最高によかった。「これで最終回です」と言われても納得する。せざるを得ない。まー、もっと読みたいけどね。

  なんとなくぼんやりと、こういう瞬間がどこかであるだろうとか、ほんとにぼんやりと思ってはいたけど、こういうタイミングとは思わなかった。とよ田氏はこういうトコロ、意外と(?)うまいと思う。いや、毎回きっちり笑いと涙を入れてこられるって、それだけでもすげえ。とよ田氏のブログとかtweetとか見てると、こともなげにネーム切ってるように思えちゃうんだよな。ほんとは生みの苦しみがあるんだろうけどね。

  や、ともあれ。
  宇宙人側の事情ってのもこの作品においてはスパイスとして非常によいと思う。これがありすぎても困るけどさ。第9話「HERO(ヒーローになる時、それは今)」、第14話「やさしい悪魔」とか、このくらいのペースでこういう話があるならテンポもいい。
  まー、あえて穿った見方をするならば。あー、100話かけなくて済むよねー、みたいな。や、すでに3巻で18人クリアなので、計算上16巻くらいで終わるじゃん、てことは7〜8年?んでもまー、あまり長々やってもマンネリ化しそうだしね。個人的には10巻以内で終わってほしいですよ。この人にはもっといろんな作品で楽しませてもらいたいです。

【このトピックへのコメント】
  • くろひょうあ、いや、最終回じゃないですよ?念のため、、、(2010-05-27 02:42:07)

  おお振りもヴィンランド・サガもなくて読み応えもうひとつだったなー。ま、本誌はとりあえず置いといて、四季賞。「四季賞」一発変換できてびっくりですよ。すげえなATOK2008。

  曹子「不死身屋の花音ちゃん」
  大賞かー。話はいいけどなあ。正直絵はアレだし、話の細部とかわかりにくいし。マンガとしてはいまいちだなー、というのが率直な印象。でも案外アフタって絵にはそれほどのこだわりがないのかもなー。

  雨松「ヒーローの娘」
  こっちは逆に絵がえらくこなれてるなー。話もしっかりしてる。なんでも昨年冬の四季賞でも佳作だったとか。あと、マガジンでも賞をもらってるらしいです(マガジンのWebサイトで読めますな)。好き嫌いが分かれそうな絵柄で、また話もアレだなー、カワユイ女子とバイオレンスってだけで拒否反応起こす人も多いかもシレンな。なんとなくアフタよりはサンデーとかかな?って気もしたが、どうすかね。

  松本藍「屋上友達」
  やー、最初作者名見ずにぱらぱらーっと読んで、アレ?と思ったら、エフとかで描いてる松本藍じゃないですか。エフの「超えろ!モリタ」となんとなく構図が似てる感じですが、「屋上友達」もまあよかったです。この人のマンガはなんか妙なエロさがありますな。ひっそりと期待してますよ。
  ちなみにジャンプで「保健室の死神」を描いている藍本松はかつて「松本藍」を名乗っていたそうな。しかしこの人とは別人だそうです。や、絵柄も作風も全然違うしな。。

  そんな感じ。

【このトピックへのコメント】
  • くろひょうんむ、昨日あたりから「四季賞」とか「松本藍」検索でのお客さんが多いな。やっぱ気になった人多いのかね。あとなぜか「ハブオ」でたどり着くひとも。あー、中途半端に思い出すと気になる漫画だよなあ、きっと。「ダイナマ舞」並に。(2010-05-30 22:16:53)

  通称:七女(ななじょ)
  「ラブロマ」「友達100人できるかな」のとよ田みのる氏がブログ等でお勧めしていたので読んでみた。どう表現すればいいかちょっと考えていたのだが、「なごみ系まったりSF」ってのがぴったり来るかな、と思いましたよ。「なごみ系」はいらんかなー。まあ、まったりしたSFです。

  主人公は金村さん(金やん)と高木さん。二人は【友達選定】というシステムで友達になることになったってー設定なのだが、わりとその辺はどうでもいいかも。それよりも二人の住んでいる世界は、ドラえもんの道具のようなアイテムが日常的にあったり、未来からワケの分からないバケモノがやってきたりするようなところなのだが、それでも淡々と日常がある、というような感じ。まー、否定する人もいるかもシレンが、見ようによっては一種の「あずまんが大王」フォロワーであり、話を展開させる材料にSFを用いている感じ。だが、どちらかというと本来はSFがあって、それをほんわかと見せるための触媒的に女子高生を用いているのではないか、という気もする。載ってる雑誌もリュウだしねえ。
  まあ、どっちがどうでもいいんですよ。とびきり面白い!ってワケではないのだが、なぜか読み返したくなる中毒性がある。で、何度か読んでいるウチに病みつきになってくる。この辺が「あずまんが大王」に通じる何かを持っているのではないかと思わせるところかねえ。

  というわけで★★★☆☆。そうだなあ、ジャンプしか読んでないような人除けば、漫画好きなら読んで損するってことは多分ないと思う。あー、比較的対象年齢は高いかもなあ。多分漫喫で読むような作品ではない。とりあえず一冊買ってみて、ベッドに寝転びながらノホホンと読んでみる、そんな漫画だ。

(発行日:2009/09/01)