み〜

とうとう決意した。 デジ一眼を買い換える。 α-SweetDからα-200へ。 画素数ならばスペック・アップだが、機能が切り捨てられているのでスペック・ダウン。 しかし切り捨てられている機能は私が通常使っていないものばかり。 α-350も考えたのだが、この機種の一番の売りであるライブビュー機能なんていらない。 写真を撮って、とコンデジ渡されると必ずファインダーを探してしまう私には不要なのだ。 使わなければいいだけとも言えるが、その分、本体は大きいし価格も上がる。 この価格の問題は重要。 α-200の低価格はかなり魅力なのだ。 スペック・ダウンも、最新CCDを使っていないのも止む無しと思える値段だ。

今まで600万画素クラスで充分だと思っていた。 ところが、最近、1000万画素クラスで撮っていれば!と思うことが何回かあった。 足を使って撮れない場合、ズームレンズを駆使するか、後からのトリミングにたよることになる。 トリミングに頼るということは600万画素をフルに有効にできない。 元の画素数が高い方が、いろいろ応用範囲が広がるというわけ。

気になるのがAF(オートフォーカス)の速さ。 今より良くなるのならば、即買いしてもいいくらい、今の SweetD のAF速度には不満が積もってきた。 (フィルムカメラのAF速度が懐かしい。) 店頭でちょっといじってみたのだが、キットレンズなので、今の自分の使用状況と比べてどうなのかよくわからない。 ま、悪くならなければいいか。 とにかく今の α-SweetD の後ピン傾向には閉口しているのだ。 また再調整してもらうならもう買い替えでいい...そんな気持ち。 大枚叩いて壊れた液晶を直したのがなんだかもったいないような気がするが、それ以来、充分使ったといえば使った。

…というわけで、α-SweetD の箱を探す。 下取りしてもらうのだ。 フィルムカメラは関係なかったが、デジカメは箱も含め付属品一式揃っている方が良いらしい。 かさばる箱を持って、いざ新宿へ。

しかしさぁ、店員、売る気が無さ過ぎじゃない? 下取りするとその分、値引きしてくれるんだかくれないんだかもよくわからない。 いちいち聞くのも面倒。 撤収。 出直そう。

高画素になるということは、ハードディスクに使用量が加速するわけでそっちの対策も考えないとなぁ〜。

下取りに出すつもりで箱詰めまでした。 持って出た。 持ち歩くにはかさばるサイズなのに、その日は買い替えを決行せず帰ってしまった。 その理由は、価格などの条件が折り合わなかったのではではなく、店の売る気が感じられなかったと言うしょうもないこと。

このα-Sweet Digital は予約して発売日に入手したものである。 3年に満たなかったが、このカメラを手にしない日よりも手にした日の方が多いのではないだろうか。 それは言い過ぎかもしれないが、それくらいいつも一緒にいた。 入手した時に、コンパクトフラッシュをおまけで付けさせて、その日から使った。 箱から出していきなりそのカメラを使うっていうのも凄いよね(笑)。 初ライブから解散までこのカメラが追っかけたバンドがある。

カメラの機能をスミからスミまで使い尽くしたとは言わないし、言えない。 でも使い倒したと言ってもいいだろう。 カメラに対する不満に耐えられなくなって(デジカメの世界は日進月歩だから)手放すことを決意したのだが、愛着は消えない。 私の目で見たもの以上に、おそらく、私の心を写してきたと言っていいカメラである。 自分の分身を手放すようなものかもしれない。 壊れた時に手放せば迷わずに済んだのかもしれない。 心残りが無いと言えば嘘になる。 でも、手放すことに決めたのだ。

さて、新しく入手するカメラで、私は何を撮るのだろう。

売場に活気の無かった新宿はやめて別の地へ。 おぉ〜こっちは売る気があるようだ。 とはいえ、重要なのはお値段。 α-200のボディの最低価格は4万円台を推移している。 何が何でも最安値で買う!というほどまでギラギラしていないので、4万円台前半で買えて、ちゃんと古い方を下取りしてくれればいいかなぁって感じ。

