自作キーボードという趣味がちょっと前から気になっていたので,試してみることにした.
「自作」と言っても,「キットを組み立てる」というレベルだ.まあガレージキットみたいなもんだ.いきなり設計とかできるわけないしな.そもそもそれ以前に,キットを組み立てるのすら正直自信がないので,今回はまず簡単そうなテンキー型のキットを頼んでみた.サリチル酸という人が配布しているSetta21なるキットである.
というかいろいろ調べてる間は,「表面実装ダイオードを手ではんだ付け」とか見てこの界隈の正気を疑っていたのだが,実際やってみると,思ったよりなんとかなってびっくりした.LEDも特に失敗なくふつうに動いてしまった.温度調整はんだごてをわざわざ買ったかいがあったというものだ.40過ぎてもまだまだ意外に工作とか楽しめるんだな.ハズキルーペ的な奴はほしくなるけど.
今回ちょっとやらかしてしまった点としては,「microUSBコネクタを補強するときにエポキシ接着剤を盛りすぎて,あやうくヘッダがちゃんと入らないところだった」とか「ネジ止めするとき適当にやったら1本少しナメてしまった」あたりかな.次は本命のキーボードにトライしてみるつもりなので,そのへん気をつけよう.
あとファームウェアを書きこむときに,てきとうにググったら出てきたdfu-programmerというコマンドを使ったら,うんともすんとも言わないので少し焦った.どうも,使ってるマイコンによって別の書きこみソフトを使わないといかんらしいな.このキットが指定しているPro Microの場合,avrdudeとかいうやつなら問題なく動くようだった.
自作キーボード界のデファクトスタンダードらしいqmk firmwareとかいうやつ,なかなか機能豊富だし,カスタマイズするのも楽なのでおもしろい.もしかすると「キリル文字を直接入力するレイヤー」とか作れるんじゃないか?