うーん。
  ★★☆☆☆。

  いや、どうだろなあ。面白くないわけでもないんだけどね。 一言で言うなら「飽きた」って感じ。 ぐだぐだなんだよなあ。いい加減まとめに入ってほしい感じ。

  話のあらすじは、ジム・ウォルシュが自分の誘いを蹴って取ったPVがBECKだったと知って激怒した蘭がコユキにちょっかい出して、 コユキと千葉は険悪なムードになりつつ千葉はMCの修行。 アバロンフェスに出たいが相変わらずの蘭の妨害もあってじたばたしているBECKと、 アバロンフェスに向けてエディの遺作を探し回るレオン・サイクスとがついに接触する、、、って感じ。 いやあ、大筋この数行に尽きちゃうんだよなあ。 まあその周辺でコユキと真帆とのラブコメとか、ルーム13やらチャイニーズ・ブッキーとの関係とか、 あるいはコユキが拾ったSGが実は大事なものだったっぽいとか、おかずはあるんだけどさあ。 全部かなりどうでもいい感じになってきたよ。 なんだろなあ、遊びというか余裕みたいなものも無くなってきてるように感じられるし、 全身総毛立つようなひとこともないし。 なんていうか、マンガには寿命があるってのを再認識した感じ。
  とはいえ完結するまで買い続けるんだろうけどねえ。 なんつーか、前にも書いたかも知れないけど、発売日に大急ぎで買うほどのマンガではなくなったね。 連載分立ち読みとかもほとんどしなくなったし。 はやく成仏させてあげて欲しいなあ、というところかな。

(第27巻発行日:2006/08/17)

  おしまい。

  最終シリーズはジャイアント安藤の息子をダシにしつつ、虎嶋の胡散臭さを爆発させつつ、最後は結構きれいにまとまったんじゃないかな。 あいや、まあ見方によっては投げたようにも見えるし、また最後2〜3話はかなりばたばたしてた感もあるけどね。 んでもくろひょう的には結構納得の結末でしたよ。 まあ、アレでしょ。仁吾が大和の看板取り戻してめでたしめでたし、ってのもなんか違うし、虎嶋を倒されてもなあ、って気もするし。
  そんなワケで全編通しての評価ってことで★★★★☆。いや、まあ納得なんだけど、やっぱ5つってマンガじゃないかなあ、とね。 でもまあ、前にも書いたけど、プロレスってモノとヒラマツミノルのマンガってのが非常に相性がよかったかなあ、と思うよ。 惜しむらくは掲載頻度かなあ。ちょっとやって長いお休み、単行本出してちょっとやってまたお休み、ってので結構ストレスはたまるよな。

  ともあれ、氏の次回作に期待だな。 次はどこで書くのかなあ。 つーか、この人まだマンガ書くのかどうかちょっと心配。

(第8巻発行日:2006/10/01)