事前にα-SweetDの下取り相場をネットで調べてみた。 満額つけば一万円は越える様だ。 まさか満額は無理として、一万円くらいで下取りしてもらえれば、感覚としては一万円引き。 どんなカメラ(壊れていても)でも下取り5000円とか10000円とかで、過去にカメラを買い換えたことがある。 しかし今回は数件見たが、そんな条件で叩き売っているところはなかった。 下取りしてもらうには、査定を通過しなければならないようだ。

その辺の量販店では、4万円台前半という価格をつけている所はなさそうだ。 が、ポイント加算を考慮すると実質4万円台前半の値段が出てきた。 決まり。 ポイント・カードを増やすのは気が進まないが、プリンターのインクを買ってもいいし、すぐポイントは使ってしまうだろう。

有償でお店の5年保証が付けられるということだった。 おそらく5年使う前に次の機種に買い換えるだろう。 たとえ5年使わなくても途中で一回修理したらお得とセールストークされた。 確かに、液晶を壊したら3万円くらいかかる。 いくらなんでもそういう壊し方(自分で注意すれば防げること)はしたくない。 不調が出るならメーカー保証される一年以内に出てくれ、と願いをかけて、5年保証はきっぱり断る。

ドキドキはα-SweetDの下取り査定だ。 そのお店の査定上限満額は一万円越えとのこと。 ネットで予習した通り。 とはいえ、世の中甘くないので、そこからどんどん減額される。 そりゃぁ使い込んでいるから小さなキズくらいたくさんあるでしょうよ。 背面液晶にフィルムすら貼っていなかったしね。 ...というか、道具なんだから使用していくにしたがって相応の年季が入っていくのは当然だと思っている。 しかし査定結果は思ったより厳しかった...。 カメラの査定というより、おそらく電化製品の査定なんだろう、と思うことにする。 5400円でドナドナ...。 ヤフオクだったらもっと高く売れたかなぁ。 でもあれはあれで神経使うし、ま、いいか。

こうして私の手元にα-200がやって来て、苦楽を共にしたα-SweetDは去って行った。

勢いと衝動で買ってしまった160GのiPod(ただし整備済品)。 液晶にキズがあり、我が家に到着して早々戻って行ってしまった。 無傷になってすぐに戻ってきたのだが、タイミング的に、iTunes ライブラリ復興作業のテンポラリー領域として使う計画は流れた。

なんだかメニュー画面が綺麗な iPod 160G にとっとと乗り換えたかった。 が、iTunes ライブラリをお引越しさせなければならないので作業をついつい後延ばし。 しかし、旧 iPod(80G)を下取りに出す期限が迫ってきたので、意を決した。

お引越しといっても iTunes ライブラリの入っている外付けHDDをあっちからこっちに繋ぎ替えるだけ。 とはいえ、万が一のことを考えて、バックアップをとる。 まず旧 iPod(80G)にiTunesライブラリを可能な限り同期。 容量的に全部同期はできないのだ。 次に、iTunesライブラリのライブラリ・ファイルだけコピーしてバックアップ。 そして繋ぎ替える。 さっそくライブラリ・ファイルは書き換わっている。 さて iPod 160G を繋ぐ。 今度は余裕があるし、iPhoto ライブラリの管理パソコンと同じパソコンに iTunes を移したので写真も入れてみることにする。 さすがに同期に時間がかかる。

ここで落とし穴。 iTunes Store から買った曲はDRMがかかっているので、別のパソコンで再生するには認証しないとダメだと怒られる。 認証作業自体は簡単。 気になったのが、最大5台まで認証できるうち既に2台認証済みだということ。 1台は今まで iTunes サーバーにしていた Mac mini 君。 もう1台はどれだ? しかも認証を解除したくなったらどうすればいいのか? これはきちんと調べておかないといけない。

