ぶっちゃけ、なみえ大好きです。でももしかしたらねじめは読んでないかもしれません。 でもまあ、パインとアイドル地獄変。これだけでもかなり十分な感じです。 くわえてやはりこのスパル・たかし。 ……や、これはちょっと狙いすぎかもなあ(えーっ)。
  ローマのチマミレ闘技場を舞台に、新米剣闘士・たかしが!みたいに思わせておきつつ例によって全然関係ない方向に突っ走る、という展開が容易に予想できるわけで、まあそんな感じです。 これこそがなみえ。おれのなみえ。 しかしこれ、意外とメインの舞台から離れないよなあ。 あと、変な人が次々登場して、とかいうあたり、なんつーかアイドル地獄変とかの面白さとはちょっとかけ離れているかもしれない。 なんというか、このひとの漫画の面白さって、ある面でうすた京介と対極にあるんじゃないかなとかぼんやり思うわけですが、これはその「ある面」においてうすた京介に近い感触がある。 やー、まったくのわしの直感的なアレなので全然気にしないでもいいんですが、ぶっちゃけなみえくささにちょっと乏しい感じ。

  んでももちろん面白いわけですよ。 当初、変な方向に持って行くためのキーキャラクタであったはずのあきながちょっとイマイチなのだが、しんいちとかじゅん子とかのサブキャラがうまい支え方をしている、って感じがしましたよ。 しんいちがたくさん出てくる回とか、寝言の回とか、かなりツボです。

  そんなこんなで。
  なみえ臭さに欠けるって点は正直マイナスなのだが、なにげに一番おもしろかったあとがき漫画に免じて★★★★☆。

  無論「ロマンティック食堂」も買ってますが未読。会社において来ちゃったよ。 自席には明後日まで戻らない予定なのでこちらはまたいずれ。

(発行日:2005/10/24)

  買うようになって2年くらいだろうか。 随分慣れてきたのだが、しかし考えてみればこの雑誌って、入れ替え少ないなあ。 月刊誌ってこんなもん?や、イッキなんかは毎号のように新連載があるからさあ。

  さておき。
  ぶっちゃけ、付録のおお振りフィギュアは失敗だと思う。なんであんなに出来悪いんだろうね。 っつーか、ひぐちアサの絵っていかにも漫画だから、立体化するのはムチャなんじゃなかろうか。 今号の阿部なんか、かわいそうになるくらいだよなあ。

  漆原友紀「蟲師」
  この漫画、そんなに人気あるの?実は読んでないんすよ。 全然読んでないっつーわけじゃないんだけどさ、なんか読まなくても問題ないような雰囲気があるのよね。 で、アニメの方はなんとなく見てみたわけですが、なんつーか、微妙だなあ。 アニメとしてのデキは非常にいいんだけど、どっか無理があるような気がしてさあ。 ちょっと前ならOVAにでもなってそうな雰囲気だよなあ。 まあ、嫌いとかってんじゃないんだけどさ。こういうのって漫画だから味があるのかなーとかいう気もしなくもないし。 比べるのが正しいかどうかわからないけど、「もっけ」の方がアニメ向きな気がするな。

  瀧波ユカリ「臨死!!江古田ちゃん」
  この漫画さあ、最初載ったときはナニが面白いんだか全然わからなくって。 これを絶賛していたかわぐちかいじ氏のセンスを疑ったりしたものだが。 なんつーか続けて読んでいると味が出てくるというか、読み方がわかってくるというか。 しかしこれを好きだと言ってしまうのは、何かに負けてしまうような気がして言えない。
  そんな感じ。

  ひぐちアサ「おおきく振りかぶって」
  あー。いいねー。
  や、今回「クソレフト」水谷もなかなかいいが、やっぱ田島だなあ。

  田丸浩史「ラブやん」
  んむー。面白いんだけど、そろそろほかの描いてくんないかなー。ぶっちゃけ飽きた。 というか、懸念してたとおり痛すぎ状態になってきた。

  とよ田みのる「ラブロマ」
  最終回。ちょっとサビシイ気もするけど、まあ区切りとしてはちょうどいいかなあ。 この人の全然別な漫画ってのもそろそろ読んでみたいしね。

