海月玲二
2019-04-05(金)

無題

前にも書いた気がするがAndroidのPreference関係はけっこうクソだ.でも,昔あった「android.preference系とsupport library系が並立してて,どっちを使えばいいかわからない」問題は「androidx系に統合する」という形で解消されたようなので,いいかげんちょっと新方式も試してみている.

というか,何度やっても思うが,Fragmentというやつはどうもしち面倒臭い.じっさい,設定画面のUI関係のクラス構成にしたって無駄にあれこれ複雑だ.まったく俺の知能では,どういうことなのか把握するだけでもひと苦労である.

いやまあ,無駄ということもないのかな.たとえばPreference関係だと,値の永続化関係とUI関係は分けておきたいというのはわからなくもない.「複雑な構成のものが必要になっても対応できる」というのと「単純なものをぱっと作れる」というのはなかなか両立できないのかね.ちょっとした設定ダイアログとか出したいだけなのに,何をどう作るのかややこしすぎるんだよな.公式サイトの説明もよくわからない,というか説明が不十分だし.

そもそもこういうところで苦労しても,アプリを使う立場からすると何も変わらないんだよな.

前のエントリで書いた設定画面のリファクタリングであるが,本当にリファクタリングだけなのもアレなので,編集画面のショートカットキーを自由に設定できるやつにしてみた.最近のAndroidSKKとかKLOAで使ってる,モディファイヤキーと合わせて設定できるやつなのだが,Fragment版の設定画面に対応したやつがなんとか完成した.ほかのやつもいずれこれに変えよう.あとフォントサイズ設定はSeekBarにした.長大なリストから数字を選ぶよりはずっとマシだろう.

もうひとつの大きな更新点は,検索するときに複数スレッドで動作するようにしたことだ.けっこう速くなったように思う.まあ,タイトル一覧とかリマインダ一覧とかはテキストファイルにキャッシュしてるので,トップ画面とかの出る速さは別に一緒だ.でも,何かキーワードやハッシュタグで検索するときとか,リロードするときとかは違うはず.

じつは,キャッシュファイルを読みこんでデータを得るところも複数スレッド化してはみたのだが,何をどうやっても全然速くならなかったので中止した.よくわからないが,一行あたりの処理が小さすぎて,複数スレッドにするオーバーヘッドのほうが大きいのかもしれない.

2019-04-11(木)

無題

いわゆる献本というやつがある.

授業で何かの本をテキストとして指定したりなんかすると,受講生の人数にもよるが,出版社から担当教員宛てにその本が贈られてきたりするのだ.でもちょっと待ってほしい.そもそも,授業中その本を使って説明したり問題を出したりするつもりなんだったら,ふつう,もうその本持ってないか? 持ってもないのに授業で使えると確信して指定したりするだろうか? みんなは「持ってるのになあ」って思うことないんだろうか? 大変不思議である.

それとか,本を書くなどすると,これも出版社から贈られてきたりする.たぶん誰かに配ったりして営業するなどして使ってねという主旨なんだろう.これはまあ普通はそれなりに意味がある話なのかもしれない.しかし俺の場合,「本を書く」とか言ってもせいぜい「別の先生の原稿を手伝って,結果的に共著者に入ることがたまにある」というかんじなので,実際のところ俺の仕事とは言いづらい.そもそも,俺は研究職でもなんでもないので,著書を配って営業なんかしないしな.

別に用もない本が何冊も来たりして場所塞ぎだなあ,と思うことである.何年か同じテキストで授業なんかすると,さらに同じ本が増えたりする.これはさすがに出版社に連絡して止めてもらうけど.