新年一発目はオマケ付きヤンマガで。
 なんと!ギラギラっと光る三郎軍団ステッカー付きじゃワイ!(ドォーン)買ったらんかイ!貼ったらんかイ!!10枚買ったヤツは1割引きじゃ。売ったらんカイ!!(←ネズミ講かよ)

 阿部秀司「エリートヤンキー三郎」
 死神の行動と春菜の怒りっぷり。もはや考えられることはひとつしかないのだが、はて、どうオチをつけて来るんだろうか。それよりも萩原は以前から三郎のこと「総長」って呼んでたっけ?

 山本マサユキ「ガタピシ車でいこう!!」
 今回は女の子が出てこなくてじゃむねんだー。
 それにしても別冊でやってる「六本木リサイクルショップシーサー」はいい感じですな。GT増刊に描いてたやつもよかったです。にわかにこの人のファンになってきたかもしんない。なんせ名前が名前だしね(笑)(←わかるよね?)

 蓮古田二郎「しあわせ団地」
 相変わらずで(笑)。はじめはもとより、さなえがいい味出してるよな。怒りを堪える顔がイカス。

 次号は12(土)発売で、アッパーズからの殴り込み押川雲太朗「不死身のフジナミ」掲載。わし、実はこの「フジナミ」の面白さがいまいちわからんのだが、単行本で読むとそれなりなんかねえ?「BET」とかは好きだったんだけどね。
 そしていよいよ次号より安達哲「バカ姉弟」が隔週連載♪

 んーーー、これは書いちゃっていいのかなあ。一応次巻発売までは書かないでおこうか。ともあれこの巻でこの作品内最大の事件が発生する。そこからヒカルの迷走が始まるわけだが・・・。
 この辺、連載を追ってるときはヒカルの心情とかがいまいちつかめなくて、読んでてかなり苛ついたのだが、こうやってまとめて読むとヒカルの気持ちも分かるね。この辺、連載ではヒカルの気持ちにも決着がついているのだが、しかしやはり次巻とまとめて読むのが吉かもしんないなあ。あ、でも間に伊角さんが挟まるのか。この伊角さん編がはさまるのがこれまた苛つくんだよなあ。いや、伊角さん編はこれでいいんだけどさ。なんつーか、順序かなあ。まあいいや。

 もしや、ここから本編ってコトになるんだろうか?という気もしつつ、しかしイッキにクライマックスに向かってもおかしくなさそうな展開。ますます目が離せない漫画じゃノウ。
 しかしこの巻の内容だけだとやっぱり★★☆☆☆くらいかなあ。この巻だけだと、よくわかんないこと多いしね。まあこの先に期待するってことでひとつよしなに。

(発行日:2001/12/29)

 「REGGIE」、「ヨリが跳ぶ」でおなじみ、迫力と愛嬌のスポーツ漫画の名手ヒラマツ・ミノル氏の最新作。スピリッツ掲載なのだが、当初は10回きりの集中連載の予定だったところ、大人気のため急遽続行することになったとか。この冬から第二部ということで続編が始まっている。

 舞台はプロレス黄金期の昭和51年。海外に武者修行に出たきり忘れ去られていた大和プロレスのレスラー・山本仁吾は、一年前に他界した社長のジャイアント安藤の夫人に急遽呼び戻される。仁吾は大和プロレスの看板を奪ったマーベラス虎嶋率いる帝日プロレスに道場破りに行くことを命じられるが、虎嶋に返り討ちにあい、その場で覆面をかぶせられ、「アグネス仮面」という謎の覆面レスラーとして帝日リングに参戦することになる・・・という感じか。やあ、これだけだとややこしそうな感じだが、これを漫画で読むとそうでもない。むしろ単純明解な話だ。

 ヨリあたりもそうだが、このヒラマツ氏の描くキャラクターというのは実に愛嬌があってよい。本編の主人公、山本仁吾もそのバカさ加減がなんともいいのだ。主人公だけでなく、虎嶋や安藤夫人、あるいは最初のライバルとなる馬渕猛、いずれも愛すべきキャラクターなのだ。迫力もあり、ユーモアもあり、さらに汗と涙もある・・・ってあたり、この人の漫画はエンターテインメントとして完成度が高いとつくづく感じさせられる。
 そんなわけでベタ誉めだが、惜しむらくはこの巻、第一部全話収録かと思いきや、とんでもない中途半端なところで終わってしまうのだ。せめて馬渕戦決着まで収録して欲しかった。
 つーことでその分差し引いて辛目に★★★☆☆。差し引いてこれっつーことは、内容はこれ以上に面白いっつーことなんすよ。

