11月もあまり多くないなあ。

日付項目期待値ひとこと
11/06押見修造「アバンギャルド夢子」☆☆☆まさか単行本になるとは!
11/07はっとりみつる「おとぎのまちのれな」(4)実はあまりちゃんと読んでない…
11/20山田芳裕「ジャイアント」(5)☆☆いずれ
11/20田口雅之「バトル・ロワイアル」(11)☆☆☆そろそろ佳境
11/29太田垣康男「MOONLIGHT MILE」(7)☆☆☆☆安定感
11/29ヒラマツミノル「アグネス仮面」(4)☆☆☆☆未収録あったっけ?つか連載再開は…?
11/28宇仁田ゆみ「喜喜」(宇仁田ゆみ作品集)☆☆☆おおっ!

 あと、九龍が25日頃。これってジャンルとしてはアンソロジーなのかっ。奇数月なので、Fは出ないのかな。

 アッパーズ連載中。とある少年院で、レガッタ(いわゆるエイト)で、水門まで規定時間で到達できたら門の外に出られる、というイベントがあって、それに向けてがんばる少年達の物語。
 まあ、シチュエーションはちょっと変わってはいるけど、はっきりいつもの塀内節です。いや、うまいんだけどね。泣かせるし。けどまあ、いつもどおりなんですよ。いつもどおりなんだけど、いつもどおり泣ける。特に今回の話はなあ。ようやくチームがひとつになってきたところで、ひとりのリーダー格の少年が、実は薬物中毒であったことがわかり、しかも手荷物の中に薬物が隠されていたことまでばれて、ひとりだけ別の収容所に隔離されてしまうわけです。で、薬物中毒であったということを隠していたことで、チーム内で彼の信用はがた落ちしてしまうわけですが、ある日彼からチームのみんなに手紙が届くわけです。薬物中毒に陥った理由、自分がそのことを隠していたことへの謝罪などなど。

 なんかねえ、わかってても泣けるね。ほんとうまいよ、この人は。本来スポーツで根性でってのがこの人のフィールドなんだけど、そこに直接絡まない物語もちゃんと作れるモノね。ええと、「勝利の朝」とか。まあ、今回のにしても、ほんとに覚醒剤だったら、そんなカンタンに手を切れるわけがないだろ、とかツッコミどころがないわけじゃないんだけどね。それでも読ませるってのは、やはりストーリーテラーとしての妙なんだろうなあ。

 しかしJドリーム以来、この人も長編描いてないよね。ひさびさに長編が読みたいなあ。