hirika
 いや、レポはレポじゃない。あれはレポートじゃなくて単に見て思ったことを書いただけ。でもまぁ、「誰それがどうだった云々」というレポは検索すれば腐るほど出て来るだろうから、それを読むがいいです。あたしはもうそういう些細なことは一切忘却の彼方よ。ほら、脳細胞の死滅するスピードが上がってきてる年頃だから。
 てゆかね、今回、更新すんのに20分もかかったよ。たかが5つのファイルアップすんのに。フリーのFTPソフト落として来て、それ初めて起動して設定してでも上手くゆかなくてつながんなくて、つながったはいいけど今度は転送にいちいち時間がかかっちゃって。
 ああ、やっぱしFetch落としてこようかなー……。
 人を救うこともあれば、傷つけることもあって、逆に、慎重に選んだ言葉が人を傷つけることもあれば、救うこともあって。だから、言葉を発するときはひどく怯えたり、恐くて結局言えず終いだったりすることもあって。そして後悔する。
 でも、言葉にだって絶対なんてない。何がどう伝わるのかなんて、どんな感情をもたらすのかなんて、相手へ向けてみなければわからない。
 どれだけ考え抜いたか、神経を使ったか、が重要じゃないんだと思う。どんな言葉であっても、それを発することに伴う重みを自分で負うこと、負ってゆこうとすることが重要なんだと思う。そう、失敗したら、それを背負っていけばいい。
 言葉は伝わらない。どうにもならないくらい伝わらない。でも、だからこそ、あたしはこれからも書き続けたいよ。伝わらない、と苦しみながらも発したいよ。伝わらなくとも触れることはできて、それによって自分以外の存在を感じることができるから。
 昨日書こうと思っていて書かなかった記述を以下に。


 削除すんの忘れた。
 昨日『最近』の続きを書こうとファイルをクリックしたときまでは憶えてたんですが、その後すっかり忘れてました。や、26日までの分までしか書いてなくて、それ以前の分も書き足したいところがあって、でも時間がなくてすげー焦ってたんですよ。加えてFTPソフトどうしようってのもあったので、日記を書き始めてしまったらもうまったく思い出しもしなかったのでした。
 そういうわけで先ほど削除してきましたが。
 正直なところ、「うさたんを閉じる」と書いた後、書き込みがあるとは思いませんでした。だって別に、閉じたからって言葉のやり取りができなくなるってわけじゃないし。それに、何かしらのきっかけがなければ行動を起こせない人達──つまり「閉じる」という状況にならなければ書き込まない人達に対し、「hirikaさんきっとキレるよ!」と、もう何年も読んでくれている人達は想像していたんじゃないか、と思うのです。それを避けるためにも書き込みはしないだろう、と。そして何の書き込みもなく閉じられてゆくのだろうな、と。
 でも「閉じる」と書いた途端立て続けに書き込みがあって、ふつうここは喜ぶところなんでしょうけど、「へぇー」みたいな。「ふーん」みたいな。なんか、なんか自分がひどく安っぽい感じがしました。こういう、表層だけのもので喜ぶと思われているのかと。まぁ、そういうつもりで書き込んでくれたわけではない、とは思うんですけど、どうにも気持ちが冷めてゆくし、次第に機嫌が悪くなってゆくのを止める術はなかったのでした。
 でまぁ、もういいやと思って「削除する」ということ以外まったく気にも止めずにいたんですけど、昨日、最後の最後に、日付が9/1になってからですけど、書き込みがあって、そこに書かれた言葉を読んだらそれらのことが吹っ飛んでしまいました。
 まぁ、目にすることができた人はラッキー、ということでここには書きませんが、「言いたいことがあれば書けばいいんだよ、人がどう思うかなんて気にしないで」「それで伝わらなかったらそれでいいじゃん」と思ったっていうか。なんかもう「あたしがどう思おうと関係ないじゃん?」みたいな、「自分が思ったことだけ書けばいいでしょ」みたいな。
 ──あの、ちょっと私信っぽくなっちゃうけど、それとこれは褒め言葉なのでくれぐれも注意して欲しいんですけど、あたしはあのある意味自己完結した書き込みがすごくうれしかったんですよ。だって、「それって自分が言いたいことでしょ? あたしに対する気遣いほとんどないでしょ?」って文章なんだもの。
 どんな言葉がどういう人にどう受け取られるか、それは投げかけてみなければわからないものです。人を気遣う言葉は、多くの人にとってきっとありがたいものなんでしょう。でもあたしは、人から言葉を向けられるとき「その人が何を伝えたいのか」が一番に重要であって、それ以外はどうでもいいのです。
 伝わってきたことが嬉しければ喜べばいいし、嫌なら不愉快になればいい。そして、そういうやり取りを重ねてお互いを知ってゆくこと、理解できないところがあるのだと知ること、理解できずとも受け入れること、あるいは受け入れることはできないと伝えること──そういうのがコミュニケーションだと思うのです。
 うさたんはコミュニケーションの場でした。少なくともあたしはそう思っていました。そしてその場が閉じられる最後の最後にこういう、自分がしてきたことの正しさを証明するかのような書き込みがあり、あたしは「なんだ、やっぱりこれでいいんじゃん」「何がたいせつかを知ってる人はやっぱりいるじゃん」と思ったのでした。
 まぁ、うっかり削除するのを忘れていたからこそのことなので、それを考えるとアレなんですけれども。
【このトピックへのコメント】
  • mihoさようなら(2004-09-06 13:25:53)
2004-09-02(Thu) 23:39

