
砲塔に上がった時点で、感動のあまりウルウルしてしまったが、
なんと金子様が車長ハッチを差して、まこりんにすすめるのである!
アンタ、いくら何でも天下の金子辰也様を差し置いて
まこりんごときが車長ハッチに乗り込むわけにはいかないじゃないか?!
ブタの丸焼きでも良かった位だから、車長ハッチは遠慮して
装填手ハッチに乗り込んだのであった。
気分は、タツヤハルト・フォン・コネカルンデ元帥のパレード用に
臨時特別昇進で少尉になったマコリーネ・ディートリッヒ。
あ、ティーガーじゃなくって、74だったっけ。(^^;
同じ戦車のフタを開けて乗り込んだ仲って事は、
金子様とまこりんは、戦友になったわけである。
そして、74が走り出した・・・
・・・つづく
落ち込みの上、かわいいテトちゃんが帰ってしまって、
すっかり寂しくなってブルーになっていたら、
地震直後の閣下よりの打電で、すっかり元気に。(^^;
気を取り直して、戦車女復活。
そうそう、板妻駐屯地で資料館を見学した後、
敷地内に置かれていた61式戦車を触ったところまでだった。
その後、またバスに乗って、実際に戦車に乗る演習場まで移動する事に。
人数が多かったので、もしかしたらエンジンデッキ上につけられた
バスケットに6、7人で立ったまま乗る方かな?!と思っていた。
もちろんそれでもおっけ〜、砲身にブタの丸焼き状態で
ぶら下がったままでも構やしないと思っていた位なのである。
まもなく、車内で戦車に乗る時の注意のアナウンスが始まった。
「二人ずつ、乗って頂きます〜。」と、言うことは・・・
うひゃあっ、バスケットじゃなくって、乗り込みだぁ〜っ!
金子辰也様と顔を見合わせて、「やりましたねぇっ!」
やっぱり、ハッチを開けて乗る方がいいもん。
程なく、だだっ広いが多少高低のある泥地の演習場に到着したが、
既にそこでは前の班の人達の戦車試乗が行われていた。
・・・それにしても、なんてウルサいんだろう?!
戦車って言ったら、キュラキュラとかゴゴゴゴ・・・とかしか
音のイメージがなかったのだが、全然違うじゃないか。
どびゃびゃびゃびゃびゃ・・・、どびゃぁ〜っ!と
物凄い音をたてながら、爆走しているのである。
あまりのイメージの違いに、一瞬固まってしまった。
が、この音圧、身に覚えがあるなあ?!と考えていたら、
ヘビメタ音圧そのものであった。
それも、様式系なんかのおびゅ〜てぃふるなのじゃなくって、
音程なんかどうでもいいじゃねぇか!のスラッシュやおデス。
SLAYERなんかピッタリかも。
そう言えばTANKっていう、まんまの名前のバンドもあったっけ。
やっぱり戦車ってば、とんでもないワ。
あの圧倒的な存在感に抱かれたりしたら、一体どうなっちゃうのだろう?!
・・・つづく
お家に缶詰め、夏バテの上、左足まで妙な痛みが。
今週の月曜日からMLRS砲さんとこのフェレット、
テトちゃんを預かっている。
何でも犬猫以外はなかなか預かってくれないんだそうで、
奥様の御実家に家族全員で帰省している間、
何とかっ!と頼まれてしまった。
仮にペットホテルに空きがあっても、ボッタクられるだろうしなぁ。
まだフェレットと過ごした事はないので興味津々、
しぶしぶ喜んでお受けした。
それにしてもまあ、その暴れ方のハンパでないことと言ったら・・・。
げっ歯系の暴れ方とは、次元が違うのである。(^^;
ただ、全く噛まない子なので、その点は問題はないのだが。
でもなあ、お散歩中に撫でようとすると、
背中を丸めて「シャァ〜ッ!!!」と威嚇するのは如何なものか。
ケージにシャア専用って札をつけちゃうゾ。(^^;
もちろん動物は皆大好きだし、カワイイから許せちゃうが。
・・・そして今晩から弟が友人達と鴨川のマンションにお出かけ。
当然、弟んとこのモルモット2匹とウサギ一羽の面倒もみるハメに。
まこりんは、ペットシッターじゃないってば!(T T)
こんな状況のため、すっかりお疲れ、
戦車女のモチベーションがぁ〜・・・