 ところでこの巻、帯のコメントがなんと三沢光晴。・・・何やってんだこの人(笑)
 現在連載中の第二部もなかなか面白い展開になってる。今後にさらに期待。

(発行日:2002/02/01)

 グッ・・・グラビアがッ・・・ハァハァ。

 村田ひろゆき「ほぐし屋捷」
 ヤンマガで「工業哀歌バレーボーイズ」描いてる人ですな。「大人気シリーズ読み切り」ですって。そうなんですか?アッパーズ買うようになってからはじめて載ったと思うのだが、ノリがバレーボーイズとまったく同じだなー。あるいはオヤジ系雑誌に載ってそうな感じ。なんでアッパーズに載ってるのかよーわからんマンガだ。

 大川俊道・山口かつみ「CANDY」
 先号からはじまった「GUN ACTION 読み切りシリーズ」ってやつですな。
 風俗の面接に行ったつもりが、何の間違いか殺し屋の面接を受けてしまっていた女の子が・・・って感じ。相変わらず山口かつみの描く女の子はイイのだが、なーんかそれだけっつー感じだなあ。や、設定は面白いんだけどね。そのあと〜オチがどうも、ね。

 咲香里「春よ、来い」
 トビラがオパーイをはだけたみさほさんで、ページいっぱいに「教えて あ・げ・る」のアオリ。こらあもう、期待せずにはいられないでしょう(笑)。んでまあ、そういう展開になるのか!?って感じなのだが、なんかオチがありそうですな。
 ちなみに次号はカラー付きですって。そうまでしてわしを誘惑するかっ!?(笑)

 はっとりみつる「イヌっネコっジャンプ!」
 もうすぐ終わりそうだなーとか思ってたら、にゃんと次号最終回らしい。なんだかもうものすごくテキトーくさい終わり方になりそうな雰囲気。三角関係は全然決着ついてないし、ワッキーなんかはしらんうちに長谷クン見て赤らんだりしてるし。うぬー。なんか納得いかなし。

 忘れちゃいけない次号は1/15(火)発売。

 スピリッツで絶好調っぽく連載中。不思議の村の相浦クンっつー感じか。本巻サブタイトルは「トップシークレットの夜」。そりゃあもう(←何が)。

 民宿の娘・澄子への想いが徐々に膨らみつつある相浦クンだが、「その夜」にとんでもないものを目撃してしまう。そのオドロキで混乱して、行ってはいけない公民館へ行ってしまう。そこではさらに驚愕の事件が相浦クンを待っていたッ・・・!
 ってこれじゃあなんだかわからんなあ。ぶっちゃけた話、相浦クンは公民館で筆おろしの儀式に強制参加させられてしまうのだ。こういう儀式がこの村には残っていたっつーことなのだな。
 夜が明けて、澄子との間には深い溝が出来て・・・って感じで、この先さらに困ったことになっていくのだ。

 主人公の相浦クンは、意図せずどんどん流されてはいけない方へと流されていく。その様が滑稽でもあり、しかしその描写がなんとも淫靡で、読んでいると相浦クンに感情移入してドキドキしてくるのだ。
 いやはやこのひとって、こういうのこんなに巧かったかねえ。いや、巧いよね。「いぬ」もそういうところがあったと思う。それに加えて今はもう少しだけ画力も上がってるしね。偉そうな書き方すると、イイ漫画家さんになってきたなーって感じがするね。
 そんなわけで★★★★☆。

 早く続きを読ませれー。

(発行日:2002/02/01)

