もう11月かー。

日付項目期待値ひとこと
11/04小畑健 「DEATHNOTE」 (4)☆☆☆☆☆ミサたん・・・
11/05山田たけひこ 「初蜜」 (3)☆☆うーむ
11/05高橋のぼる 「資格救世主てつんど」 (3)ぬう
11/08南Q太 「スクナヒコナ」 (2)☆☆微妙
11/09新井英樹 「SUGAR」 (8)☆☆☆☆☆ウホッ
11/19井上雄彦 「リアル」 (4)☆☆☆ひさびさ
11/22山崎さやか 「はるか17」 (4)☆☆☆むー
11/22山田芳裕 「ジャイアント」 (8)☆☆☆☆ぬうっ
11/22田丸浩史 「ラブやん」 (4)☆☆☆☆おおっ
11/22木尾士目 「げんしけん」 (5)☆☆☆☆ほう
11/30福本伸行 「最強伝説黒沢」 (5)☆☆☆☆む?
11/30太田垣康男 「MOONLIGHTMILE」 (9)☆☆☆☆あー

  今月は濃いな。ってのはラブやんとげんしけんがあるからか?
  YSコミックで高田靖彦短編とか出ることをひそかに期待しているのだが、小学館で書いているうちは難しいかなー。

  おや。3巻発売時には書いてなかったのね。
  状況からキラであることをLに疑われはじめた月。 Lが追い、月が逃げる、という構図はほとんど変わらないのだが、二人の関係は3巻で一気に近づいてしまう。 で、そこへ来て第2のキラの登場、そして逮捕。 もはや予断を許さないほどの急展開、って感じだな。 そして4巻の最後には月までがLに監禁されてしまう。 はたしてこの漫画、どこへ向かって行くのか。

  まあこの辺の展開、面白いといえば面白いのだが、なんつーか漫画的な面白さになってきているよなあ。 最初の頃のサスペンスっぽさってのはすっかり影をひそめてしまっている。 そういうつもりはないかもしれないが、あえて読者の裏をかこうとしすぎてる感があるというか。 例えば第2のキラ逮捕なんてのも、まさかあんなタイミングでとは誰も思わないしな。 読者の予想を裏切っている、という面ではサスペンスとして優れているのかもしれないけど、 それがサスペンスとしての面白さかというとちょっと疑問だな。
  って、まあ面白くないワケじゃないのよ。ただ、ちと期待と違ってきているかも、というところ。 なので、今回は★★★☆☆くらいで。

  次巻予告の「誰かが消える」っての、まあ多分アレだろうが、アレもなんだなあ。ってワケわからんな。いやいや。

(4巻発行日:2004/11/09)

  先般休刊になったアッパーズで連載していた萌えスポコン。
  実は連載当時はほとんど読んでなかったのだが、ラスト3話くらいをちょっろっと読んでみたらこれが面白くてね。 ただの萌え漫画かと思ってたのに熱い熱い。設定はちとアレではあるが、でもそこもなかなかな。

  で、あらすじを書こうと思ったのだが、これ書いちゃうとつまらんかもなー。 スポーツラブコメっぽくはじまるかと思いきや、いきなり物凄い展開に。 結果、主人公のツバメと、ツバメが憧れる高校バレー界のホープ・ワシガヤは、 とある絆で結ばれることになり・・・という感じか。 なんつーか、まあ、読んでのお楽しみっつーことで。
  やあ、掲載誌が休刊にならなきゃもっと続いた漫画だろうなあ。 少年マガジンやヤンマガに載るのはどうかとは思うが、アッパーズにはもってこいの萌えと熱さだった。 もったいなかったなー。
  つーことで、★★★★☆。

  むう、この人、ほかの著作はないのかね。読んでみたいね。
  この雰囲気でまたどっかで描いて欲しいもんだが、先にも書いたようにほかの講談社の雑誌じゃあわなさそうだなー。 あるとしたらアフタヌーンあたりかしらね。とにかく次回作に期待っつーことで。

