ぬおおっ、不覚!!

 はっとりみつる「おとぎのまちのれな」
 いや、前号の予告、見逃してたね。まさかまたアッパーズに載ると思ってなかったし。つーことで、「イヌっネコっジャンプ!」のはっとりみつる氏新連載。高2の御崎れなという少女が、なぜだか近頃えっちな気持ちを抑えられなくなり・・・ってなもうどうしたもんやらって感じの話。抑えられなくなって妹の同級生(中1)を襲ったりするという、いやはやなんとも。ほんでもってこれが街の伝説と関係があるとかってな感じらしいです。どんな話になるかはともかく、相変わらず女の子はかわいいし、えっちだし、疾走感が楽しいし、よさげです。期待しとこ。

 もりやまつる「命綱」
 GUN ACTION 読み切りシリーズ。元暴走族の頭が、大事なお嫁さんを人質に取られて鉄砲玉をやらされる・・・ってな感じか。話はハッキリ言ってつまらんのだが、この人の絵は相変わらず迫力があってヨイ。

 一色まこと「ピアノの森」
 カイと向き合う決心をした雨宮。現実と向き合う雨宮。じんわり面白いな、この漫画。機会があったら単行本を揃えてしまおうかとか画策中。

 5/2発売の次号は藤沢とおるの読み切りらしいです。

 モーニングで「大使閣下の料理人」の作画を担当しているかわすみひろし氏の前作。ベトナム編最後の方ですっかりホアたんにまいってしまったので、その勢いで購入。
 女が男をつかまえておく、という風習のある、こけしがシンボルの町に十数年ぶりに帰ってきた山口ツトム。幼なじみで大の親友だった野中マコト(♀)と再開して・・・ってな感じか。これ、全2巻なのだが、1巻と2巻はそれぞれ第一部、第二部になっていてほとんど別な話になっている。どちらも町を捨てようとしつつも町から抜け出せなくなってしまう男の様子を描いているのだが、それぞれに妙な面白さがある。説明しようとするとネタバレにしかならなさそうなので、興味がある方は探して読んでみていただきたい。ただ、それほど面白いってわけでもないので、過度に期待しないように。ただ、この人の描く女性は雰囲気がいいよねえ。とか思ったら、ものすごい憎悪の表情なんかも描いてたりして。そういうとこを楽しむ漫画かも。
 そんな感じで、ちと辛目だけど★☆☆☆☆。あ、でもかわすみ氏の絵がお好きな方は読んでソンはないと思われ。

 しかし「大使閣下の料理人」を揃えようとかって気にはならんのだよなあ。

(発行日:1996〜1997)

 んむ、今号はちょっと不作だったかも。読み応えがイマイチだったなあ。ま、NANASEもDEIもボウリングもなけりゃ致し方なしか。来月に期待。

 松本剛「甘い水」
 日常。なんだかこういうのがかえって読んでて切なくなるね。妹の行動もアレだし。次号あたりから急展開しそうな雰囲気。うー。

 藤寿男「サイキックソルジャー正義」
 新連載。以前「オワライダー」とか描いてた人ですな。ホンモノの超能力者の少女と勘違いヒーロー少年という構図。話はいいのだが、果たしてこれでどこまで引っ張れるんだろうかって不安もあるなあ。とりあえず期待。

 桜場コハル「今日の5の2」
 本誌で代原で何度か登場してたのだが、今号から別冊連載。小学生の日常のエロスを描いている漫画(笑)。いや、なんていうか妙なエロさがあるんだよな。鎖骨、うむ。鎖骨はイイですよ。マジで(←おい)。

 次号は5/17(金)発売。

 待望の2巻目。
 ・・・だったのだが、なんだかちょっと物足りない感じ。話としては月光が赤軍(でいいんだよな?)に捕まってから脱出するあたりがメインになるだろうか。裂草との戦闘は相変わらずかっちょいいのだが、話の展開遅すぎないかなあ。ヴォルゴとか赤と黒とか、それぞれの勢力の目的みたいなものもイマイチ全容が掴めない。小出しにするのもいいんだけど、あまりにわからなすぎる感じもあるんだよなあ。
 あとは絹タンの出番が少なかったのもね(←おい)。

 てなわけでやや厳しめに★★☆☆☆
 月光もいいけど、無印の続きもなあ。まだ一巻分もないだろうけどさ。

(発行日:2002/04/24)

 ううっ、グラビアがちとロリ気味。

 こうのこうじ「カラコカコ〜ン」
 別冊で好評連載してたのが本誌に移籍。珍しいボウリングの漫画なのだが、なかなかアツイ感じ。構図とか表情とかの持っていき方がなかなかいいのだ。ヤンマガ系だといいときの古谷実、望月峯太郎あたりのイイところだけ凝縮した感じ。
 話の方は主人公ハジメがいよいよボウリングに目覚めるのか?といったところ。言ってみればここまでは序章って感じか。期待。

 天樹征丸・こしばてつや「リモート」
 えーと、「高校生たち」はともかく、いっしょにいた男の方はどうなったんすか?