 鉄工所をひとりで切り盛りする女の子・ナッちゃんの奮闘記。5巻目。

 前回、単発エピソードで厳しいなーとか書いたと思うのだが、これが今度毎号掲載になったとかで。そうするとこう、話が繋がっていく感じになるんだろうか、と少々期待していたのだがはて。
 この巻最初のエピソードは茶揉み機械を大手メーカーのクムラとコンペする、ってな話。5話で1エピソードとこれまでに比べて長くなっているのだが・・・正直、無理に長くしただけって印象があるんだよなあ。いや、けっしてつまらんってことじゃあないんだけどね。ただ、これだとやはりこれまでとそう変わらないかなあっていう感じ。むしろ3巻までの、じいさんのエピソードとか、イトコのエッちゃんのエピソードとかの方が読めた。で、この巻三つ目のエピソードがそのじいさん絡みの話になるのだが、そうねえ、こういう感じの方がさくさく読めるな。ただ、いつまでも親戚関係が鉄工所を潰そうとして・・・って話ばかりされても飽きちゃうしねえ。こういうのは、この手のマンガの宿命なのかもしんないなあ。
 つーことで、前途は厳しそうだが、期待を込めて★★★☆☆。

 ちなみに本巻カラーページがついてたり。ううむ、せっかくカラーにするんなら、もっとこうナッちゃんのオパーイがぽよんな感じの回を・・・げふんげふん、いやさ、なんでもねえでやんす。

(発行日:2002/01/10)

 女だてらにテーラーで、ちょっとイイ話。5巻目。

 つーことで「ナッちゃん」同様、読み切りの宿命を背負ったマンガ。ただ、こっちの方はそれを逆手にとって(というか、モーニング掲載なので編集部にその辺のノウハウがあるのだろうが)、設定だけであとは潔く毎回きっちり仕上げてくるって感じになっている。しかも毎回手堅く泣かせてくる。なので、本誌掲載時の印象としては、「ああ、またこのマンガでホロリとさせられたなあ」といい印象が残るんだな。しかしこれがこうやって単行本になると、毎回泣かせなのがくどいし、エピソードがぶつ切りなのがなんともはやって気がしてくるんだよな。そういう意味じゃ、単行本で揃えるべきでないマンガだったのかもシレン。いや、いいマンガなんだけどね。
 しかし感想を書こうとしても書けないねえ。特に目立ったエピソードや先々影響を与えそうなエピソードがあるわけでもなし。あー、ただアレだね。1話目の足を洗ったヤクザ屋さんのエピソードはなんだか印象深かったな。
 そんな感じで。毎回手堅いな、としか言えないッス。★★☆☆☆

 うーん、これも何話かに渡って、ほんで何人かのお客さんの相手をしつつ例えば花梨に恋のひとつもさせてみる、とかってな話にしたりすると印象変わってくるかもなー。でもそれで引っ張っても高々数話だよな。こういう読み切りマンガって、結局こういう構成にせざるを得ないのかねえ。

(発行日:2001/12/21)

 やっぱり買ってしまった7巻目。いや、なにげにいい雰囲気だと思うんだよな。あんまり評価は高くないみたいだし、PERIDOT もイヌネコもうち切られた今となっては、次に切られるのはこれに違いない!って感じだよなあ。はてさて。

 んでまあ前巻まででまりこ、沙恵のふたりとの関係が終わってしまった曽根。沙恵のことをひきずりながらも社会復帰するが、バイト先で知り合った二人の女性とこれまたナントカなりそうな感じで。
 なんつーか、主人公・曽根の変貌ブリもすごいのだが、今度の相手のひとりである亜美がこれまた腹立たしいキャラで。しかしこの亜美の攻撃をうまくいなす曽根の方が読んでてムカツクのはなぜ(笑)。個人的にはみさほさんラヴな感じではあるのだが、しかし28〜9の女性って、あんなにまでおとなじゃあないよな。いや、ひとによるけどさ。大学生くらいから見りゃあおとなに見えるのかもしんないけどさ。とか思ってしまうあたり、やはりわしは年を取ったんだなあ。や、多分みさほさんよりも自分の方がオトナだから、本来アピールされるべきみさほさんのオトナの女としての魅力と、その間に垣間見える可愛らしさってのがいまいち伝わらないんだろうな。ううむ、なんだか悲しい。
 とかなんとか書きつつもやっぱ読んでしまう。★★★☆☆。いやこれね、恋愛マンガとしてはわしとしては今イチオシなのかもしんない(←ほんとかよ)。イチオシといいつつ人には薦めづらいけどね。

