月初に出るはずのマンガの一部が、年末に出てしまう関係もあってか、1月はひどく少ないな。前にも書いたけど、講談社は購入予定ゼロだし。

日付項目期待値ひとこと
01/05たなかじゅん「ナッちゃん」☆☆最近期待値が下がってきたなー
01/13ジョージ朝倉「少年少女ロマンス」(3)☆☆☆☆いや実は。
01/19島本和彦「吼えろペン」(10)☆☆☆☆サイン会レポートとかありそだな
01/30林田球「ドロヘドロ」(4)☆☆☆☆☆おまけも楽しみ

 ま、マンガなんぞ読んでないで、おとなしく仕事しれってことか。えー。

  相変わらずおもろい。
  が、なんとなくあやしい雰囲気が漂ってきましたね。笹原妹で絡んでくるかと思いきや、斑目がなんかあやしげだよなあ。 あと、咲タンのボヤ騒ぎとかあったりして、ただのまったりヲタ漫画じゃなくなりつつあるようなニオイが少しずつ。 勘ぐりすぎかなあ。
  まあそれはさておいて、ちゃんとツボもついてくるよなあ。今回1話目がガンプラ作る話なんですが。 GMとかグフとかちゃんと出してきてるだけってのはまだしも、べっくらしたのがGMの箱がちゃんとHGUCの20番だっつーことだな。 いやあ、細かいよなあ。あと、グフの股関節もちゃんと描いてるよなあ。って、そんなとこに反応するのもどうかとは思うが。 でもあれだ。HGUCでボールが出たらわしはちゃんと買うよ。マニアックじゃないって(←説得力なし)。

  しかし今回全般にテンション低かったかなあ。というか、大野さん分がやや少なめだったかもシレン。そんなわけで★★★☆☆。

  それにしてもあれだなー。
  田中と大野さんの関係は、ほんとのところどうなんじゃろか(知るか)。

(発行日:2003/12/22)

  スキマに魅せられた男女のラブコメ。つーとなんか違うような気がするな。 お互いにスキマから覗きあっていた男女が、徐々に近づいていくって感じのお話かな。 これでもなんか違う気がするけど、まあそんな感じです。IKKIで連載してた作品。
  「覗きあう」とかいうとひどく隠微であやしい感じがするのだが、この漫画のそれはそういうのとはちょっと雰囲気が違う。 いや、覗きは覗きだし、女の子の方は盗撮までしてるのだが、それが悪いことであるということはそれほど重要でないというか。 ただ、その罪悪感があるために、距離をつめられないというのがあったりして、なんとも微妙な感じです。

  どうにもうまく説明でけんのですが、★★★☆☆で。

  この人のマンガの最大の魅力は、女の子だと思うのね。絵がうまいとか、見た目じゃなくって、存在感とかかなあ。あと、間抜けっぷりとか、したたかっぷりとか、そういうのがリアルでありつつも魅力的な感じがするのね。 あと、なにげにエロい感じがするよなあ。直接的なモノは全然ないんだけど、なんとなく線のやわらかさとか、そういうのかなあ。
  また別なのを読んでみたいなあ、と思わせる作家ですな。うむ。

(発行日:2003/09/01)

 宇仁田ゆみの短編集その2。
  ヤングアニマルとその増刊で描かれた作品をまとめたもの。立場的には「楽楽」のつづきみたいな感じか。いや、話が繋がってるとかではなく。

  で、内容なんですが。まあ、恋愛短編って感じです。コメディ要素はそれほど多くないかなあ。 アニマルなんて男向けの雑誌でこんなの描いてたってのがなんとなく信じられんな。 あー、そういう面じゃ二宮ひかるもそうかな。でも「ナイーヴ」とかはまだ青年誌っぽいよな。視点が男性だし。 対して宇仁田ゆみの描く漫画ってのは、どれもこれも女性視点なんだよな。 男性が主人公ってのもあるんだけど、視点はことごとく女性的なのね。 それがこの人の良さでもあるんだけど、なんとなく焦点ぼやけちゃってるように見えるのは、そのせいなんだろうな。 ってのは、アレですよ。男が女性視点の漫画を読むと、やはり正確には理解できない、って感じで。

