モーニング不定期連載中の、こういうの青春群像とか言えばいいのかなあ。
ラブはあるのですが、必ずしもそれが中心ではないというか。
また、主人公も毎回違うって感じのアレです。
実はこの作品、6年くらい前にやはり不定期連載していた「水と銀」のつづき。
1、2巻同時発売なのだが、1巻は「水と銀」1巻とおなじ内容。
今回連載分は2巻からなのだ。なんかこういうのなー。やめてほしいようなそうでもないような。
ちなみに「水と銀」のレビューは
こちら
。(1)ってなってるけど、これで続刊がないことは決定か。
1巻の内容は「水と銀」でレビュー済みなので2巻の内容。
大学6年生の亜藤森とその9歳年下の彼女・桐生星と、その周辺のひとたちの青春模様を描いているわけだが、
「水の色 銀の月」では、森のバンドメンバーで高校3年の月海(つきみ)視点が中心となる。
物語の中心となる森と星の関係を月海の視点で描いたり、月海自身の恋を描いたり、
やはり森のバンドメンバーの哲生と月海の姉である華海(はなみ)の恋を描いたり、、、という感じ。
この人のタッチなので、どうしようもなく面白いってマンガではないのだが、
なんというか暖かい感じがして読んでいて気持ちがよいですよ。
2巻1話目の月海の言葉を借りれば「そこに違う空気が生まれる」という感じかしら。
そんなわけでなんとなく★★★☆☆。
やあ、「恋風」は最後の方は正直ダメだったのだが、こっちはいいなあ。
このひと、やっぱこういう感じの方が合ってると思うよ。うむ。
それにしても1巻と2巻とで絵のタッチ随分違うよなあ。6年は長いね。