海月玲二

というわけで,シムケントの町中には観光客などほとんどいない.ツーリストインフォメーションにさえ誰もいなくてびっくりした.いや,客がいないだけじゃなく担当者さえいなかったのだ.しかも,二回のぞいてみて二回とも誰もいなかった.バスの情報とか聞こうと思ったのに.まあ確かにここに座っててもほとんど仕事ないだろうけどさあ.

でも,この町は雰囲気がおだやかで,比較的住みやすそうだ.いくつか現代的なショッピングモールなどあって,わりと地元の人達が集まっていてにぎやかだった.中心街のちょっとしたカフェだとかもそれなりにあり,のんびり過ごすにはいいと思う.

カザフスタン滞在最後の晩はちょっとオサレに食事しようと,大きなモールのレストランに入ってみた.しかしここでビールおつまみセットを頼んでみたところ,どうにも塩辛いやつばかりで大変だった.なんか見た目はそれっぽいんだけどなあ.まあ本来はビールを何杯も注文するという前提なのかもしれないが,国境を越える直前ってどのくらいお金使うか悩むよね.カード払いにするには中途半端に現金が残ってたし.

その後,ネットでも見ようとWiFi接続を求めて適当に喫茶店に入り,何の気なしにアイスを頼んだら,なんかむにょーんと伸びるやつで思ったよりうまかった.こっちは得した気分.どうも喫茶店というかトルコ料理店だったようだ.飲み物は緑茶ではなくて,あのいわゆるトルコ式チャイを頼むべきだったか.

ところで町並みマニア的には,ロシア勢力が来る前の古い町並みがちょっとだけ残ってるエリアをチェックするとよいと思う.この地域の他の町の旧市街と同様,土壁の小さい家が細くて曲がった通りに並んでいて,散歩すると雰囲気が違ってなかなかよい.具体的に言うと独立記念公園の北西あたりである.



ここは旅行ブログなので(そうか?)旅行情報もちょっと書いておこう.2018年9月現在の情報なので,あとから検索で見つけた人は注意してね.

シムケントとタシケントの間の国境は観光客でも越えられるので,ここを越えた体験談はたくさん見つけることができる.ただし現在のところ,そのほとんどがミニバスとかタクシーとかを乗りついで行くパターンだ.しかし,実はシムケント←→タシケント間直行バスという楽な手段も存在している.しかも値段は1500KZT(450円弱)であり,そんなに高くもない.なぜこの情報があまりない(ガイドブックにさえ書いてない)かというと,2017年の12月にはじまったばかりだからだ.



シムケントでは,南側Darkhan地区にある旧バスターミナルから発着する.上の写真のような建物で,場所はこのへんだ(googleマップではもうちょっと東に「アフトヴァグザール」という表示が出るが,こんなに奥ではないと思う).俺は市バス27番で近くまで行ったけど,そのへんはホテルの人とかに聞いたほうがいい.がんばれば中心部から歩いて行けなくはないかな.

タシケントでは,地下鉄Olmazar駅近くのバスターミナルから発着する.現在このバスターミナルは建物を全面改修中なので一瞬休業中かと思うが,ちゃんとその裏でやってるのでご安心だ.

シムケントのバスターミナルには両替所があり,タシケントのほうではそのへんの売店にいる人が両替を持ちかけてきたりする.さらに,国境付近でも両替商が乗りこんで来たりもする.いずれにせよどこかでKZTとUZSは両替できるだろう.

そういえば,タシケント側のバスターミナルでは,ほかにアルマティ行きとかビシュケク行きとかの切符売り場も見かけた.「タシケントに直接国際バスを乗り入れては駄目」という規制は撤廃されたということなんだろうか.

あと最近噂の「ウズベキスタン入国のとき書かされるめんどくさい税関申告書は,陸路空路を問わず撤廃された」というのは事実のようだ.俺のときもそんなのは一切出てこなかったし,それで後日出国するときも何も問題なかった.

