「Sneakers」という映画のビデオを見た。先日公開された「スパイゲーム」(略称パイゲ)のレッドフォード氏が主演の…諜報ものっつーの?そんなの。
主人公のマーティンは警備体制のチェック屋さん。銀行破りなんかをして、セキュリティのチェックをするお仕事ね。ビショップは若かりし頃は凄腕のクラッカーで、相棒と二人で暴れまわっていたが、ヤサがバレて警察に乗り込まれて。しかしビショップ自身はたまたま外出していた為に逮捕を免れたのだ。そのクラックの腕を活かして過去を抹消した彼は名を変えて何食わぬ顔で社会に戻っていった。
そんなマーティンの前に、彼の過去を知る男が現れる。彼はアメリカのなんちゃらという機関と名乗り、マーティンにソ連が開発援助しているという暗号解読機の奪取を依頼する…。
全編通して騙しあいが描かれる。誰が信用できるのか?誰が嘘をついているのか?派手な展開はないが、練られたプロットと巧みな演出で最後まで楽しませてくれる。
脇を固めるメンバーも、トンデモ陰謀説大好きのマザーと元CIAのクリースの掛け合い、いい味出してる盲人のウィスラーなど、非常に魅力的に描かれている。
10年ほど前の作品なので、コンピュータ技術の描かれ方も時代を感じさせる。冒頭でマーティンがクラックに使ってるのはどう見てもホスト系だし、逆探知を避けるのに複数のサイトを経由して時間を稼ぐなど。
裏のかきあいとかスパイ物なんかが好きな人は楽しめると思うYO。