Utada『Exodus』

 昨日、Utadaこと宇多田ヒカルの全米デビューアルバム『Exodus』のサンプルが入って来ました。なのでー、早速聴いて聴いて聴きまくったのでその感想です。

 一度目。つまんないかも。
 二度目。いいのか悪いのかわかんない。
 三度目。結構いいかも。

 ということで、何度も聴いているうちにM-5の『イージー・ブリージー』が気に入り、今日聴いていたらM-3『エキソドス'04』とM-8『アニマート』をいいなと思うようになりました。そして、こうして気に入った曲が現れてくるにつれ、なぜ最初「つまんない」と思ったかの理由がわかってきました。
 ヒッキーの曲ってわかりにくいんだよ。
 何がどうわかりにくいのかと訊かれると答えるのがむずかしいのですが、宇多田ヒカルを聴くのはひさしぶりなので、最初なかなか曲・メロディが入って来てくれなくて、むしろ跳ね返される感じがしたのです。心が持っているリズム──バイオリズム的なものでしょうか、それがまったく合わない。なので曲が伝えようとしていることがまったくわからず、ゆえにわけがわからないという。
 まぁ何度も聴くうちに取っ掛かりというか、フッと重なる部分があって、それからは入ってくるようになったんですけど、「ああ、宇多田ヒカルってこんなにわかりにくかったのか」と思いました。いや、ヒッキーとあたしとでは何ひとつ共通するところ、というかわかり合える部分がないからこうなったんだろうな、とは思うんですけど。
 個人的にはとてもいいアルバムだと思います。既発の3枚のアルバムよりもこれの方が好きかもしれません。ただ、CD屋店員的には……うーん。宇多田ヒカルというアーティストが好きなら買いだと思います。コアユーザー向けというかマニア向けというかそんな感じなので、「シングル曲以外好きじゃない・興味ない」という人は試聴してからの方が無難かなぁ。

 ……て、今アマゾンのカスタマーレビューを読んだらどうにも不評なようす。なので言い直しましょう。ごくごく普通の、一般的で凡庸な、型にハマった人にはこのアルバムの良さはわからないと思います。たぶん売れないでしょうねぇ、どこが良いのかわかんない人の方が多いから。
 なんだろうなぁあたしは、と思う。いや、自分に非常に正直なだけだとも思うんだが。
 褒められてもうれしくないのね。自分でも自信の持てる部分があることを褒められればうれしいんだけど、どこがどのようにダメかを自覚しているものだと、落ち込む。
 や、別サイト関係のことなんだけど。「褒められてもなぁ」ってのはあって、だから反応がないのは却ってありがたいんだけど、どうにもこう──勘違いしようがないよなぁ、と思ったり。
 「自分でもダメだと思っているものでも良いと思ってくれる人はいるんだ」と思える性格なら良かったんだけどねぇ。そこら辺がひねくれてるっていうか。いや、「自分で納得できないことを他人に納得されても」みたいな意味では本当に自分に正直だよなと思うんだけれども。

 褒めてくれる人の気持ちはうれしい。でも褒められると「自分が何をしているか」ということと向き合い、その駄目さ加減を実感することにもなるのよねー。はぁ。
 ということで、ADSLにしようと思って申し込んだのにまたNTTにキャンセルさせられました。どうにも納得がいかないのでメールを送ってみたよ。←とか可愛らしく書いてますが、今のあたしの状態はみなさんのご想像通りです。
【このトピックへのコメント】
  • gene「Re:おへんじがきたよ!」 わかりやすいへんとうをありがとう! NTTはひとをだますのがおしごとなんだってことがよーくわかったよ! すごいね、きぎょうぐるみでおおぜいのひとをだましてもつみにはならないんだね!...(2004-09-08 13:51:18)
2004-09-08(Wed) 00:39