タシケント国際空港は,他ではあまり見たことない「搭乗客とスタッフ以外はターミナルビルに一切入れない」というシステムをとっている.確かに保安上はこうしたほうが楽だろうが,出迎えの人は建物の外で待つしかないので大変面倒である.というか,ウズベキスタンでは空港や鉄道駅すべてがこのスタイルなのだ.11年ほど前に来たときは,少なくとも鉄道駅はそんなんじゃなかった気がするがなあ.いずれにせよ,ここでYと合流するため空港に迎えに行くとき,今までと比べると多少厄介だった.

タシケントの町は,11年前と比べると,スーパーとか国際的チェーンの店もたくさんあるし,きれいに整備された通りも増えた.小綺麗な店に入って気のきいたドリンクで休憩,なんてのもわりと簡単にできる.でも,ちょっと横道に入るとまだ舗装の怪しいような道がたくさんあるし,いわゆる旧市街エリアもそのまま残っていた.旧市街エリアは今まさに再開発が進んでいるとかいう話も聞くけど.

シムケントの「旧市街」とかで,ガスの配管なんかが何のガードもなく空中を走ってる物騒な光景をよく見かけたけど,あれは要するに古い市街では抜本的なインフラ整備が難しいだけなんだろうと思う.そしてタシケントでは,旧市街どころか比較的高級住宅街的な場所でもあれを見るのだ.まだまだ先は長そうである.

あと昔は気付かなかったけど,タシケントにあるソ連風の集合住宅って,壁に独特の絵というか図柄が描いてあることが多いと思う.これはタシケントの特徴なんだろうか,それとも,タシケントではわりとすぐ行けるような場所にもあの手の建物がたくさん建ってるからそう感じるんだろうか.ペテルブルクとか他の旧ソ連の大都市では,郊外まで行ったことがないからよくわからん.なんかこう,「これはアステカ遺跡で新しく発見された壁画です」とか言われても一瞬信じそうな味があったりしておもしろい.

タシケントからヒヴァに行くにあたって,ウルゲンチまで飛行機を使った.11年前にタシケントからブハラまで国内線に乗ったときは,旧ソ連のヤコブレフ40で,座席指定が機能してなかったりしたもんだが,今はさすがにそんなことはない.ふつうにエアバスだったし,機内サービスもまともだった.飲み物だって出たし.

そういえば,タシケント空港の国内線ターミナルの場所も昔と違う気がする.昔は,確か歩いて移動した覚えがあるので,国際線ターミナルの横の建物だったはずだ.今はその位置に国際線到着ターミナルビルが新築されていて,国内線は空港の反対側に移転している.そして問題なのは,移動がけっこう大変なのにシャトルバスの類が存在しないということだ.思うんだけど,ウズベキスタンはタクシーが安すぎるから,市内の公共交通をちゃんと整備する動機が薄いのではなかろうか.



2018-09-05(水)

ヒヴァ

寒かった.

イヤほんとに.9月にウズベキスタンに行くので,かなり暑いことを覚悟して行ったのだが,ウルゲンチ空港に降りたった瞬間に長袖を持って来なかったことを後悔した.ホテルでも追加の毛布を頼みにいったくらいである.二日目は多少マシだったが,そもそもここ以外の町では別に寒いとか一度も思わなかったので,西の砂漠地帯は気候が違うのかもしれない.

ここの旧市街は,観光客としては完全にテーマパーク型の町である.ただ,テーマパーク型の古都の中でもここは貴重な部類であり,中央〜西アジアタイプの城壁都市がほぼそのまま残っているのはここだけだそうだ.「城壁に囲まれた古い都市が全体として残っている」ことが貴重なので,個別の建物がどうこう言うより,てきとうに散歩したり上から眺めたりして,町並み全体を楽しむのがいいと思う.ゲーム脳的に想像するところの「砂漠の町」そのままだ.城壁内部でも,メインストリートをはずれると住宅街になっているので,散歩ルートにはぜひそっちも入れるべきだろう.

というかね,たぶん観光客はみんな思ってるだろうけど,個別のマドラサだのモスクだの霊廟だのは,だんだんみんな一緒に見えてくるからね.そういう見かたをするなら,ブハラとかサマルカンドに加えてわざわざここまで来る必要はないかもしれないよね.けっこう来るの大変だし.

