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東京で少女向け雑誌のモデルなんかをやっていた小6の夏芽は、両親の都合でいきなりド田舎に引っ越すことになってしまう。 田舎の生活、まわりの人間にとけ込めず戸惑っていたが、1人の男の子が目に留まる。 最初は彼に対する感情が恋愛感情であることに気づけずにいるが、それに気づいてからはその男の子を手に入れたくなってしまう。 夏芽は、気を引くためにまたモデルの仕事をしようとしたりするが……というところでいろいろ事件が起こっていく感じだろうか。
やあ、少女漫画だなあ。思いっきり少女漫画のフォーマットだ。
が、読むとジョージ朝倉の世界って感じがする。
なんていうのか、感情の高揚感みたいなものと、感情が高ぶったところから肩透かしされるような感じとかね。
こういうのが非常にうまい人だなあと思う。
ま、まだ思いっきり序盤なので今後どう展開していくのかはよくわからんのだが、先が楽しみ。
ただ、やっぱ少女漫画なんだよなあ。ついていけるかな、という不安もなくもない。
つことでとりあえず★★★☆☆。期待と不安と両方ってことで。
この人、ほかの連載は一体……。 IKKIの「平凡ポンチ」も休みがちだし(今1勤2休くらいのペース?)、フィールヤングの「ピースオブケイク」なんか半年以上休んでるのでは。 どっちも楽しみにしてるんだけどなあ。ちゃんと続き書いてくれるのかしら、ってのが心配。
一度寝た男がいるバイト先を辞め、自分を思い通りの女にしようとする彼氏に振られ、挙げ句部屋の「幸福の木」まで枯れてしまい、いろいろやり直すために叔父が経営する築30年超のアパートに引っ越した志乃。そこで脳天気な笑顔の男・京四郎に出会うが、彼は友人に紹介されたバイト先の店長で・・・という感じ。
この人のマンガっつーと、どこかぶっ壊れたところがある感じなのだが、このマンガは比較的普通だなー。ごく普通の恋愛マンガ。「少年少女ロマンス」や「平凡ポンチ」のようなジェットコースター感はないな。今のところ。
じゃあつまらないかというとそうではない。恋愛マンガとしてかなり偏差値高いよ。いや、正直女性誌掲載の女性向け恋愛マンガとしてはどうなのか、と言われるとわからんが、マンガとしてかなり面白いと思う。なんていうのかな、本筋とそうでない部分、遊びの部分のバランスが非常によい。あと、やはりセンスかなー。とりわけ何気ない会話のセンスというかテンポというか、が非常によい。
以前ほかの作品の感想で書いたかもシレンが、マンガにおいて「テンポ」とか「リズム」って非常に大事だと思うのね。いや、そもそも速度なんか読む人任せのマンガというメディアにおいて、「テンポ」「リズム」とか「間」ってものを感じさせることが出来る、という時点ですごいと思う。というか、それを感じさせるということはすなわち「テンポ」がよい、ということに他ならない。
で、この作品。例えば第3話冒頭の京四郎と志乃の会話とかね。あと、48〜49ページの志乃と友人のナナコのやりとりとかもいいよなあ。ナナコが志乃を撫でるときの絶妙な間とかね。ほかにもいろいろあるんだけど、とりわけこの巻最後で、志乃が京四郎に思いをぶちまけるあたり。この辺はいかにもこの人のセンスって感じだよなー。
そんなこんなで、少女漫画ながら男性にも読んで頂きたい感じ。
★★★☆☆。
しかしなー。
「男(ナン)センス」はないだろー。ねー。
自主映画監督・真島の前に突如現れた女子高生・ミカ。貧乳の彼女は真島と繋がりのあった巨乳タレント中村ヒナを殺害してしまう。
偶然その場に遭遇した真島は死体とミカをフィルムに収めつつ、自首を勧めるが、ミカは「巨乳になってから自首する!」と自首を拒み、
ふたりの逃避行がはじまる───という感じか。つーか、これじゃ何がなんだかわからんな。
いや、そのわからなさ加減がこの人の持ち味のひとつではあるのだがそれにしても。
いや、実際話もよくわからないです。ジェットコースターのように読者を振り回すのはこの人の手としても、
ミカが何を考えてるのかもよくわからないし、真島もなぜかどんどん姿を変えていくし。
なにより、どこにどう落ち着けようとしているのか全然見えない。それは悪いことではないんだけど、
読んでいて座りの悪い感じを生み出しているのも否めないかな、とか思うです。
好きな作家なんだけど、この作品は正直読みにくい。
つことで 、★★☆☆☆。
いや、まだまだこれからだとは思うんだけどね。
んでもなあ。連載時点であやういなーとか思ってたんだけど、まとめて読んでもいまいちわからなかったもんな。