(発行日:2004/11/09)

  ひさかたぶりだがこれがまだ最新巻。
  ゴローが働く月面基地「スイートホーム」にアイドルレポーターのマギーがやってきた。 が、基地内はブルーカラーとホワイトカラーの諍いが絶えず、それどころかとうとう月面にテロリストが出現する。 ゴローはマギーと力をあわせてテロリスト捜査に乗り出すが・・・という感じ。

  ぶっちゃけ、この巻の内容はいまいち好きじゃない。 マギーの存在がここまでの雰囲気にあまりマッチしてないのがひとつと、 ちょっと展開がタルいところがあるんだよなあ。 どこがどう、っていうのはなかなか説明が難しいんだけど、なんとなくストレス溜まる展開なんだよな。
  ということでちょっと否定的に★★☆☆☆。この辺から先ずーっと、やや重めの展開が続いてるんだよなー。 ゴローちゃんもアレ以来なんだし、ロストマンもアレだし。

  しかしなんだな。この「MOONLIGHT MILE」が始まったころはにわかにSFブームで、 他誌でも「度胸星」「プラネテス」などがあったりしたのだが、最近はちと落ち着いた感があるね。 まあ、この作品はじんわり熱いところが持ち味なので、この調子で息の長い作品になってもらいたいね。 大人のSFって感じで。よーわからんけど。

(発行日:2004/07/01)

  随分空いたな。

  竜介も復活し、ダイブリとグレイトフルサウンドで共演!? という上り調子のBECKだったが、なんとエディの死、蘭の圧力で、グレイトフルサウンドに出演できなくなってしまった。 エディの訃報を聞いて失意の竜介は再びNYに旅だってしまう。 再びどん底に落ち込むBECK。しかし死亡遊戯主催のイベントで復活、いよいよ次のステップへ進もうとするが・・・ といった感じ。

  まあねえ。つまらなくはないけど、正直なところかなり飽きてきたな。 なんていうか、そういう話だかあしゃあないといえばそれまでなのだが、 どこまでいっても爽快感はないし、なにせ展開遅いよなあ。 やっぱり長すぎたんじゃないかな、と思えてきた。 あのグレイトフルサウンドあたりで終わっておくのがベストだったんじゃないかな、と思う。 願わくは、あとになって「やっぱりあそこで終わらなくてよかったなー」と言えるようになっててほしいもんだ。
  で、まあこの辺の率直な感想としては★★☆☆☆。 つまらなくはないし、盛り上がるシーンでは相変わらず鳥肌立つけど、以前のようなサプライズはなくなってしまった。 もう一度盛り上がって欲しいモンだ。

  ときにアニメ。
  賛否両論あろうが、わしはやめました。
  絵もいまいち気に入らなかったが、コユキの声がどうにも馴染めなかったのと、なにせ竜介だなあ。 ただの二枚目になっちゃってるのが許せなかった。あのぼそぼそっとしゃべる感じとか。 ハロルド氏特有の、会話の遊びの部分なんかがことごとく落ちてるのがさあ。 本来の面白さを損なってるな、って感じで。
  原作知らなきゃそこそこ面白いアニメなんじゃないかなーと思うけど、 原作に思い入れがあればあるほど見られないんじゃないかな。

(20巻発行日:2004/10/15)

  いよいよデビュー戦。
  相手は4戦4敗、リンの天才っぷりに下馬評もリン圧倒的に有利。
  リンもいつもの調子で相手をなめまくり。

  ところがまさかのKO負け。

  いやはや。まさかこんな展開を用意してるとは恐れ入った。しかもそこからがまた面白い。
  負けをじわじわと実感するリンは、一時はボクシングをやめることを決意する。 その決意を胸に、師匠である中尾を殴ってすっきりしようとするが、 逆にそのことでボクシングを続けることを決める。
  続く第二戦、相手はアマ7冠の鳴り物入りの新人。 当初は例によって見下していたリンだが、試合直前になってデビュー戦で味わった恐怖が襲ってくる。 リンはびびったままリングに上がり、相手のパンチをよけるのが精一杯だったが、 ふと放った拳の先から少しずつ自分を取り戻す。
  なんていうかね、この辺の上がったり下がったりっていう感じがいい。 ビビってるリンの描写とかね。毎度書いてるけど、つくづくこの人は漫画書くのがうまいなあ、と思うよ。