  ともあれ★★★☆☆くらいで。ラブコメ、恋愛モノがお好きな方は一度手に取ってみては。という感じかな。

  3話の短編「グラススパイダー」は98年の作品。絵柄も若干幼いというか拙い感じがするな。 そのほかは書き下ろしを除いて全部2000年の作品。なんとなくこの人の描く大人っぽい雰囲気のある女性がいい感じなのよね。
  この人、ほかにも読み切り・短編あるんじゃなかろうか。今はフィールヤングで連載してるけど、女性誌でも読み切りとかあるんじゃないかなあ。 また短編でないかな。

(発行日:2003/12/03)

  雑誌トピックなんか書くの、ひさびさだなあ。

  コージィ城倉「ティーンズブルース」
  まさかの第一部完。しかもこんな急展開で。 なにげに楽しみにしてた作品だけに、止まっちゃうのは痛いなあ。 今、少年マガジンで連載持ってるしな。週刊二本はきついってことだろうか。 ってことは、あっちが終わるまで再開しないの?そんなー。 隔週とか月イチでもいいから続けて欲しいよなあ。
  この人って、漫画うまいよな。しかもコンスタントにいい作品世の中に出してるし。 一番読んでたのはヤンサンで連載してたころだろうか。「愛米(ラブコメ)」とかあの辺。 なにがうまいって、話のまとめ方がうまいと思ってたのよね。それだけにもしここで終わっちゃうなら非常に残念。 早期再開を切に希望します。

  細野不二彦「ギャラリーフェイク」
  藤田も30代後半かー。なんだかショック。

  宮藤官九郎・山田玲司「ゼブラーマン」
  山田玲司が載ってると、ヤンサンかと思っちゃうんだよなあ。やあ、この人の描く漫画、好きですけどね。

  こういっちゃなんだが、いきおいなくなっちゃったなあ、この雑誌。1年ちょいくらい前だと、昴、アグネス仮面、花園メリーゴーランド、20世紀少年、オメガトライブ、ティーンズブルース、ちょっと時期ずれてペット、ホムンクルス・・・捨てるところがほとんどなくて勢いあったんだけどなあ。 中断中ってステータスの漫画多すぎだよなあ。再開するかどうかわからない昴とホムンクルス。アグネス仮面は再開するだろうけど、あの掲載ペースは苛つくよなあ。ティーンズブルースもちゃんと再開してくれるのかなあ。
  正直なところ、今のスピリッツは評価低いなあ。このままだと買うのやめちゃうかも。

【このトピックへのコメント】
  • yapuいまのスピリッツ>おや、同じ事思ってる人がいた。なんか読むの少なくて発売が待ち遠しくないんですよね。アグネス仮面もあの引きで次はンヶ月後だし……。(2004-01-07 18:23:59)
  • くろひょうスピで今一番楽しみなのは小田扉、次が兎丸です。どうしても読まなきゃ!って思わせてくれる作品がないですよねえ。(2004-01-08 01:55:02)
  • ばしホムンクルスの再開時期って未定でしたっけ?(2004-01-12 10:47:10)
  • くろひょう未定です。噂では山本氏は麻薬関係でタイーホされたらしいです。すんげえ期待してたんですけどね。。あと、マリオガン(言うな(2004-01-14 19:04:19)
  • ばしえーマジスカ.本当ならショックだぁ.ミイラ取りじゃないけどアングラ取材でアングラに染まったんかなぁ.(2004-01-14 23:56:40)

  終幕。
  んー。すごく面白かったんだけどなあ。最後の方はばたばたと無理矢理終わらせたかのような印象。 しかし、司、悟、ヒロキで潰しあいになるのかと思いきや、意外かつお涙頂戴気味で、比較的悪くない終わり方だとは思う。 もっと引き延ばせただろうなあ、とは思うけど、この辺でスッキリ終わるってのもひとつの選択かも。
  ということで、あまり評判のよろしくなかった終わり方だけど、あえて★★★★☆。