  読むところはいっぱいあるんだけどなー。 なんていうか、詰め込みすぎって感じがするな。 イッキ読みできないんだよな。なので、少しずつ読むんだけど、そうすると気がつくと2〜3ヶ月読んでない作品があったりして。 なので月刊誌はなかなか捨てられないんだよなあ。いや、週刊誌も捨ててないけど。
  ところで「超市民F」はいつ連載再開するですか(ぉぃ

  こっちはなあ。本格的に読むところないなあ。
  アフタのトピックでも書いたけど、毎号のように新連載があるのね。 だけど、どれもみんな同じような感じなんだよなあ。 あと、主軸がない感じ。 長いこと「ナンバー吾」が大黒柱だったんだろうけど、読んでなかったし。 あと長いのは「ドロヘドロ」「フリージア」あたりだけど、ちょっと弱いなあ。 「夜回り先生」あたりはパワフルだけど、主軸になる漫画じゃないよな。 「平凡ポンチ」は展開次第では、って気もしてたけど、作家が遅筆ってのもあるしなあ。 やっぱある程度ネームバリューのある作家ってのは必要なのかねえ。 なんとも雑誌にマイナー感が漂ってるもんなあ。 おいてる書店も少ないし、コンビニなんかじゃまず見かけない。 このままだと近いうちに廃刊になってもおかしくないよな。

  佐々木倫子「月館の殺人」
  んー。この人がサスペンス描くとどうも違和感があるなあ。

  菊地直恵「鉄子の旅」
  マンネリ気味のようでいて意外と安定感あるよなあ。 横見さんのキャラもあるのだろうが、漫画としての構成力は結構あなどれないな、という気がしている。

  林田球「ドロヘドロ」
  面白いんだけど、最近ちょっとだけひっぱりすぎなんじゃないかなー、という気がしてきている。 気がつけばイッキ創刊時からの連載はもはやこれだけ。 まだまだ続いてほしい気もするが、どこかですっきり終わって欲しいなという気も。 というのは、アレだ。雑誌が廃刊になってうやむやになるのが怖いってのもあったりするわけだが。

  鈴菌カリオ「乙女ウイルス」
  最近はじまった作品の中ではわりと面白い方かなと思っている。 なんかさ、ちょっとぶっ壊れた雰囲気がジョージ朝倉のようでもあり、 あるいはあの桃園マキル「森繁ダイナミック」の雰囲気にも通じるモノがあるような気がしないわけでもないかもしれなくもない(どっちだ)。 んでも今回のオチはいまいちだなあ。新連載第一回のがなかなかよかった。

  アキタコウ「ゆでたまごのつくりかた」
  第16回イキマン受賞作。んー、どうかなあ。イッキっぽいけどなあ。 つかみはよいし、構図とかは面白いんだけど、最後の方がちょっとぐだぐだな感じがしてしまった。 が、もう1、2作見てみたい気もするね。

  松本次郎「フリージア」
  ここんとこずーっと定位置だな。人気ないのかなあ。 や、たしかに絵が全般に暗い感じだし、話もいっちゃってるから、新規読者開拓しにくい話ではあるよなあ。 そろそろまとめにかかってもらってもいいんじゃないかなあ、とも思うけどどうだろうか。

  なんていうか、お得感に欠ける雑誌だなあ、とね。 単純にページ数が少ないってのもあるけど、なんだろうなあ。 やっぱり読んでて疲れるので一度で全部は読めないんだけど、一通りさらったら二度と開かない、ってこともあるんだよなあ。 なんかねえ、読むためには覚悟がいる感じ。気軽に読めないってのはコミック誌としては致命傷かも。
  起死回生の一発がほしいとこだなあ。太田垣康男とかどうだろ?や、単なる思いつきなんだけどさ。