 福本伸行「賭博破戒録カイジ」
 坂崎のこわれっぷりが素晴らしい。で、カイジはなにかヒントを掴んだようだが、やはりあの「沼」に挑戦するってことなのか。うむう。

 GT増刊が4/26発売になるらしい。ううむ、この増刊はあまり好きじゃないのだが、でも山本マサユキが載ってたらまた買っちゃいそうだなあ。で、本誌は5/2(木)発売。

 お調子者の石川凛(りん)16歳、ボクシングと出会って・・・ってなお話・・・になるのだろうか。
 なんだかまだほんの序章の序章に過ぎないような感じだし、主人公リンの態度に読者までが翻弄されてる感じで、ほんとにその通りに進むのだろうか?ってな漫画。でもまあ、アイテムとしてはボクシングな感じが散りばめられてるし、連載中本編の方では元世界チャンプなんかも登場してきてるので、そういう方向に進むのでしょう。

 ってな感じなのだが、さすが新井氏、セリフ回しとか「間」とかがうまいよなあ。それになんといっても、ココってときの表情。トボけた感じの表情もいいし、ときどき見せる真面目な表情もなかなか。んー、まだほんとにはじまったばかりって感じではあるのだが、ここまでは完成度高いと思うよ。・・・まあ、引っ張りすぎの感は否めないけど。

 良質のエンターテインメントって感じで★★★★☆。期待値含む。

 登場人物もいちいちアクが強くていい感じ。いまどき「大空と大地の中で」だし、元ボクサーのニューハーフだし。スペリオールの「キーチ!!」はまだどんな漫画になるのやらって感じだが、こっちはある程度方向が示されてる分読みやすいかな。

(発行日:2002/04/09)

 ええと、イブニングのレビューをやれと催促いただいたので書きます(笑)。いや、ウソです。書こうと思ってたんですけど、日がちょっと経っちゃってました。という感じで。
 オマケはマイケルマウスパッド。ありがたく会社の共用マシンで使わせてもらいます。そういやいつぞやのジパングマウスパッドは、部署の引っ越しのドサクサで捨てちゃったなあ。

 弘兼憲史「ヤング島耕作」
 今号から隔月連載だそうで。うーん。
 若い頃からモテモテな島。モテモテっぷりはさておいてもこの事件と絡ませるってのはどうなんだろか。なんだか、新デビルマンのような気持ち悪さがあるなあ。というか、改めて現代において30年前のサラリーマンを描くってのはどうなんだろか?とか思ってしまった。創刊号第一回のときの中澤さんのセリフでも後出しジャンケンくさいセリフとかあったし。とっても微妙。でも部長編やら取締役編よりオモロイかもしんない。あっちはもう、いろんなシバリがありすぎるモンね。作者も楽しんで描けてるんじゃなかろか。

 寺沢大介「喰いタン」
 食べて解決お手軽探偵物語(←おい)。推理とかトリックとか、これほどどうでもいい探偵漫画も珍しいな。いや、漫画として面白いですよ、これ。「あんた……いったい何者なんだ!?悪魔か!!?」「僕はただの人間さ。食べ物のことになるとおかしくなる男だ!!」にハゲシクワラタ。

 吉田基已「恋風」
 夏休みで縁日で浴衣、と。つーか、「妹で抜くってのは異常なんだろうか」って、抜いてるんかっ!(笑)そうかあ、クンクンだけじゃ物足りなかったかあ。なんかさあ、ヤンジャンのアレはいかにも漫画だからいいんだけど、こっちのは感情がリアルな分、怖さがあるよなあ。妹萌えキショイとかいう人の気持ち、ちょっとわかるよな気もするね。・・・単行本買っちゃったけどね。

 三宅乱丈「北極警備隊」
 最終回。んむー、ちとイマイチだったかなあ。いや、十分面白かったんだけど、「ぶっせん」には及ばなかったかな。話のたたみ方はうまいやね。一瞬ただの夢オチとか思ったけど、なかなか。次回作に期待。

 次号は5月18日(土)発売。土曜発売って、買いそびれちゃうんだよなあ。

 いわゆる「ヤリマン」乙部みさお・通称「ルーシー」(17歳)は彼氏のところを飛び出して母親が寮母をする予備校の寮に行ってみると、母親は寮生と駆け落ちしてしまっていた。かわりにルーシーは予備校の寮母をやると言い出すが・・・ってな感じ。
 「マイナス」のあとの作品になるのだが、終始ドタバタしてて楽しい雰囲気のある漫画。もちろん適度にエッチな感じもあったりして。加えて、「マイナス」のときに比べて脇役の使い方がうまくなった感じがある。予備校生何人かがレギュラーとして活躍するわけだが、それぞれに適度に個性があって、うまく動いてる感じ。他方、男子寮という設定のため女性キャラは相当に出しにくかったのではないかと思われるのだが、そんな中無理矢理登場させた二人のキャラも、ルーシーや予備校生たちと適当に絡めている。
 内容がないってわけじゃないのだが、全4巻1時間もあればさらっと読めちゃう漫画。暇つぶしに漫画喫茶なんかでどうぞ。てことで★★★☆☆。

 ちょっと気になったのが香奈。最初は寮生の白石の彼女ということで登場してきたのだが、途中ルーシーの兄にコロっと騙されてしまう。どっかでこういう感じあったなあと思ったら、「フローズン」の良美とレオの構図と似てるんだ。もちろんルーシーの方が先なんだけど、なんだかちょっと引っかかったな。あまり後味のいい展開じゃないってのもあるし。
 それにしても香奈はそのあと普通に白石とヨリ戻すのな。そういうもんかね。

 山崎さやか、来月は「東京家族」の1巻と短編集が出るらしい。要チェック。つーか、短編集って、何が載るんじゃろか。

 う。うっかり「山崎」にしてしまった。「沖さやか」の間違いです、ハイ。でも検索の都合上「山崎さやか」の方がよさそうなんだよなあ。うーん。。。ってことで、「山崎さやか」で検索できるリンクつけときます。コメントの方は山崎のままになっちゃうかも。。。あうー。

(発行日:1998)