言葉。

 あたしが本家で書いている言葉の中には、あたし自身が「10代のとき、大人に言って欲しかった言葉」がいくつか書かれている。何を書いたかよく憶えてないので具体例は挙げられないが、そう言ってもらえていたらもう少しは生きるのが楽になっただろうに──そういう想いを込めた言葉だ。
 言葉というのは不思議だ。人をひどく傷つけることもあれば、光をあたえてくれることもある。あたしは10代の頃、自分が苦しんでいることにさえまったく気づいていなくて、けれどもどこかで救いを求めていたのだろうと思う。そうして、10代の頃の自分を癒す意味もあったのだろう、サイトを始めると己が求めた言葉をそこに書き綴った。
 その言葉が「今の自分より一回り以上も若い子に届く」と知るのは、何とも言葉にしがたい感覚だ。あたしが求めてやまなかった言葉を、今、同じように求める子がいて、そして届いている。
 過剰な責任感はない。ただ、あたしは自分が書きたいときに書きたいことを書きたいように書くだけだ。けれど、そう、こういうときに思い出す言葉がある。
自分自身をいつわるな。
自分や世界にウソをつくな。
自分ともっと話しあいなさい。
 いつまでそう在れるかはわからない。けれどできうる限り、あたしは自分自身から目をそらさずにいよう、自分自身と向き合おう、と思う。そしてそこから生まれた言葉を書いていけたらいい。
 ここのところずっとelementsで遊んでいます。ネットにしてもそれ関連のサイト巡りばかりで、役に立ちそうなサイトを見つけてはガシガシお気に入りに入れています。と言ってもロゴとかバナーなどの作り方を教えてくれてるところばかりなんですけど。
 そゆわけでバナー作ったりバナー作ったりバナー作ったりしてるんですけど、こう、サイト巡りをしていて思うのは「道具は使いよう」ということです。同じようなものを作るにしても人によって別のやり方をしていたり、フィルタにしてもそんな使い方があるのか、と驚く方法を使っていたり、なんとゆーか、「ツールを使うセンス」を問われるソフトなんだなぁ、と感心しています。
 まぁ、あたしにはそういうセンスはないので、もっぱら人様の知恵を拝借というか、その恩恵にあずかっているわけなんですけど、エレメンツ、どうもアクションファイルは使えないっぽい感じでプチ落胆しています(プラグインはいくつか入れた)。
 リンクについてどう考えているのか、いろいろな人に訊いてみたいという気持ちがある。あたしはもうすっかり日記サイト(死語?)に染まっているので、人様から文中リンク貼られようが、リンクページに紹介文とともに貼られようが、どっちも同じという意識なんだけど、日記サイトとかブログという文化にあまり触れることのない、日記以外のコンテンツが充実しているサイトの人達にとって、やはりリンクというのは大きな意味を持つものなんだろうか。つまりは、自分にとって特別な思い入れがあるからこそリンクするのだ、という。
 こんなことを考えたのは、先日新たに見知らぬサイト(おそらく同人)から本家にリンクが貼られ、そこから毎日同じIPでのアクセスがあるからなのだ。本家はリンクフリーで連絡不要、どこに貼ってもいいが気づいて欲しい人はトップページにお願いします、と説明書きしてあり、ということはあたしから何らかの反応が欲しいのかなー、と思ったのだ。だって、それほど頻繁には更新してない、というのは『真面目』で一番新しい散文が更新された日付を見ればわかりそうなものじゃない? なのにこうして毎日来るってのはねぇ。
 リンクページからかそれとも文中リンクかに関わらず、あたしは相手に興味が持てなければ反応はしない。リンクを貼ってくれているサイトやアンテナに入れてくれてる人というのは、うちのようなサイトでさえ両手の指じゃないと数えられないくらいはあるけど(それで充分足りるけど)、でもそのほとんどに対してあたしは無反応だ。だって相手に興味が持てないのに、社交辞令で「ありがとうございます〜」なんて言うの鬱陶しいし、別にリンク貼られたからってそれに反応する義務はないし。
 で、そんなことを考えていると、日記サイトとその他のサイトではリンクに対する思い入れが違うのかな、なんてことが頭に浮かぶわけだ。でもって「自分にとって思い入れがあるからリンクを貼ったのだから、相手もきっと喜んで反応してくれる」と思っているのかな、と考えてしまう。うちって本当にアクセス数少ないから、そう思われてもおかしくないし。
 でも、あたしは自分が興味を持てた人とでなければ関わり合いたくないし、社交辞令で挨拶するのも面倒という人だ。だからリンクを貼られただけで特に何かしら言ってこないのであれば「あー、リンク貼られたんだ」で終わりだし、もし何か言って来られても「ふーん」で終わることが多い。そしてこういう「相手に対する興味のあるなし」をあからさまにしているから、あたしには人が寄って来ないのである。誰だって「あんたに興味ないよ」とはっきり態度で示されたら気分悪いもんな。
 閑話休題。そういうわけで、あたしなんかはリンクを貼られても嬉しいと思うことはあまりないのだが、他の人はどうなんだろう。日記だけを書いている人、素材屋さん、コスメサイト、デザインやイラストのサイト、オンライン小説サイト、同人サイト、それらのサイトは、リンクに対してどう思っていて、どういう反応をするんだろう。
【このトピックへのコメント】
  • シダ僕は結構文中リンクとリンクページは分けて考えてるかもです。文中では自分の書きたいことがあってその中での『参照』、リンクページは『紹介』という感じ。まあ「どっちが嬉しいか」というのはまた別問題ですが。リンクがあること自体より、そこから誰が見に来るかの方が重要というか。
    とか、Safariでログインできるようになったので書き込みしてみました。
    (2004-09-23 00:27:41)
  • gene「Re:リンクを貼られたときどうするか。」 あ、ほんとだ、safariでログインできるようになってる。 シダさんの場合、文章だけでなくイラストもあるから微妙な感じはするんですけれども、やっぱり「人様の日記・その他テキストに文中リンク...(2004-09-23 01:25:21)
 あたしの心中をわかってくれていて、あえて知らないふりをして軽い言葉を投げてくれる人に、感謝したくなることがある。もしかするとあたしのようなアレな人間の扱いに長けているだけなのかもしれないし、基本的にそういう言動をする人なのかもしれないが、なんとなく、この人はあえて踏み込まずに留まってくれているんだろうな、と思う。

