2泊3日の札幌出張も終わり、とりあえず今月の出張はこれで終了となった。

札幌の天候も、当初予想された曇のち雨ではなく晴れた日々となり、気温も14℃程度まで上がり、スーツのみで過ごす事ができた。大通り公園の桜も咲き始めていた。

今回の出張で特筆したいのは、宿泊したビジネスホテルについてである。札幌駅からタクシーで10分前後のキリンビアホールや豊平川に近い、その名も「北ホテル(KITA HOTEL)」。演歌の題名のような名前のホテルだが、ネット検索して初めて使ってみた。謳い文句は「47平米のラージツイン一人占めプラン」と「健康志向の朝食バイキング付き」だ。

ホテルの建物は中規模で、コンクリ打ちっぱなしの目立つ壁と暗めの間接照明がモダンな雰囲気を醸し出している、と言えば聞こえはいいが、ビジネスホテルなら別にムードにこだわる必要もないだろう。ロビーやフロントもしゃれたフレンチレストランを思わせる。

広いとはわかっていたものの、改めて部屋にはタマげた。ソファーセットの置かれたリビングスペースとセミダブルのツインベッドスペースが家具で仕切られていたが、そこにドアを付ければリッパなスイートルームと言ってもいい位だ。バスルームも10平米はある広さで、深めのバスタブとトイレ、洗面台は2台ある。TVはリビングに大型が1台、ベッドスペースに1台設置されている。今まで泊まったどのビジネスホテルより広く、快適な空間だ。

朝食バイキングも、産地や品質にこだわった和洋食が並び、私の必須アイテムと言ってもいい生卵や温泉卵も完備されている。前日どんなに飲み過ぎても、卵かけご飯と牛乳さえあれば食欲も出て回復し復活できる。だが大抵のホテルでは良くて目玉焼き、大抵スクランブルエッグ止まりなので、これは嬉しかった。しかも地鶏卵と来れば、思わず顔もほころぶというものだ。

これで一泊料金は、ネット特価だが出張規定内で収まる¥11500である。この他にも41平米プランやもう少し小さな部屋のプランもあるようだ。そんなわけで、今回の札幌出張は仕事よりも大満足のホテル発見という成果が得られたのである。