出雲眞知子

停電後の行動。

とりあえず外に出て確認したら、近くのコンビニも停電なので、このあたり一帯が停電とわかる。

実家に電話するも出ず。
念のため歩いて確認に行く。案の定、向こうも停電。
なんと、向こうの電話は、停電すると鳴りもしなくなる代物だったとは。

車に乗って帰る。夫が仕事に行ったので、こっちの駐車場が空いてるから。

車のラジオとテレビで、停電区域が思いのほか広いことを知る。
が、横浜あたりはすぐ回復した、というので、ここらもそろそろ、と思ったら、ケータイが鳴る。娘からで、電気がついた、とのこと。

実家に電話したら、向こうも回復したそうだ。
で、どうして車で出たのか聞かれたので、「いや、さっきは言わなかったけど、実は内心、最悪テロの可能性もあるかと思ったから」と正直に答えた。
母はきょとんとしているようだった。心配性のおかぶをこっちが奪った格好。

息子は部活の合宿中。夫は仕事。
残った娘と母を守って、なんとか生き延びなければならないことになるかも、とほんの一瞬だけ、考えたのだった。

危機を増幅させるようなことを平気でしたり言ったりする人たちがいる限り、最悪の可能性は増えこそすれ、減ることはないので。

こういうのができてたんだ。(たまたま拝見したこちらで、今頃知る。)
−出産・育児による研究中断者への復帰支援フェローシップ−
隔世の感あり。すごいね。

わたし自身、その昔研究諦めようかと思ったときに、学振のおかげでクビの皮一枚つながった経験があるのだが、さすがに子供は定職を得てから産んだ。つまり高齢出産。
そういう経験から考えても、この制度は画期的だな。

ただ、これもまあ少子化対策の一環なんだろうな。
大事なのは、この制度を堂々と使えるような、職場の理解と家族の理解があることだな。