上野周辺で良さげな店を探した結果、おもしろ店名好きとしては『ナマステお江戸』が気になったのだが、店としては何の変哲もないインド料理屋みたいなので行こうか迷い…。更にしつこく検索した結果、つい最近OPENしたらしいこの店を見つけ、絶品のビリヤニを出しているとの評価を読んで訪問を即決した(^^;。

お店はJR上野駅を正面玄関から出て、少し浅草方面に歩いた所にある。店構え的には余計な装飾のないシュッとした感じで、ちょっと高級感さえ感じるが…まぁここは上野なので肩肘張らずに入店。手慣れた感じで日本語の流暢なインド人(?)に案内されて席に着く。40席ほどの店内は、出来たばかりなのもあってかモダンな感じで綺麗。おかげで客層はカップルばかりである。
[上野]ハリマ ケバブ ビリヤニ [上野]ハリマ ケバブ ビリヤニ
ランチメニューは2面。1面はありがちなナン&カレーセットが、\950のシンプルな組み合わせから\2,000近い豪華な焼き物付きセットまで並び、もう1面にはスペシャルな3品の、ビリヤニセット、ニハリセット(!)、クリーミーバターチキンセットが載る。おぉ、ここはパキスタン系の店なのか?と期待を高めつつビリヤニセットを注文。ビリヤニはチキン,ラム,季節の野菜の3種から選択出来、ライタとサラダとドリンク(チャイ,ラッシーあり)も付いて\1,030也。
[上野]ハリマ ケバブ ビリヤニ
先ずはサラダが供されるが、パッと見で豪華なサラダが来てビビる。食べてみれば豆腐とワカメの組み合わせ…うーん、何だかネパールの館のサラダを思い出すな…。
[上野]ハリマ ケバブ ビリヤニ
その後ドリンクがやって来て、更にその後にお待ちかねのビリヤニが!バナナの葉の上に色とりどりのバスマティが盛られ、脇にはマンゴーとレモンのチャツネ、スライスオニオン、そしてライタ。いや~、雑多にバサッと盛られたビリヤニも現地感があっていいのですが、こうやって整然と美しく盛られたビリヤニもたまりませんな!早速口に運びましたが、こりゃ味もたまりません。フワッとした食感の中、粒子感と共に鼻に抜けるスパイスの香りがあり、チキンも骨がなく食べやすく、スパイス感をライタで和らげた味もまたよし。ビリヤニが久しぶりなのもあって夢中でかっ込みました。
『お味はドウデスカ~?』
「美味い!すげー美味いよ!」
[上野]ハリマ ケバブ ビリヤニ
そのかっ込む姿があまりに感動的だったからか、カレーをサービスしていただいた。って、チキンビリヤニにシーフードカレーですか…という気がしないでもないが、サービスなので文句はない!シーフードカレーはこの量でもホタテ,エビ,イカがしっかり入っており、エビの背ワタもしっかり処理済。カレーとしてはかなり甘口な印象を持ったが、それはビリヤニのスパイスが鮮烈過ぎたからかもしれない。
[上野]ハリマ ケバブ ビリヤニ
デザートにシャーベットまでいただいてしまい恐縮です(汗)。なんだろうね、やっぱ店側としてもビリヤニを美味そうに食べてくれる人は嬉しいみたいで。周りはほとんど頼んでなかったもんなぁ…君らこの店の看板ちゃんと見て入ってきた?ってぐらいに。

ホールの人とちょっとお話しした所によると、この店は品川のサルマ ティッカ&ビリヤニの姉妹店なんだそーで。あぁなるほど、そう言われれば品川で食べたビリヤニとちょっと似てたかも…でも味はここまで美味くなかったと思うけど(汗)。この店のシェフがいいって事なんですかね~?

まぁ何にせよ、また行きます!