 連載の方ではかなりオイシイことになりつつあり、亜美はこのままでいっきにみさほさんと・・・って雰囲気だが、しかしそううまくはイカンのだろうねえ。はてさて、この先どうなることやら。

(発行日:2002/01/09)

 毎度おなじみバカヤンキーマンガ。
 ワイキキ編、銭ゲバヤンキー河井編、そして徳丸最強ボクシングトーナメントの前半を収録。銭ゲバ編はひさびさに河井の秘策が炸裂だったのだが、三郎が帰ってきたということだけがオチになってしまってるのがなんだかなあって感じ。そこからボクシング編に繋がってはいるのだが、うーん・・・。ボクシング編からの萩原の不幸っぷりは面白いっちゃあ面白いのだが、しかしいかんせんもう以前ほどの勢いはないな。すっかりマンネリ化してしまった。できればボクシング編で終わっておいて欲しかったのだが、このマンガもほかのヤンマガマンネリマンガと同じようにずるずる続いていってしまうのだろうか。このまま来年の春まで、いや、あるいはそれ以上(なにせ三郎も河井も出席日数が足りなさそうだ・・・)続いたら悲しいことになるよな。ぼちぼちこの人のほかの作品も見てみたいってのもあるので、できるかぎり早くに終わって欲しい。
 といっても全然つまらないってわけじゃないのよ★★★☆☆。

 ちなみに同時発売の「お遊びBOOK」とやらがちょっと気になってたり(笑)。
 軍団バッチは欲しいところじゃノウ。ウヒョヒョヒョヒョ。

(発行日:2002/01/05)

 普段は買ってないんだけどね。今号は桂正和が載ってるのでハァハァしようと思って買いました(←おい)。

 桂正和「エム」
 んでそれ。実は96年にオールマンに載った作品の再録だそうな。桂正和が青年誌ってことでもんのすごいのを期待してしまうのだが・・・話もまあまあいいし、相変わらずエエケツ描くし、いい感じです。ただ、寸止めだったりして。や、無論少年誌でここまで描いちゃまずいだろってトコまでは行ってるんだけどね。でも表現をちと変えればそのまま少年ジャンプでもいけそうだよなあ。とはいえ十分ハァハァできますよ、これ(笑)。単行本収録されるかあやしいので、要保存かも。
 ところで書き下ろしのカラーが表紙裏とあわせて計4ページあるのだが、なんかさー、妙にリアルに描こうとしてて魅力無くなってきてるよね。本編の頃のがエロティックな感じがする。

 奥浩哉「GANTZ」
 トビラが相変わらずで。
 本編も毎回妙な宇宙人がいい感じだ。実は今一番単行本を揃えようかどうしようか迷ってるマンガだったり。

 山花典之「妹 あかね*」
 今回はあかねの出番はナシ。かわりにあかねの同級生月島さん(眼鏡っ娘)で萌えて下さい。さあっ!っていうかこのマンガ、なんで毎号パンチラでしかもタテスジ入ってますか。いや、いいんだけど。

 しかしアレだね。ヤンジャンはなんだかんだ言って読むトコあるよな。や、どうでもいいようなマンガも載ってるけど、でもヤンサンやヤンマガあたりより読めるかもしんない。これからまた定期購読しようかなあ。

 本誌と間違えて買っちゃったよ。
 表紙が猪木だったので違和感あったんだけどねえ。

 ということで格闘をテーマにした増刊。ラインアップがもりやまつる、山口かつみ、山中健司、相原コージ、東陽片岡、石川優吾、三宅乱丈、藤波俊彦、安田弘之、間瀬元朗ほか。って見ると本誌連載中の作家って、相原と東陽片岡だけじゃない?そのせいかスペ増刊って感じがまったくしなかったなあ。

 武藤敬司・山口かつみ「LEGEND OF WIZARD 灰色の刃」
 原作が新日の武藤で、武藤をモチーフにした格闘マンガ。これを武藤本人が考えたのかとか思うとかなりお寒い気がするし、実際マンガとしてあまり面白くない。しかし山口かつみは相変わらずいい絵描くね。しかも最近、いろんな雑誌に描いてるよねこの人。この間のアッパーズの読み切りとか、スピ増刊とかにも描いてるし。週刊連載も持ってるってのに精力的だねえ。でもたまには昔みたいなバカでエロいのも描いて欲しいね。

