思春期手前の少年少女。その揺れる心を描く話題作、待望の第2巻!!(帯より引用)

  相変わらずな感じなのですが、二鳥くんと高槻さんの行動はどんどんエスカレートし、 修一はおばあちゃんからもらったお小遣いでカツラを購入してしまう。 以前高槻さんを男の子と思いナンパした女性・ユキさんが実はオカマだったり、ユキさんとその彼氏とお友達になったり、 他方、修一の姉の真穂は芸能界入りを目指してオーディオション受けたり、 千葉さんは新しいクラスになじめず保健室登校になってしまったりと。 そんな感じでいろんな思いが交錯しつつもまったりしている、というのがこの人の持ち味だなあ。
  そんなこんなで★★★★☆。

  いやあのね、いつも書くんだけど、この人のマンガ、どこがどう面白いってのが表現しづらいのね。 しかし、なんとなくふとしたときに手にとって読んでしまいがちなのよ。 そういう面じゃ「あずまんが大王」なんかと雰囲気似てるのかもしれないなーとか思ったり(※面白さとかじゃなくてね)。
  で、ここんとこなんとなく自分の中で志村貴子祭り開催中で。この1週間くらいの間に「放浪息子」は何度読み返したことか。 あと、「どうにかなる日々」とね。今日は「敷居の住人」読むことにしよう。 あれ、止まらなくなるんだけど、7巻もあるのよね。がんばろう(がんばることか)。

(発行日:2004/06/07)
【このトピックへのコメント】
  • second bakery attack @jugem「どこがどう面白いのか分からない」敷居の住人 (1)志村 貴子「どこがどう面白いのか分からない」。まさにそういう漫画なんです。「だらだらしている」「ストーリーがイージー」「登場人物もイージー」といった感じ。でもね、でもね、僕はこの人の描く人物が結構好きです。主人公の髪の毛、白黒なのに、なぜか緑...(2004-06-19 14:13:38)

  表紙のはるかがたまらなくイイ!
  つーことで2巻目。なんとなく話の展開がさくさく進みすぎるんじゃないのー?とか思わないでもないが、 しかしまあ、こんなもんだろうな。あまりちまちまやっててもしょうがない気がするし。

  はるかはステージの司会、ローカルCMと着実にステップアップ。 一方事務所の先輩タレントの美奈は、まわりがはるかばかりをチヤホヤするのを嫌って事務所を飛び出してしまう。 社長の福原と大手ファインの怨恨なんかも絡みつつ、徐々に脂っこいところに入ってきている感じだ。
  といいつつ、なんとなくこの人のマンガの割にはあっさりしてる感があるんだよなあ。 いや、こんなもんなのかなあ。 例えばはるかが北新三のステージの司会をやる回で、司会を降ろされた藤原の差し金で拉致されそうになったときの解決も、 なんとなく安易な感じがするんだよなあ。いや、実際あそこでレイプなんかされてしまうと娯楽マンガとしてはシャレにならなくなるのだが、 そうはいっても簡単すぎるというか。あと、カメラの前での開き直り方とかがね。 まあ、そこがこのマンガにおける主人公・はるかの天才性でありキモなんだろうけど、なんとなく違和感あるのも事実でね。

  そんな感じで、ちょっと厳しめに★★☆☆☆。いや、面白いんだけどね。 ただ残念ながら期待の上を行っていないっつーか。 この人のマンガはもっと面白いはず。なんとなく掲載誌があってないんじゃないかなーとか思ったりもするんだよな。 いや、期待してるんですよ。だからこそ。

(発行日:2004/05/21)