そうか、わかったぞ。
あの薄ピンクの光はShigeponの鎧に反射した夕日の色だったんだ。
Shigeponのプレートアーマーは薄ピンクだ。
しかし、今のところShigeponとChrisを結びつけるものは何もないな。
むしろKinoppiを殺そうとしていたようだし・・・。
うーん、他に手がかりはないか・・・うーん。
まてよ?
最後にChrisを病院に送り届けてもらったのは確か・・・ハイエースに乗った緑のズボンの男・・・頭文字ペーさんではなかったか?
彼は休日も出勤していたはずだ。しかもサービス残業なんて当たり前。
あんな時間にあそこを通りがかるだろうか?
Chrisの死を確認するために偶然を装って通りかかったとも考えられないだろうか?
しかし動機がない。
ハーフリングとハーフエルフと同盟関係であるし、仲が良い。
ハーフ&ハーフの関係なのだ。
推理ばかりでは物事は前に進まない。確認してみる必要があるな。
Shigeponに電話してみた。
Shigepon「もしもし?」
Kinoppi「ああ、Shigepon?」
Shigepon「もしもし?あれ?」
Kinoppi「ん?どうしたの?」
Shigepon「んー、んー、もしもし?」
Kinoppi「もしもーーーーし?」
Shigepon「ピーーーーー」
留守電でした。
変なトラップしかけてきてんじゃねー!
気を取り直して・・・頭文字ペーさんに電話してみる。
ペー「はろはろ?」
Kinoppi「あ、ペーさん昨日の夕方ハイエース乗ってたよね?」
ペー「うん乗ってたよ」
Kinoppi「夕方Chrisさんを病院に送り届けてくれたよね?」
ペー「そうそう、一番近くの病院までぶっ飛ばして運んだよ。でもだめだった・・・。かわいそうに。」
Kinoppi「そっか、昨日は仕事休みだったんだ?」
ペー「うん、ひさびさにゆっくりしてたんだ。昼から買い物に出かけてね、その帰り道にばったりKinoppiさんと出くわしたってわけ。」
Kinoppi「そっか・・・うん、ありがとう。」
どうやら仕事は休みだったらしい。ペーさんはシロ、か・・・。
Kinoppiはもう一度殺人現場に行ってみることにした。
犯人は現場に帰ってくると言う。まさかとは思うが、なにか手がかりがつかめるかもしれない。そう直感したのだった。
ネタバレ注意ですぞ!
でも緑(パンツ)の言うことはあてにならないですぞ!(2011-07-03 11:27:00)