 三宅乱丈「格闘着」
 スペは初登場ですって。この人も最近いろんなとこで読み切り描いてるなあ。
 内容はその名の通り究極の格闘着を開発するドクターとその助手、そして究極の格闘着を着こなす究極の格闘家・柔道の王者のお話。途中まではいつものペースで小ネタを交えつつ独特の世界を築いていくのだが、最終ページでもんのすごい落とし方をされてしまいます。そんなんアリかーっ!マイッタ(笑)

 武村勇治「街にいるプロボクサー」
 同じ職場でサラリーマンをしながらプロボクサーをする二人の青年の物語。ひとりは仕事もできるしボクシングも強い、もう1人は仕事もできないしボクシングも出ると負け。で、この二人を対照的に描く、というのではなく、うまいことそれぞれにドラマを持たせている。今回の増刊で一番いいマンガだった。詳細は割愛するので是非とも読んでみていただきたい。

 安田弘之「Fighter日記」
 この人もスペは初登場。格闘家のうさぎとエロガッパの日常のヒトコマ(?)を描いた、ファンタジーというか社会風刺というか、なんとも形容しがたいが、いいマンガ。すごくこの人っぽい雰囲気があってイイ。

 んで本誌は来週発売と。
 もう騙されないぞ。

 例のアレです。
 いやあ相変わらずギャグマンガはレビューできないんだよな。今回の読みドコロとしてはハマーの恋愛っぷりだろうか。ピヨ彦の父もいい味出してるよな。特に仮病(笑)。そしてところどころに見える、ネタ切れ感とかやる気ナシ感がこれまた。あとは高菜さんかな。ラヴ。

 そんな感じで★★★★☆(←どんなだよ)。
 イイから読んどけ。

(発行日:2002/01/10)

 毎度書いてることだけど、この雑誌はなぜかテンションが高いときは全般に高く、テンションが低いときは全体としてトーンダウンする。なんでなんだろな。

 弘兼憲史「部長 島耕作」
 取締役っすか。あ、そうそう、ときどき見かける「社長になったのにまだ『部長島耕作』のままだな」っての。あれね、違うんですよ。今は子会社出向で子会社の社長だけど、本社に戻ると相変わらず肩書きは部長なんですよ。出向はあくまで一時的なものだからね。本社では相変わらず「部長島」ってワケ。この辺、グループ企業ってのに関わったことがないとわからないものなのかしら。
 それはともかく、どーも今野が泣くとウソっぽいよなあ(笑)。

 国友やすゆき「コッコちゃん」
 相変わらず。つーかなんでバニーちゃんなのよ(笑)。もう思いつきとシュミで描いてるとしか思えんよなあ。いやあ、描いてる本人楽しんでるんだろうから、それが一番なのかもしんないけど。いや、いいです。このまま突っ走って欲しいです。

 諸星大二郎「塔に飛ぶ鳥」
 「私家版鳥類図譜」というシリーズだそうな。第四羽っていうから、これまでに3回載ってるんだろうけど、記憶にないなあ。そう言われてみれば一回くらい見たような気もするけど・・・。
 ってカンジであまり気乗りせずに読み出したのだが、これがめちゃめちゃ面白い。どこまでも続く塔の中にだけ存在する世界にあって、記憶をなくした青年のお話。なんかこの独特の世界観とか迷走する主人公とか、ああ諸星大二郎だなって感じなのだが、これが素晴らしくデキがよい。多分こういう世界を創りあげた時点でこの漫画は8割方成功してるよな。そしてこういう世界を創造できるセンスを持っているというだけで、諸星大二郎という作家は価値があると思う。・・・いや、それ以外に価値がないって意味じゃないのよ(汗)。とにかく、そういう凄さを見せつけられた感じ。必読。