  テーマもアイデアもアイテムもよかった。話の展開も悪くない。1巻の健治のエピソードで「ペット」「会社」「イメージ」「ヤマ」「タニ」とかの概念を導入して、 2巻の司が林を潰すところから歯車が狂っていく様子とか、まとめて読むと非常によく繋がっていると思う。 打ち切りじゃないか?という憶測もあるかもシレンが、こうまとめてみると、最初からこの展開、この長さを想定してたんじゃないかと思えるのね。 そのくらいよくまとまってる。ただ、非常に残念なのは、全体の完成度に反して、断片から全体を見渡すのが非常に難しい作りになってた、ということ。 途中からだと話の展開がわかりにくいし、最初から読んでたとしても、最後まで通して読まないとそれぞれが何を考えていて、何が真実なのか、というのがまったくわからない。 読者にはある程度の正解か、ヒントを出しながら進めた方が、わかりやすかったんじゃないかな、と思えるんだよな。 「反して」という言葉を使ったけど、もしかすると全体の完成度が高すぎるあまりに、断片に含まれる情報が細かすぎたのかもしれない。 想像するにあまり人気なかったと思うんだよな。それがなんとなく残念な気がする。
  あと、個人的にはずっーっとイヤなヤツだった桂木が、実は・・・というのがすごくよかった。 桂木の過去のエピソードを読んだときには、なんとなく救われた気になれた。

  それにしてもいい漫画家だよなあ、この人は。次回作も期待してます。あと、短編集とか出して欲しいよなあ。 先日過去ログ読み返して、IKKIで読み切り描いてたことを思い出してね。探すとほかにもあるんじゃないかなあ、とね。

(第5巻発行日:2004/02/01)

  うーん。
  正直に書こう。いまいち。というか、なんとか感想とかあらすじとか書こうと思うんだけど、どう書いたもんだかなあって感じで。 いや、クソみたいに面白くないとかじゃあないんだけど、なんていうか没入感に欠けるというかね。 すごく作りものっぽい感じがするというか。あと、ストーリーもねえ。 こいつやっつけてめでたしめでたし、みたいなのがまるでなくて、ずーっと連続してる感じなので、 読んでて一息つくってのがないし、話を整理するきっかけもないんだよなあ。 わざとこんな風に書いてるんだろうけど、読みにくくしているだけのように思えるんだよなあ。

 ということで★☆☆☆☆。それでも買ってるのは、ゆうきまさみだってことで、期待があるからなんだけどね。

  2巻の帯「吉岡美穂氏、愛読!!」ってなってるんだけどさ。本人談で「強くてかっこいいのに、女らしさもある・・・そんなバーディーに私も憧れます」とあるのだが。 これまでのバーディーのどこに女らしさがあったというのか。ほんとは読んでねえだろ?(笑)

(第3巻発行日:2004/01/05)

  アフタヌーン連載中。ラブ時空から愛の天使ラブやんが、ロリ・オタ・プーの三拍子そろった25歳のダメ人間カズフサのもとにやってきて、いらんお世話を焼いたりとかする漫画。 ラブやんはカズフサの強い片思いの力に引き寄せられてやってきたのだが、その片思いの相手は小学生。。。という感じで終始バカな感じで面白いです。
  下品なギャグも多いのだが、間とかテンポがわりといい。カズフサ以外の登場人物のダメっぷりとかも面白いし、 あと、なんていうか良くも悪くもアフタヌーンっぽい感じだ。なんかよくわからんけど。
  登場アイテムのバカっぽさもまたなあ。「メガネ喫茶 委員長」とか。行きたくなっちゃうじゃねえかよ(あんたもか)。

  そんなわけで、ちょっと推してみる。★★★★☆。

  ところで一巻の奥付を見てみると、なんと八刷だった。バカ売れしてる大ヒット作ならともかく、 ふつうの漫画の単行本でいまどきこんなに刷るのもなかなかないぞ。結構人気あるんかね。 あなどりがたし。

(第1巻初版発行日:2002/06/21)