海月玲二
2019-05-17(金)

無題

ふとしたことで,別の授業で使われたと思しきPowerPointファイルが目にはいったのだが,それが「15回の授業の内容を全部ひとつのファイルに入れてあり,総スライド数900越え」という強烈なシロモノだった.すげえびっくりした.そんな発想でPowerPoint使う人っているんだ.

そんなに大量だと動作が重くなるとか不安定になるかもしれないとか,死んだら全部の内容がアクセスできなくなる危険があるとか,明らかに無理があると思う.というか最大の問題は,大学の半期15回の授業を「ひとつの連続した長い話」と見ている点だ.初等中等教育と違って,なるべく回ごとの独立性は高めておかないと危険だし,同じ内容の復習もたびたび入れる必要があるのだ.やつらはそんなに勤勉ではない.

なんかアレかね,人間には「オールインワンで何でも入ってるやつ」を作ってしまう習性があるのかね.キッチンシンクアプローチ的な.いわゆる「神エクセル」も似た発想が原因なのではなかろうか.

2019-05-20(月)

無題

俺は前から疑問なのだが,楽譜を普通に読める人というのはどこでその技能を身につけたのだろうか.俺はふつうに幼稚園から日本で教育を受けてきたけど,そういうことを習った覚えがない.

俺は相対音感しかないのでドとかレとか言われてもどういう音かよくわからないし,なんならひとつ離れてるとかふたつ離れてるとか言われてもどういう音階の差なのかわからない.わかる人はどうやってわかっているのだろう.世の中絶対音感の人ばかりじゃないと思うのだが.いや後半は相対音感なのか? まあいずれにしろ「ドミソの組み合せはこういう音」みたいのを何度も反復しないとわかるようにならないのではと思う.

結局俺にとって楽譜というのは歌詞カードに過ぎないので,音楽の授業とかでいちいち楽譜のついたやつを配るのはなんでだろうと思っていた.ピアノとか習ってない子はわからないほうが普通なんだと思ってたけど,もしかするとみんなは楽譜でメロディがわかっていたのだろうか.

知らない歌を歌う場合は,基本的に他人の真似をするので,誰かが一緒でないと無理である.授業で合唱とかやらされる場合,最初の数回は口パクだったりした.よく考えると,ほかのクラスメイトが最初から歌えなければこれは成功しないはずなので,楽譜が読めるほうが普通なんだろうか.

2019-05-24(金)

無題

google翻訳は「一旦英語を介してるんじゃないか」と思える動作のときがある.中国語の「争论」を日本語にすると,まあ「論争する」とか「議論する」とかになるはずだが,「引数」と出てきたのでフフッってなった.たぶんまず"argument"に訳されたんだと思う.

というか,Android端末に「選択範囲をtext-to-speechに渡す」という操作が入ってないのはなんでなんだろう.このせいで音を聞きたいだけのときも「翻訳」に渡すしかなくて,いちいち妙な訳語が出てきておもしろい.俺の端末が2年前のへっぽこマシンだからだろうか.