5年ぶりにPCを新調してみた.前のCPUはAMDだったけど,今回はIntelだ.AMDの最近のAPUは気にならないでもなかったが,linuxでGPUが有効活用できるようになるにはまだちょっとかかるような気がするので,今回は見送り.
ShuttleのベアボーンXH81を使い,Core i5 4690Tと4Gx2のメモリと64GBのmSATA SSDを入れてみた.アレだこういう小型PCっていうのは,画面のついてないノートPCみたいなもんだと思えばいいのかな.ねんのため省電力版のCPUを選択した.
というかここでけっこう失敗があって,あまり深く考えずに普通のメモリを買ったあとで,スロットがSO-DIMMだったということに気付いたのである.ほんとノートPCみたい.買ったサイトにははっきりと返品不可特約と書いてあったので,日本の法律では買いなおすしかどうしようもないようだ.うむー.
気をとりなおしてシステム移行だ.いくつかトラブルがあったのでメモ.
・ブートローダーの移行
今回は光学ドライブも付けてないので,なんとかして新しいSSDにgrubを入れる必要がある.「現在の起動ディスクと違うディスクに,それをルートとして起動する設定でgrubを入れる」というのをうまくやる方法がわからず,けっこう苦労した.結局,一回grubのレスキューモードを使って,新しいSSDから起動してからgrubを入れなおすことでなんとかなった.grubのレスキューモードなんかよく知らないってば.
・ネットワークチップの認識
XH81で使っているRealtek 8111Gとかいうチップは,ふつうのカーネルだとドライバが入ってないらしい.別にダウンロードしてきてコンパイル→インストールする必要があった.
・USB HDDの起動時マウント
データディスクは今まで使っていた3.5インチのHDDを流用する.しかしXH81には3.5インチのHDDは物理的に入らないし,むりやりつなげても電源不足で起動しない.というわけで変換器を用意してUSB3.0経由でつなぐことにした.しかし,fstabに書いておいても,どういうわけか起動時にちゃんとマウントしてくれないのだった.どうも起動時にfstabでマウントする時点ではUSBの認識が終わっていないらしい.
しょうがないので,スクリプトを用意して,ブートシーケンスの最後に改めてUSB HDDだけfsckとmountをするようにした.最近のdebianでは,起動時のスクリプトはinsservとかいうのを使って管理する,というのを初めて知る.
参考になりそうな記事を見つかました.よろしければお試しください!
http://allabout.co.jp/gm/gc/416557/
(2014-09-29 13:14:13)