住田 裕

環和我話 2006-09-10 22:08「Re:名案」へのコメント:

 天皇制が国家の根幹であるかどうかは私にはわかりませんし、個人的に天皇制が実用的に必須かと問われれば、共和制で運営されている国家がいくらでもあるんですから、そういう特別扱いがどうなんだとか、さらにドライに言えばコストパフォーマンスの話にしかならないのは承知しています。

 しかし、そういう考えに対する抵抗は、実用性なりナショナリズムへの欲求を満たせなくなり困るというだけではなく、いつから始まっているのかもわからないほど長い間続いていてバチカンですら敬意を払う伝統に対するノスタルジーも大きなウェイトを占めていると思います。

 また、名案というエントリーで述べられていることも、言わんとすることはわかりますし、私もそんな窮屈な身分になるのは真っ平ですが、形こそ違えど伝統を守っている方々にとっては、努力を傾注する対象として、また、アイデンティティの一部として受け入れている部分もあるのではないでしょうか。

 もし、制度整備によって彼らが救済されるのならば、そのような努力が報われるような方向性で行われて欲しいと思います。

【このトピックへのコメント】
  • 環和我話「Re:Re:Re:名案」続けるのがいいかどうかわからないのですが。「天皇制が国家の根幹である」と住田さんがお考えでないことは百も承知です。ただ、そういうことを堂々と言う人々がいて、それに対して、え?という反応が皆無であ...(2006-09-11 22:19:51)