以前ふま~ゆんさんにお会いした時に『今一番気になるパーク料理屋は大阪ハラールレストランだ』と伺った時、その時は「またベタな名前の店ですなw」と内心軽く思ってたのですが(^^;、家に帰って調べてみたら…大阪モスクのすぐそば?基本ムスリム向けの営業?週末のランチにビリヤニ,ニハリ,ハリーム?な、なんちゅう店を見つけてきはるんや…(京極はん)という訳で丁度上阪の機会、これほどの店に寄らぬ訳には。

阪神電鉄の鈍行に乗って梅田から4駅の千船で下車、駅を降りたら左手の橋を渡り、ちょっと路地を入った所に店はあります。外観はあまり飾りっ気がないので、注意してないとスルーしてしまうかも…。店内は2人テーブルが10ほどあり、適宜アレンジを加えて4人席だったり6人席だったり。下調べに活用させていただいたみつおさんのブログで拝見していた、オーナーのアバシィさんがホール作業をこなす。
[千船]大阪ハラールレストラン
週末のランチは入口脇の黒板に記された物のみの様で、お冷と共に『今日はタリーセットですけどイイデスカ?』の声が掛かる。本当はハリーム狙いで土曜に来てみたんだけど…第2目標だったビリヤニorプラオはいただける様だし、お盆のスペシャルなのかなって事で、承諾。
[千船]大阪ハラールレストラン
先ずはドリンクのマンゴーラッシーが配され、その後程なくしてタリーが。この日のランチタリーは、マトンプラオ,チャパティ1枚,カチュンバルサラダ,チキンティッカ1pc,マトンカダイ,野菜(じゃがいもと冬瓜)カレーと豪華な内容!ハリームが食えなくて正直やや意気消沈してたのですが、このタリーを見て一気にテンションが上がりました。

プラオの香りがあまり楽しめなかったのがちょっと残念でしたが…文句はそれくらい。プラオの炊き上がりはパラパラだし、マトンカラヒ,野菜カレーのパキスタンな感じ(オイリー&スパイシー)を新田寺マハルがなくなって以降久々に堪能し、チャパティも素朴で美味しく、チキンティッカもカリッとしててBBQ全般への自信が伺える仕上がり。この店の全容がこのタリー1枚で表現されている感じがして、食べ終わる頃には「このタリーが食べられてよかった」という思いに変わっていました。

食後のデザートとしてキールも。あたたかいキールってのは初めて食べましたが、あたたかいとやはり甘さが増幅されるので、慣れてない人だとちょっとアレな気もします。
[千船]大阪ハラールレストラン
食後は他の人が頼んでいたのを真似してチャイを頂きつつ、アバシィさんと暫し談笑。『どこでこの店知ったの?』『どこから来たの?』と、朗らかな雰囲気でいて尚且つ話好き、更に日本語もかなりお上手なアバシィさんとお話しするのはかなり楽しい。みつおさんのブログに乗ってたやつだろうか、『こないだは羊の足のケバブを…』とか、『浜松から来るって聞いてる人がいるけど…』とかとか(笑)。料理の味よりもアバシィさんの人柄にやられるってのも分かります。

パキスタン料理に馴染みのある方は、是非一度訪ねてみるべきでしょう。
事前に電話してくれればハリームも作ってくれるとの事なので、今度はハリームを食べに行こう~。

[千船]大阪ハラールレストラン
阪神電鉄千船駅を降りたら左(梅田方面)に進み、川を渡り、阪神高速の下をくぐった先の交差点を右に入った所。