どうでもいいが,住宅街を散歩していたら,片腕に子猫を乗せたまま普通に道を歩いてる男がいて超びっくりした.

なお,西門で売ってる共通入場券は,時間がない場合は買わなくてもいいかもしれない.これはつまり「いくつか建物の中に入ることができる」というものなのであるが,その大半はたいしたものがあるわけでもない.それなりに見どころがある建物も2〜3あるのが悩むところではあるが.一人10万UZSとか取るしなあ.



ヒヴァからどうやって帰るかというのは,実は何も予定していなかった.日本で調べていても,鉄道ダイヤがどうなっているかどうも判然としないし,長距離タクシーがどれくらい簡単に頼めるのか,いくらぐらいかかるのかもどうもよくわからない.しょうがないので現地で聞いてから考えようということで,何も考えずに来た.

さてツーリストインフォメーションで聞いたところ,鉄道だと夜行になるらしい.しかも,そいつはブハラを経由してサマルカンド→タシケントに行くので,ブハラまで鉄道で行くことも可能なんだそうだ.しかし日程が,「ウルゲンチを夕方に出発→ブハラに23時過ぎ→サマルカンドに3時ごろ」という感じらしく,なんか大変そうである.

一方,宿で聞いてみたところ,長距離タクシーはわりと簡単に頼めそうだ.値段も45USDということでリーズナブルなので,ブハラまではタクシーを頼むことにした.「タクシー」というのは大抵普通の個人所有の車なので,来てみないとどんな車なのかも定かではないわけだが,今回は問題なかった.ちゃんと新しめの車で,ブハラ到着まで車両トラブルもなかったので当たりである.運転手も真面目に仕事してくれる人だったし.

問題はむしろ道路であった.ヒヴァからウルゲンチを出て,しばらくの間はそこそこちゃんとした舗装道路なのだ.しかしブハラまであと100kmぐらいのあたりから様子がおかしくなる.舗装はガタガタだし道幅も妙にせまく,センターラインさえないような道になるのだ.途中,鉄道の跨線橋のあたりで最高潮に達し,全く舗装してない単なる砂利道になる.あまりに砂ぼこりがひどいので,ドライバーも窓を閉めてエアコンをつけたほどだ.
むしろ「田舎のほうは道がイマイチ」というなら理解できるが,なぜブハラ周辺だけ道がへぼいのか.実に理解に苦しむ.

11年前に来たとき,「なんという物売りのウザい町だ」と思ったものだが,今回は全然そんなことなかった.前回はオフシーズンの春先で,観光客が少なかったから必死さが違ったんだろうか.あるいは「みやげ物売りがあまりにしつこいと観光客は減少する」ということを業者や政府が理解したんなら,なかなか結構なことだ.もう一歩,「どこの店でも似たような物ばっかり売ってるとかなり萎える」という点についても改善していけばもっといいと思う.

みやげ物売りを見るたびにいつも思うんだけど,工芸品とかの類で「ハンドメイドである」ということはそんなに重要なのだろうか.高級な一点モノを買うんじゃあるまいし,たくさん作られてる柄の皿だの鞄だのが,ハンドメイドだろうがマシンメイドだろうが別にどうでもいいと思う.「ハンドメイドである」ということがウリになるには,そもそもオリジナリティが必要なんじゃないのか.

というか中央アジア全般に,おみやげに買うものってあんまりアレだよな.さらに,今回おもにYが買っていたおみやげはドライフルーツとかナッツの類がほとんどだったので,そもそも工芸品はあんまり関係ないのだった.

ところで,ブハラにはなんだかホテルがやたらに増えてると思った.これはもう供給過多と言ってもいいんじゃないだろうか.今回泊まったホテルが,値段のわりには妙に広くてきれいな部屋だったのも,そのことと無関係ではないような気がする.そもそも,予約サイトとかで部屋の相場を見た時点で,たとえばサマルカンドとかより安い感じがしたのだ.