  これはもう★★★★★しかあんめえ。読まいでか。

  で、アッパーズ休刊に伴い、「SUGAR」はこれにて完結。 といってもボクサー石川凛の物語がここで終わるわけではなく、続編は年明けにヤンマガで始まるらしい。 んー。ヤンマガ、買わなくちゃだめかなあ。 まあ、アレだ。へたに同じタイトルで続いちゃうと、移籍時にヤンマガKCで全巻出たりするじゃないですか。 そうするとまた全部買わなくちゃいけなくなるからさ。ここで第一部完で、よかったかな(そんな理由で)。

(8巻発行日:2004/11/09)

  約1年ぶりの新刊。
  大和の先輩レスラーである尾崎と対戦するアグネス仮面こと仁吾。 自分は強くなってるはずなのに尾崎には自分の技がきかない!? とかいうところでおあずけくらってたわけですが。 明日発売号からの再開を前に、ようやく未収録分が全部単行本になりました。
  尾崎とのプロレスではじめて客を沸かせる仁吾。しかし吉井の乱入で意識を失ってしまう。 尾崎がフォールの体勢に入ってカウント2.5、アグネス仮面は再び立ち上がる。 彼を立ち上がらせたのは大和の魂・ジャイアント安藤のセリフだった!!

  この人も漫画うまいよなあ。熱いところはちゃんと熱いし、落とすところでちゃんと落としてくる。 なんていうかな、メリハリの効いた漫画なんだよな、この人のマンガは。
  この巻でも初代WWGPタッグ王者になり、いよいよマスクマン卒業か!? と思わせておきながら、弟分のマチルダ仮面こと町田においしいところを持って行かれるあたりとかね。 いやまったくおもしろい。
  というわけで。★★★★☆だな。

  ここでしっかり一区切りされてるので、ここで終わっちゃっても悪くないんだけどね。 今度は異種格闘技戦とかやるらしい。今シリーズもまた楽しみだな。

(発行日:2004/12/01)

  相変わらず。
  というか、いや、ちょっと雰囲気変わってきたかな。

  まずは咲のコスプレにはじまり、斑目が徐々に咲を意識し出したりとか、 大野と田中が付き合ってることが明らかになったりとか。 他方、影の薄い主人公・笹原が会長就任、コミフェスサークル参加することになってしまう、とか。 さらに去年の新入生クッチーと今年の新入生「オタクが嫌い」な荻上が加入したりとか。 マターリしているようでいてぐにゅぐにゅとうごめきつつあるという感じかなあ。

  面白いんだけどね。 しかし正直なところ、当初のあやうさとあやしさの微妙なバランスみたいなものがなくなっているな。 おそらく笹原妹が出てきたあたりから調子変わってきたんだろうけど、咲のコスプレで一気にバランス崩れた感じかな。 まあ悪いってんじゃないんだけど、それなりじゃないと、ついていきにくくなってくるかもなあ。
  という感じでなんだかハギレの悪いコメントで恐縮ですが★★★☆☆。 まだまだ人に勧めたくなるレベルではある、ってことでさ。

  ときにアニメ。
  最初はどーかなー、とか思ってたんだよな。特に斑目の声。 と思ってたんだけど、 「脱がすっていうか・・・ヤっちまう!!」 のところの切れっぷりで大笑いさせてもらった。 あと、「イイのは2冊買え!金、後、払い・・・」とかね。 良い味だしてるよ。惚れた。
  ただなあ。大野はやっぱなんか違うだろ。 たれ目すぎるし。

(発行日:2004/06/23)