最大の「売り」はカバーフローなのだろうが、表示がいまいちサクサクではないのでなんとも。 それよりも何よりももっと地味に、メニュー画面の右半分に画像がスライドショーで出てくるのが単純に楽しい。 写真も入れたので、アルバムのアートワークと自分の撮った写真がシャッフルされてスライドショーになるのが面白い。 入れた写真はライブ写真ばっかりなので、ある意味、違和感はない。 しかし商品アルバムのアートワークとシャッフルされるのでなんだか自分の写真がグレードアップしたような錯覚に陥る。 このスライドショーを見ているだけでなんだか楽しいかも。 音楽再生中のアルバムアートワークの表示の仕方もカッコよくなった。 「なんだか楽しい」「なんとなく面白い」これぞ iPod の魔力。

映画監督で俳優のシドニー・ポラック氏死去のニュース。 シドニー・ポラック氏って、聞いたことのある名前だけど、えぇと、えぇと…。

「追憶」 「愛と哀しみの果て」 「トッツィー」

「追憶」は、私が、バーブラ・ストライザンドに一目置くようになったきっかけの映画である。 確か「スティング」との二本立てで映画館に行った。 お目当ては「スティング」。 この2本を両方観るとなるとかなりの長丁場だが、片方しか観ないなんてそんなもったいないことはしなかった。 ちなみに、家庭へのビデオデッキの普及率が50%に満たない頃の話だ。

バーブラ・ストライザンドって決して美人タイプの顔立ちではない。 しかし、映画に引き込まれていくうちに、いつの間にかものすごく綺麗に見えた。 内面から出てくる美しさとはこういうことか、と思った。

初めて見たときは、赤狩りのことがよくわかっていなかったので、話にはイマイチついていけなかった。 その後、テレビ放映などで繰り返してみて、やっとストーリーがわかったような次第。 ロバート・レッドフォードが、かっこいいんだけどただ外見的にかっこいいだけの役で…。 レッドフォードってそんな役が多い(苦笑)。 でもかっこいい(笑)。

【このトピックへのコメント】
  • tomoレッドフォードへのコメント、確かにそんな感じで・・笑ってしまいました。でもかっこいい(笑)。
    「追憶」の最後、再会のシーンは本当に美しく・・すべての動作にも沈黙にも美しい存在感があって、大好きなシーンです。そういえば、バーブ・ラストライザンドって、エイミー・ワインハウスにちょっぴり顔立ちが似ているような、似ていないような。。
    (2008-06-01 11:08:50)
  • み〜「追憶」のレッドフォードは、かっこいいだけじゃない、と一言で言いきれるような役柄ではなかったですよね。だからこそあの最後の再会のシーンがあるわけで…。
    歩み寄る意思がお互いにありながら、違う道を進まなくてはならなかった...そんな時代を色濃く感じます。
    (2008-06-02 00:29:37)

α-200初使い〜! 何がどうだったって、軽快さに感動した。 手にすいつくような感じで、スイスイとシャッターを切れる。 AF(オートフォーカス)が速いってこと? ファインダーも明るい感じがする。 青空の下で撮ったのではない。 条件の悪いライブハウスで撮影した感想。

過去に「軽快に撮る」ということを話題にした。 デジカメで軽快に撮れなかったからである。 デジカメは軽快に撮れないもの、となんとなく思っていた。 フィルム一眼レフカメラの最終形ほど軽く小さいデジ一眼はしばらくは出てこないだろうと思ったのがその理由。 遠い将来はわからないが。

α-200はそんなに小さくないし軽いわけでもないと思う。 しかし軽快にシャッターを切れるのだ。 軽快さが楽しい。

ライブビューなんて重たく大きくなるようなものはいらない。 AS(アンチシェイク)だってその機能をなくして小さく軽くなってついでに安くなるのだったら、なくてもいいと思っているくらいだ。 思い切って機能を切り落としているα-200に拍手。

とりあえず感じた難点は、フラッシュのコントロールが面倒だということ。 オートポップアップが復活したのだ。 フラッシュ禁止とフラッシュを炊きたい時の切り替えのボタン操作が煩雑。 α-SweetD で、フラッシュをポップアップしているか否かでフラッシュのコントロールができるのが直感的にわかりやすくて良かった。 もっとも取扱説明書も開いていないので何か良い方法があるのをわかっていないだけかもしれない。