ふとしたことで,別の授業で使われたと思しきPowerPointファイルが目にはいったのだが,それが「15回の授業の内容を全部ひとつのファイルに入れてあり,総スライド数900越え」という強烈なシロモノだった.すげえびっくりした.そんな発想でPowerPoint使う人っているんだ.
そんなに大量だと動作が重くなるとか不安定になるかもしれないとか,死んだら全部の内容がアクセスできなくなる危険があるとか,明らかに無理があると思う.というか最大の問題は,大学の半期15回の授業を「ひとつの連続した長い話」と見ている点だ.初等中等教育と違って,なるべく回ごとの独立性は高めておかないと危険だし,同じ内容の復習もたびたび入れる必要があるのだ.やつらはそんなに勤勉ではない.
なんかアレかね,人間には「オールインワンで何でも入ってるやつ」を作ってしまう習性があるのかね.キッチンシンクアプローチ的な.いわゆる「神エクセル」も似た発想が原因なのではなかろうか.