君いーがいは欲ーしくーなーい
一見シャマラン系っぽいこの作品。実際なんだっけ、あの、方角がわからなくなった後に死ぬあのアレに若干似た感じではあった。
ある日突然目の前が真っ白になって、何も見えなくなる「白い洪水」と名づけられた感染症。最初に発症した日本人からどんどん広がっていく。患者は皆ある施設に隔離されるが…というお話。
極限状態にある人間の集団でどんなことが起きていくのか、というのを主眼にしているため、病気はただの舞台装置に過ぎない。
要するにやりたいことはミストに近いのだが、なんだか少しチグハグな感じ。
細かい演出に気を使っているのに、一方で割と大事そうな部分を大雑把に済ませたり。結果的に「ありそうな怖さ」がいまいち薄まってしまっている。
オチも弱かったというか無理やり感があって、やや残念な作品だった。
- しろ:怪奇植物とりふぃど〜(2008-12-02 03:45:01)