アウトドアメディアで取り上げられることは滅多にないけど、EBY265に110gガスがスッポリ収まるのは他にない利点だと思っている。ガスを持つだけの容量で400㏄カップを同時に携行できることになるわけで。
して、我が店のマルヒータも何気にEBY265のフタとなる寸法でこしらえてある。が、残念なのはガスを同梱しようとするとバルブの首から上が少しオーバーしてしまうこと。「それならば」と旋盤の親方にお願いして首上が通るように孔を開けてみてもらった。これならまさしく“110gガスとほぼ同寸”。

本来ならマルヒータは炎熱が上に逃げるのを抑えるために中央を塞いでいたわけで、孔を開けるっていうのは暖房器具としての効率が下がることになってしまうかもしれない。そのあたりは一度実地で試して様子を見るとしよう。

押忍 快速旅団

GW前にEndu’のサイドバッグを使って荷姿を整えた車体ディスプレイ…サイドバッグに屋根と寝床を収めるとドライバッグがスカスカ。なので、改めて必須用具を抽出してペリーヌパックに詰め直してから積んでみた。スタイリングの重心がグッと下がって一人満足。
荷姿を絞ったとはいえ、こう見えても火器燃料は昨日紹介したEBY265に収めたガスを始めとして灯油400ml、小焚火、さらにはアルコール(緊急時飲料としてのスピリタス)に対応できる態勢。灯火は灯火でUSB/LEDに自作参天灯、ヘッ電の三灯火で「ぼっちなのに妙に明るい」状態。一つにはNSメスティンを収納容器として配置できているのが功を奏している。
竿・ペグの類は外付け。シートでくるんでさらに2mm厚の銀マットを巻いてあるのはトラディショナルなスタイルへのリスペクトのつもりだったりする。

押忍 快速旅団

かねてより発注していた野炊ストアさんの柴ストーブ関連、残りの二種が到着した。左からファイアボックス(短煙筒:23cm)、No.5V、グリルボックス。煙筒付はオガライト15cmでの運用ができそうで、煙筒伸長による暖房化を期待できるし、No.5Vは在来のジョウゴ型焚火台の縮小版として使い勝手がいいものになるだろうと思っている。
して、個人的に一番注目しているのは右上のグリルボックスだったりする。一見地味なのは否めないが、タテ寸に対して横幅を大きくとった構造(20cm)で「オキで調理するのは左半分、残りのスペースで追加となる柴・オキを準備」という使い方ができるグリルはあまり類を見ない。
すべてのストーブを試用してから販売にかけるという段取りは難しいところではありますが、来週にはそれぞれ通販アップできるよう準備してまいります。

押忍 快速旅団

昨夜は日高泊。C場を始め、いつもお世話になっている居酒屋すいしんさんにもシーズンインのご挨拶。のち、野炊ストアさんのグリルを使ったりマルヒータ改の様子見をしたりと予定はオシオシで結構慌ただしかった。
しかしまあ、それはそれとしてポラリスのジェットが緩んでいたため赤火ボーボーでエライこっちゃ。真鍮部品は緩みやすいっていうのは経験として知っていることではあったものの、消音器があまりに快適なものでメンテナンスを怠ってしまっていた。改めてメンテナンスして点火するにはもう酔いが回りすぎていたため、マルヒータの様子見は先送りとなった。
写真は先日こさえたコンデジ用バウンス反射板を使って撮ってみた。裏白シェルタ生地のレフ板効果も我が意を得たり。測距儀を塞ぐ形になってピントが甘くなるので複数撮影が必須ではある。

押忍 快速旅団

先の日高泊ではようやく裏白生地の庵/I-oriを使うことができた。ポラリスの不調で暖房効果こそ見られなかったものの、照明の反射は思い通り良好。それよりも朝のまぶしさ・暑さをしのぐことができたことに感激した。
遮光のほどは“朝でも真っ暗”とは言わないまでも、いつもなら朝日を受けるやまぶしくて目を開けるのもツライところ、珍しく07時くらいまで寝坊。同様に室内の温度もほぼ外気と同程度で保つことができて、いつまでも寝袋の中にいるのが快適だった。そう考えるとエイヤで撤収を始めるのって「寝てられないから」っていうのがキッカケだったりするものなんだろうか、なんて感じた。
して、清々しく起床して余裕があったものでアイホンとコンデジで絵的にどんな違いがあるか試してみた。正直コンデジ擁護派なんだけど、もう遜色がないってことを思い知らされた。

