海月玲二
2020-07-08(水)

無題

なんか最近急にraspberry piの音が出なくなり,しばらくあちこち情報を探しまわるはめになった.

どうやら5月のアップデートでサウンドシステムに変更が入り,HDMI音声出力とヘッドホンジャックがちゃんとalsa的に別のデバイスとして認識されるようになったせいらしい.まあ,そっちのほうがraspi-specificな対応をしなくてよくなるので,わかってみればもっともな話ではある.でも,これまでのソフトでそういう対応をしていた場合,ちゃんと「普通の」出力に直してもらわないと動かないわけだな.

最近の話なので,調べてもけっこう関係ない話がひっかかって往生した.まさかひとつき前かそこらの話だったとは.なぜかomxplayerだけはちゃんと音が出たので,「ハードウェア的な問題ではないはずだ」と確信できたからまだ調べる気力が続いたけど,そうでなかったらあきらめてたかもしれん.どういうことなのかわかってみれば,いろいろ書いてる人もいることに気づくんだけどね.RetroPieの掲示板とかには,わざわざstickyなスレッドまであって注意喚起されていた.

2020-07-31(金)

無題

なんとか今期の授業が全部終わった.あとは点数をつけるだけである.

大学のいわゆる講義であれば,基本的には,オンラインでやっても内容としてはさほど問題がないことはわかった.勉強する意志がある学生であれば,こっちがそれなりに準備して配信してやれば,それなりに学ぶことはできるだろう.

問題は,勉強する意志がある学生などというものは仮想の存在に過ぎないという点である.前も書いたが,これでなんとかなるのであれば英会話教室など必要なく,NHKの語学講座さえあれば済むのだ.これも前からことあるごとに言っていることだが,大学関係者も文科省の連中も,学生の能力や意欲の低さを甘く見すぎている.

あと,とりあえず現状で最も問題なのは,試験をきちんと実施する方法が存在しないことだ.しょせんインターネットなどインターネットに過ぎないので,謎トラブルが発生する可能性が常に存在する.そして,学生に全く非がない場合と,そうでない場合とは原理的に区別がつかないのだ.

いちおう今回の試験では,「相互協力対策として,問題を2セット用意しててきとうに組みかえる」というのはやってみたけど,問題を準備するのがめんどうくさい.こんなことやるやつが多数派になるとは思えんな.みんな,普通の大学教員に授業をまじめにやる意欲がどのぐらいあるか知ってるかな?

「試験だけ学校に来て実施する」というのはわりといい案だと思う.ほとんど発声する必要はないんだし.試験日程を調整して午前中組と午後組を分けたりすれば,接触感染リスクも下げられそう.