メガテン×ファイアーエムブレムの悪魔合体で発表当時は随分話題になったゲーム。
メガテンというか、むしろペルソナの雰囲気が強い。悪魔合体はないし、悪魔会話もゲームの主軸としては据えられていない。バトルの難易度が高いのはメガテンというよりアトラスのお家芸だし。
ペルソナのシステムで、主人公や仲間たちのペルソナがファイアーエムブレムの英霊達、と捉えてもらうと分かりやすいかも。
バトルゲーとしてはよくまとまっている。アトラス的なピリッとした難易度だし、心地よい演出など、飽きさせないような仕組みが随所に見られる。さすがに終盤ともなるとちょっと飽きがくるのと、ラスボスが妙に弱いのはちょっと残念かもしれない。
舞台は芸能界をテーマにした現代劇で、主人公と親友(悪友?)ポジションの男性以外は、登場人物はほぼ女性。いわゆるハーレムゲーの要素が強い。登場人物間に軋轢はほとんどなく、ある意味ストレスフリーなゲーム。ペルソナ4的というか。
ただ、軋轢が無さすぎて、「仲間たちとの絆が~」とか言われてもあんまりピンと来ないんだよね。衝突して、それを解消してこその絆じゃない?以前「コンテンツのお粥化」という記事を読んだけど、最近は仲間同士がギスギスしあうのは嫌われるのかな。キャラが立っているだけに残念。エリーかわいいよエリー。
全体的によく出来てはいます。ただ、キャラゲーとしては個人的にはもう一押し。