海月玲二
2015-02-16(月)

無題

ニンジャスレイヤーの第二部まで読みおわった.ライトノベルはあまり読まないし,そもそも小説とか読むの自体ひさしぶりだけど,実際おもしろい.

ひとつの長い話をずっと続けるのではなく,短い話を積み重ねてひとつの世界を描くのは,実際そんなに簡単なことではないと思う.子供のころ読んでた,ノウンスペースシリーズとか人類補完機構シリーズを思い出した.また,バトルものだから戦闘描写を頑張るのは当然として,それ以外のシーンの描写がかなり良い.まだ芸風が固まってなかっただろう最初期,たとえばレイジ・アゲインスト・トーフのスシバーの場面とかでも,すでによくできていた.

あとまあアレだ,現代日本フィクション界で受けるのに必須の要素である「いろんな面白キャラがたくさん出てくる」というのもちゃんと押さえてるな.

とりあえずスローハンドの最期のシーンの描写はすごい迫力だった.

メキシコ南部,オアハカ近郊にある古代遺跡.

なんとなくメキシコの古代遺跡というとジャングルの中にあるようなイメージだったけど,よく考えたらメキシコ国土でジャングルなのはユカタン半島だけなのか.ここの遺跡は,大きくひらけたところに建物の跡が並んでいる感じだ.おかげで,とにかく日射しがきつくて暑かった.基壇の上にあったはずの建物はほとんど破壊されてしまっているし,小高い丘の頂上に位置していて,遮るものが何もないのだ.なんとなく帽子を持ってきておいてよかったと本当に思う.

あと変な絵とか絵文字とか描いてある石碑も,別にマヤ文明の専売特許じゃないようだった.全然知らんかった.

丘の上に建物跡が集まっているということで,雰囲気としてはベラト(アルバニア)の城やシーギリヤロック(スリランカ)のような天空城系である.人間,やはり高いところには惹かれるものなんだろうか.どれも建物自体はあまり残ってないのが残念なことである.この手の遺跡で,ちゃんと建物がしっかり残ってるのってあったっけか?

というか古代メソアメリカ文明は結局のところ全面的に滅亡してるからどうもよくわからん.一部勢力だけでも現在まで存続してたら面白かっただろうになあ.



【このトピックへのコメント】
  • BITまさかのアメリカ大陸!しかもメキシコとは!危なくなかったですか?(2015-03-17 00:37:22)
  • 海月玲二思ったよりは大丈夫でした.重大なインシデントは一度も発生していないのでごあんしんください.(2015-03-17 12:24:30)