押忍 快速旅団

ここんとこ話題に上るマルヒータ改、「大きく孔をあけているのでヒーターとして使うには効率が落ちるだろう」ってんでそのオサエを試してみた。写真の左はステン網の茶こしボールを加工したもので右はフレイムスプレッダ(ポラリス三又)を乗せてみたところ。
特に茶こしボールはポラリス三又を固定できるように加工してみたり、ヒーター孔に沿うように削ってみたりと手の込んだ細工を施してみた。が、結局“片割れポン乗せ”が一番マトモに赤熱することに拍子抜けしてしまった。
さらにポラリス三又を乗せた状態が視覚上では一番効果がありそうに見えるのも「工夫のし甲斐がないもので…」という気にはさせられた。しかしまあ赤熱の有無よりも暖房効率やCO発生状況を検証する方が重要なわけで、まだ夜が肌寒いうちにテストしきってしまいたい。

押忍 快速旅団

単車で外泊時、愛機を横付けにして晩酌するっていうのはあまり他に例のない愉しみだと思っている。ひっそりナルシシズムに浸る、と。して、先にも触れた今年のC場ガイドに横付け可能なC場をアイコンで示してくれているのは大きな助けになるわけで、それならと広域図にプロッティングしてみた。
有料・無料とゴミ出し可否の4パターンでわかるように印をつけて、数えてみると全106箇所(328件中)。今後のルート選定に際して新たな指標となりそうで期待は弾む。ただ、横付けの可否がロケーションの優劣と比例するわけではなく、例えば金山湖のように横付けできなくても絶景のC場があることと関連付けられないのは致し方のないところ。
ともあれ、近々版元さんに許諾を打診してOKが出れば清書してガイド付録にしたいと思うております。

押忍 快速旅団

チハ、私くし兵隊にこ。やがて一歳になろうかというお年頃にて足取り軽く団長を連れて歩いてさしあげております。気が付けば桜が散り敷いてタンポポが勢いを増そうかという頃となってまいりました。桜の花びらは木から離れると水分を失ってしぼみ、赤味を増すようでございます。
そよ風にハラハラと落ちる様子に感じ入るところがあるのか、団長は舞い散る桜を動画に収めようと躍起のご様子。午後にはトンボ号で走り回って撮影に出たものの空振りを喫したようで、時間や気温が影響しているものかしらん、といぶかしんでおいででした。

これより新緑の芽生えとともにタンポポを始めとする雑草との闘いも始まろうか、と団長がボヤいておいでだったのはここだけのお話でございます。

押忍 快速旅団

2017-05-19(金) 17:42

どこに行こうかしらん

昨日から急に気温が上昇、気象情報では「初夏の陽気」と報じている。あんまり急激だと体調に影響が出やしないかという不安もあるけど、寒いよりは暖かい方がもちろんいいに決まってる。して、次の週末はまた定休連休ってことでどこに行こうか予定を練るのが楽しい。
“横付け可能なC場”をチェックしておいたのも期待に拍車をかける。これまでだと存在さえ把握してなかった「小樽望洋シャンツェ」とか「芦別 健民センター」とか行ってみたいショバがグッと増えたわけで。…って、ガイド本紙で改めて確認すると上の両方ともまだ開設期間じゃなかったのは残念だったが、今シーズンはできるだけ“横付けC場”を見て回ろうっていう目標ができた。
日曜の午前中は草刈りの予定なので出発できるとしたら日曜の午後ってところで、まあ明日一杯かけてどこに出向くか考えるとしよう。

押忍 快速旅団

“横付け可能C場”の探査、明日は美瑛の「千代田の丘C場」を目指すことにした。芦別 滝里湖や美瑛 自然の森も設備がしっかりしてそうで候補としては好ましいんだけどこれまた開設期間外。星に手の届く丘はすでに有名C場さんなので、より地味な方に向かってみようという試み。
ざっと調べてみると設備としては古め。けど、それだけに夜が真っ暗っていうのが楽しそうだし美瑛の風景に接しやすい立地なのでフォトジェニックかもしれない。レストラン併設ってことで自炊が大儀だったらあらかたメートルを上げることもできるんじゃなかろうか。…ただ、美瑛から山手に入る道って何気に入り組んでるからスムーズにアクセスできるか不安はないでもない。

写真は本日お越しのFLさんでした。今日も夏日で走行快適。

押忍 快速旅団