 ってことは次号は読み応えないんじゃろかとか心配になるな(笑)。

 エロありの格闘女子高生漫画最終巻。
 前巻の続きで、主人公マヒルの幼なじみタツヤとその取り巻き(?)であるビアンカとロッソのエピソード。負傷したタツヤにトドメを刺すマヒルは鬼だなーとか、そんな話もなきにしもあらずなのだがそれよりなにより。
 なーんか盛り上がりもないまま終わっちゃったカンジがあるよなあ。包帯の秘密も結局わからず仕舞いだしねえ。まあ編集方針変更の煽りを受けてうち切られたってことだろうから、しょうがないといえばそれまでなんだけど、それにしてもすごく中途半端な漫画になってしまった印象。せっかく女の子がかわゆいのに、もうまったくもってそれだけになってしまってる。もったいない。まあヤンジャンでやってるヤツが適度にエロいのでいいけど(←おい)。というか、この人はああいうイラストだけとか、あるいは原作付きの方がいいのかもしんないね。
 つーわけで厳しめに★☆☆☆☆。

 でもこの人の絵は好きなんだよね。
 なので、ヤンジャンのやつはおいといて、それ以降の次回作に期待しまひょ。

 そういや当初の発売予定は12月アタマだったのに、遅れて12月末の発売となった。オマケで絵はがきがついてたりするのだが、そういう関係なんじゃろか。こんなものはわしにとっては、それこそ他人事なんじゃがノウ(笑)。

(発行日:2001/12/26)

 キャンギャル原寸大KISSマークシール付き。
 いや、いらないからその分カラーページ増やすとかしてくれよ。

 咲香里「春よ、来い」
 いやあ、寸止めされなくてよかったっすね(笑)。
 でもカラーページがトビラだけでちょっと期待はずれ。

 新井英樹「SUGAR〜シュガー〜」
 展開遅くてイライラするが、ようやく天才ブリ発揮なんだろうか。
 つーか、ほんとに天才なんだろうか。天才だとして、そこからどうやって話を広げるんだろうか?なんとなく妙な不安を感じるな。

 はっとりみつる「イヌっネコっジャンプ!」
 最終回。案の定なんにも解決しないまま終わったなあ。まあこの漫画はこれでいいんじゃないでしょうかね。最終回近辺の世間の評価はものすごく悪いみたいですけど、わしゃこれでいいと思います。この漫画で変に計算してオチつけたりとか、きっちりまとめてこられても、それはそれで萎えちゃいそうな気がする。だから、これでいいです。ただ、最後のコマでユウキの髪が黒くなってる理由がちとわからんですな。まあいいんだけど。
 単行本は3月発売予定。次回作に期待。

 次号は2月5日(火)発売。
 この雑誌、隔週にしてもらえんもんかねえ(←無茶言うな)。「第X○曜日」ってのだと、わかんなくなるんだよなあ。

 ぱっと見てんとう虫コミックス風の表紙で見逃してしまったのだが、ヤンサン最後の良心(笑)がついに単行本化。

 ときめいたときに分泌されるトキメキホルモンで立派な大人になれるというグニャティック星のグニャール将軍の息子・グニャラ君が、トキメキを求めて地球の高校に転入して・・・という、なんだか妙なギャグ漫画。絵柄は藤子不二雄とか風なのだが、笑いのセンスがことごとくシュールというかアナーキーというか・・・といった感じなにょら。そしてグニャラ君以外の登場人物がこれまた妙な具合にブッ壊れてるのがまたいいにょら。わしはうっかり電車の中でこれを読んでしまい、声を出して笑ってしまったにょら〜!!(電車の中で漫画を読んで笑う:1200トキメキ獲得)

 そんなこんなで(←どんなだよ)「おしゃれ手帖」と並んでヤンサン最後の砦って気がするこの漫画。誰にでもオススメってわけにはいかんかもシレンが、わし的には★★★★★。とりあえず読んでみておくんなまし。

 ところで連載開始から単行本発売まで3年ほどあったせいか、グニャラ君の顔が書き換えられてしまっている。しかも掲載順じゃないような気もするな。まあ完全読み切り形式だから順序が違うのは全然気にならないけどね。
 ちなみに2巻は来月発売なにょら。本巻は37話収録ってことは、おそらく3巻分は楽にストックがあると思われるので、3月ないし4月まで連続発売されるかもしれないにょら〜!ちょーエキサイティングなにょらー!!

(発行日:2002/02/05)