 ……なんてことを、先ほどもらったメールを読んでいて思った。
2004-09-14(Tue) 23:14

NTTの陰謀。

 今日帰って来てネットにつなごうとしたらつながりませんでした。アクセスポイント電話番号統一化のため、今まで利用していた番号が使えなくなったのです。統一番号はテレホ適用外のため、これからは3分ごとに8.5円(税込8.925円)、深夜・早朝は4分ごとに8.5円(税込8.925円)の通話料がかかることになります。
 こういうことを書くと、ADSLにすればいいじゃないか、と思われる方もいるかもしれません。しかし、二度申し込んで二度とも「回線に空きがない」という理由で断られました。NTTに問い合わせたところ、「(いつ新しい回線を引くことになるか)まったく予想できない」そうですし、それを鵜呑みにすることはできませんが(立場上、もしそういう予定があっても言わないでしょうから)、近い将来ADSLにできる可能性はかなり低いのではないかと思われます。
 そんなこんなで通話料が従量制になってしまったため、では一体どのくらいかかるのかと計算したところ、深夜・早朝に限って月100時間接続した場合、13387.5円でした。これまでの約7倍です。OCNから届いた封書には「アクセスポイント番号につきましては、お客さまの利便性の向上を図るため、パソコンの接続先を変更することなく、全国どこからでもご利用いただけるよう、統一化いたしました」と書いてありますが、あたしは自宅からしか利用することはありません。
 全国各地に多数存在するアクセスポイントの廃止により、これまでかかっていたそれらの維持費は減少し、NTTはこれまでより多くの通話料を得ることができると思われます。些細な疑問ですが、それは一体どのように使われるんでしょうか。ADSLにしたくてもできない人のために新たに回線を引いてくれるんでしょうか。それともすでにADSLを利用している人達に、今よりもっとお金がかからなくて早い環境を提供するために使われるんでしょうか。
 ADSLにできなくてもそれは仕方がない、とあたしは思っています。ただ、サービス提供エリアの検索をするとき、「この番号はサービス提供エリアですが、回線に空きがないので申し込みはできません」という一文を加えて欲しいのです。常に申し込みが可能でコンサルティングの段階にならないとそれがわからない、というのではあまりに不親切すぎます。そしてもしそれができないというのであれば、それは「サービスを提供する者」として大変な傲慢と怠惰であると言っていいでしょう。
【このトピックへのコメント】
  • hirikaこれだけ通話料払うんだったら光引いちゃった方がいいんだが、提供エリア外。
    話は変わるが、本当にNTTもOCNも「macに配慮する必要なんかないと思っているに違いない」としかないと思えないような仕事っぷりだな。
    (2004-09-14 23:39:16)
 昨日、はてなの近藤さんの日記経由でここを知り、これを始めました。制限があって捨てるものを選ばないといけないってところが好き。人も物事も平等ではないし、人の心の中にはちゃんと優先順位があるわけです。
 知らない人ばっかしー、と思ってたんだけどひとりだけ一方的に名前を知っている人がいてびっくり。しかも同じ年の生まれなのか……(もっと年上かと思ってた)。
【このトピックへのコメント】
  • hirikaヘルプに「友達を作るには向いていないと思います」と書いてあったので登録しました。(2004-09-15 00:59:34)