あとは最後までまとまってみてどうか、ってところだろうか。いや、最近の展開は少し面白くなってきてるんだけどね。
んでもわかりにくさは相変わらず、というか今まで以上にわかりにくくなってきてるもんなあ。
ヨシアシかな、と。
何度か書いてるけど、フィールヤングの「ピースオブケイク」の方が楽しみかも。こっちは5月単行本発売だったか。
おしまい。すれ違いつつも最後はくっついておしまいっていう。
2巻で宗が登場してからなんだか普通の少女漫画っぽくなってしまった感があったし、
最後の方もなんかいまいちわからんかったなあ。いや、面白かったんだけどね。
でも正直なところ、失速してしまったような印象を受けた。
失速する前のテンションが異常に高かったから墜落しないで済んだけど、って感じかなあ。
あと、こういうところは突っ込むべきじゃないかもしれないけど、
バイクでこける場面は全然転けてるように見えなかった。
ネガティブな感想しか書いてないけど、でも面白いですよこの漫画。読むべき。
とはいえこの巻は★★★☆☆くらい。ふたつにしようかと思ったんだけど、本編のあとの宗と宗に思いを寄せる女の子の話が面白かったので。
これに登場する蘭とかが面白すぎ。なんつーか、こういう細かいところがこの人の面白さの本質なんじゃないかなーとか思うのね。
いや、話の本筋もいいけどさ。でも漫画ってそれだけじゃないしな。
そうえいば平凡ポンチもいい加減1巻分くらいたまってると思うのだが、単行本なかなか出ないな。
最近1、2巻同時発売ってのが流行りで、IKKIだとフリージアもそんなだったのでそれ系か。
だとしても3月4月くらいには出てもいいよなあ。
どうでもいいがこの人の自画像はイカス。
本気で少女漫画ですよ、奥さん。
王子様を本気で信じてお姫様になりきる少女・蘭と、蘭を好きなあまり意地悪をしてしまう王子様・右京のドタバタラブコメ。
やあ、ラブコメですな。本気で。蘭のズレっぷりとかも面白いし、素直に自分の気持ちをぶつけられない右京の行動のもどかしさとかも見てていいし、
しかもテンポもいいし。単純にラブコメとして完成度高いです。
加えて随所に見え隠れするこの人ならではのセンスってのがまた良い感じです。
そんなこんなでべた褒めです。★★★★☆。ラブコメがお好きなら読むべき。
1巻は実は「1巻」とは書いてなくて、2巻が第二部という扱いになってます。1巻一冊でひとつエピソードが完結してるのね。
そんなわけで1巻だけでふたりのドタバタは一旦収束するのですが、2巻になってライバルが現れたりして、またドタバタします。
あー、でもなあ。なんとなく2巻より、1巻の雰囲気の方が好きだなあ。この人の描くコメディって、漫才みたいな面白さがあるのね。
テンポとセンスが命、みたいな。登場人物が増えることによって、その辺がボケちゃってる気がするんだよな。
なんていうか、普通のラブコメになっちゃってる感じ。まあ、面白いんですけどね。
ちなみに最新3巻が1月に発売予定。買うしか。
この人のマンガ、初見は実はIKKIでやってる「平凡ポンチ」なのですが、そのあとなんとなく「カラオケバカ一代」あたりを読んでハマりまして。
勢いにまかせて別フレKCにまで手を出してしまった、という感じです。「恋文日和」「水蜜桃の夜」なんかも既読ですので、いずれ感想書きますけん。
しかし「平凡ポンチ」は実はあまりしっくり来てないんだよな。フィールヤングでやってる「ピースオブケイク」は面白いんだけどね。「アーマーゾーン」とかワラタよ。
いやはや今年ハマった作家のひとりです。来年も期待。
うひー、とうとう少女漫画にまで手を出してしまいました。お母さんごめんなさい(?)。
いえね、ジョージ朝倉の漫画がおもろいなーとか思って、ほかの作品も読んでみたくなって手を出してしまいました。別冊フレンド連載中。といっても別フレを購読してるわけじゃないんだけどね。って、何を取り繕う必要があるのか。
内容は、白馬に乗った王子様を本気で待っている17歳の女子高生・蘭と、その蘭のために王子様になった右京を中心とした、大雑把に言えばドタバタラブコメ。なのだが、この人だけにドタバタっぷりがイカス。ドタバタっつーか、ぶっ壊れてるよな。すばらしい。
ただなあ。2巻になって三角関係になるのね。相手は蘭の従兄弟なのだが、これが加入することによってだんだん普通のラブコメになっていくんだよなあ。この人に求めるのはそんなもんじゃないだろー、とか勝手に思ってるわけで。なんだかねえ。
でもまあ、面白いですよ。続刊が出たら迷わず買い。★★★☆☆。
実はこの人のマンガ、最近ほかにもいくつか読んでます。気が向いたらそのうちに。