11年前に来たとき,なんとか言うモスクを見物していたら,爺さんが何やら詠唱をはじめて,通りがかった人が聞いているので横で聞いてみたことがある.聞いてる人はときおり何かのジェスチャーをしたり声を出したりしていて,何をやるのかはみんな完全に暗記してる雰囲気だった.

そして今回,修復されたシャーヒ・ズィンダ廟群の奥のモスクで全く同じ場面に遭遇した.というか,あとで昔の日記を読み返して,「前に全く同じことがあった」ということがわかったのだ.全然覚えてなかったけど.

昔の日記と比較してみるといろいろわかって面白い.UZSは4〜5分の1の価値に落ちてるけど,USDで表してみると物価はそこまで大きくは変わってなかったりとか,11年前だとまだ「日本語の使えるネットカフェが休みだったうわーん」みたいなことを言ってたのに,今は普通にSIMカードを買ってふだんの端末でそのままメールしてたりとか.

11年前には全然関係なかった話をすると,ウズベキスタンについては「外国人と見るとすぐ現地の人が『一緒にセルフィー撮って』って言ってくる」みたいなことがあちこちのブログとかtwitterとかで書かれている.でも俺らは全然そんなこと言われてなくて,さすが陰キャ二人組はオーラからして違うなと思っていたのだが,サマルカンドのティムール廟のあたりで急に何度もそういう人につかまった.どうやら修学旅行とか団体旅行とかそのへんの人達のようで,つまり,ひとは集団になってるとテンション上がりやすいというやつだろう.

今回,ヒヴァとかブハラとかサマルカンドとか,メジャーな観光地では,国内から来てるっぽい団体客をわりと見かけた気がする.前回はそんな記憶がないので,これはつまりウズベキスタンの経済成長あるいは規制緩和なんだろうか.


ブハラ→サマルカンドと,サマルカンド→タシケントの移動は特急列車を使った.前回もサマルカンド→タシケント間は鉄道を使ったが,そのときはまだそんな最新型の列車は走っていなかったはず.なんか3〜4時間ぐらいはかかった覚えがあるけど,今回は同じ距離で2時間ぐらいだった.座席も快適である.

サマルカンド→タシケント間は,エコノミー席が売り切れだとかでビジネスクラス席になった.何が違うかというと,一列四席ではなく三席になっててちょっと広いことと,乗車するとちょっとしたお茶とお菓子のサービスがあることである.はっきり言えば,たいして違わない.まあ値段もそんなに違わないけど.

昔は,そもそも切符を買うのが大変だったような覚えがある.まずサマルカンド駅の係員には英語が全然通じなかった.さらに,なんか窓口がよくわからない理由で閉まったりしていて,窓口が開くまで待つ必要があった.そして開いた瞬間に「今だ!」と窓口におしかけて係員と謎のやり取りをしたあげく,やっと購入できるような感じだったはず.今では,ちゃんとした常設の切符売場ができていて,係員も外国人に慣れてるし,普通に並んで買うだけで何も問題は起きなかった.

そういえばブハラでは市内の鉄道切符売り場(わざわざ駅まで行かなくても切符が買えるオフィス)が移転してて,行くのがわりと面倒になってた.中心部から歩いて行けないことはない(実際俺らは歩いた)が,バスとか使ってもいいかもしれない距離だ.しかし,バスだのタクシーだの使うなら,駅に行っても大差ない気もするな.そしてもうひとつ問題なのは,新切符売り場の看板がすげえそっけなかったことである.危うく見落とすところだった.まあ移転したばかりだから仕方ないんだろうけど.


今回はアシアナ航空でソウルを経由して行った.中央アジア方面は,歴史的経緯からソウルとの連絡が比較的よくなっている.

……よくなってるはずなのだが,なんか知らんがタシケント便だけ妙に遅れが多かった.たまたまだろうか.Yが関空から来るときのソウル→タシケント便は,一週間ぐらい前に一時間遅れるという連絡が来て,当日そこからさらに二時間遅れたのであった.また,帰りのタシケント→ソウル便も,当日になってから一時間遅れるということになった.

航空便の遅延というのは,昔だったら無駄に待つはめになったりして大変だったろうが,現在はそこまでたいしたことではない.ネットでそれぞれの航空便が今どのへんを飛んでるかとか何時間遅れる見込みかとかは確認できるし,航空会社からの連絡メールだっていつでも受けとることができる.予定変更に合わせてこっちも行動できるのだ.SIMカードを買っておいて正解だった.

Yが来る日,「もう少しなので公園でしばらく休んでから行くか」と思ってベンチに座り,何の気なしにネットを見たら予定より二時間遅れてることに気付いた.そこで予定を変更し,先にホテルに行っていろいろ準備したり休憩したりしてから,ちょうどいい時間に空港に迎えに行ったのである.

一方帰る日は,タシケント駅に19時ごろ着いたので「22:20発だしまだ時間あるから,残った現金で無駄にオサレな店でも行ってのんびりしよう」などと考えた.しかし店を探したり注文したりしてるうちに20時も近くなってしまい,「なんだ結局あんまりのんびりできねえな」と思っていた.そしてここでふとメールを見たら,帰りの便が一時間遅れるという連絡が来ていて,心おきなくレモネードなど飲みながらのんびりした次第である.

いやこれアシアナ航空の話じゃねえな.えーと,アシアナ航空の機内モニタシステムは,見れる映画の本数が少なくてちょっと残念だった.あと機内食はまあまあいけるのだが,量がちょっと少なめな気がした.日系航空会社みたい.

2018-09-09(日)

仁川

台風21号によって関西空港が使えなくなってしまったので,もちろん我々が乗るはずだったソウル→関空便もキャンセルになった.カウンターで聞いたところ別の空港行きの便に振り替えてはもらえることになったが,同日の便は名古屋行きも福岡行きも両方とも既に満席だと言う.まあ振り替えが激増しただろうからいたしかたない.札幌行きならあるらしいが,それだとソウルより遠くなる気がするしな(このときは知らなかったが,そのころ北海道は地震で混乱していたので余計駄目だ).

しょうがないので,次の日の朝の名古屋行きに振り替えてもらうことになった.この時点で午前10時半ごろだったので,ほぼまる一日待つ必要が出てきたわけである.トランジットホテルは1万6千円とかいうことらしいので,しみったれの俺としては空港を出てもう少し安いホテルに泊まることにした.

というわけで,仁川空港の周辺がどうなってるのか全く予備知識がないままてきとうにホテルを予約し,空港から出てみたわけである.まあ,しょせん空港鉄道でほんの少し移動して,駅前のホテルに行くだけなので,別にそんなにたいそうなことではないが.支払いはほとんどカードですませるしな.

空港鉄道の雲西駅周辺は,どうも仁川空港のための埋め立てをしたときに余った区画で町を作ったみたいな雰囲気である.中心部の繁華街には妙にたくさんホテルがあるので,やはりトランジット客をある程度は想定して作ったのだろう.あとは空港とか周辺に作った工業団地とかの労働力確保なのかな.

まあ今回は,ホテルでゆっくり休んで,夕方に近くの店で焼肉を食べただけなので,町がどんなんかは別に関係ない.旅行の疲れからそれなりに回復できて,一泊6000円のわりにけっこう良かった.次の日は早朝から空港まで送ってくれたし.

2018-09-09(日)

無題

アシアナ航空の機内で見られる映画は種類が少ないし,今回は飛行時間が短かったので(とくに帰りなど6時間もないし,夜なのでほとんど寝ていた),映画は二本しか見なかった.

  • Pacific rim uprising: 見始めてから気付いたけど,これって何かの続編なんかな.前作見てなくてもほぼ問題ないようなかんたんシナリオだったけど.怪獣ロボット映画のわりに,怪獣とかロボットとかのキャラが薄い気がする.設定もなんか雑だし.
  • Rampage: これも怪獣映画なんだけど,こっちはそこそこ面白かった.怪獣も含め,登場人物がわりと濃い.ラッセルみたいなわざとらしい奴とかいいと思う.話はご都合主義だけど,ご都合主義なりにつじつまが合ってる感じするしな.

結局両方とも,ずのう指数低めの怪獣映画なんだけど,それでも面白いとかそうでもないとかあるもんだね.