[上野]ハリマ ケバブ ビリヤニ
JR上野駅を正面玄関か浅草口から出て、歩道を使って交差点の向こう(三井ガーデンホテル前)へ。そこから浅草通りを浅草方面に100mほど進んだ右手。

清水のラッソに来る他のお客さんからの情報として『興津の方に新しい店が出来たみたい』とプラービンさんに教えていただくも、店の情報は全然ネット上で引っ掛からず…アルバイト情報サイトのキャッシュにそれらしき店の情報を見つけ、それを辿ってようやく場所が判明した。

お店はR52をちょっと上がった所にあり、ここ一ヶ月の間にOPENしたそう。新規店?らしく店内は整然として綺麗だが、キャパとしては4人テーブル×5くらいとやや狭め、店外に1席設けられたテーブル席も一応使えるみたいだが…R52の真横なので落ち着けなさそう(汗)。まぁカウンターがあるのでお1人様は気楽です。
厨房に詰めるのはネパール人だが、ホールにいるのは日本人、更に厨房内は全て店長とおぼしき日本人の親父さんが取り仕切るので、外人と接する事への気構えみたいなのは不要な反面、異文化コミュニケーションも一切取れずちょっと淋しい。
[清水]サーティ [清水]サーティ [清水]サーティ
店としては本格インドカレーを謳い、ランチはありきたりなナン&カレーのセットだが、単品メニューならネパール料理もチラホラあったりする。しかしデザートのクール・フィはもはや創作料理の様相だったりして、方向性に迷ってらっしゃるのか…何を推したいのかハッキリしない。
[清水]サーティ
キーマカリーのランチDセット。キーマカレー,ナン,サラダ,スープで\950…の所、現在オープニング記念で\500也。+\100でドリンクが付けられるが、チャイ&ラッシーはなく(単品注文ならばOK)、またランチ時は辛味調整も不可で、テーブル上のチリペッパーを適宜ご使用下さいというスタイル。
という訳で辛味調整無しで頂いたが、デフォルトでは中辛好きでも物足りなく感じるレベル。まぁ辛味が無い分、全体的な味わいや具材の味は楽しめるが、キーマの量は淋しく食感的にも単調である。ナンも平凡な仕上がりで、これが\500なら文句は無いが…\950ではどうかなぁと思う。
[清水]サーティ [清水]サーティ
単品メニューからチャイ、\410也。砂糖先入れなのと量たっぷりなのは○だが、香りづけとしては弱くもう一声ほしい。ラッシーは\300也。
[清水]サーティ
ネパール料理も気になったのでディナーにも早速伺い、セクワチキン、大中3pcsで\280也。ティッカチキンとの差はちゃんと出してるんだろうね?と挑戦的に頼んでみたが、炭の上で串焼きされ、塩(岩塩か?)強めの味付けでしっかりセクワだった。美味しい…が、ちょっと臭みが気になった。
[清水]サーティ
モモ、5pcsで\600也。蒸したてが出されるので少々時間が掛かる。しかし出されたものは、中の"あん"がペッタンコになっており、その中身はターメリック色に染まったキャベツと少々のひき肉…これって市販(日本的な)餃子のあんにカレー粉をまぶしただけか?と思ってしまう残念な出来でした…。皮とチャトニは美味しいのに勿体ない。
[清水]サーティ
マメカレーとライス、\780+\200也。注文時に「ダルカレー」だと思い込んでいたため、バイトの女の子を焦らせてしまった…ごめんよ。尚、ディナーのカレーは辛味調整(普通・中辛・辛口)に対応してくれる。
マメはチャナと黒いチャナっぽいやつ(ブラックチャナ?)と他小豆類が入るが、ん~~これは何なんでしょう…豆の戻しが甘いのかなぁと思いますが、噛んでも食感と味わいがスカスカで。豆の味わいが弱い所に辛味だけ上げたので、只のヒリヒリするだけのカレーになってしまいました。ライスも日本米を普通に炊いただけなのでちょっと柔らかめで、カレーのお供としてはう~ん…という感じ。

といった感じで、総評としては料理の出来(見た目ではなく味)が雑だなぁという感想。同じ静岡市内でもっと丁寧な調理をしてるインド料理屋は何軒もあるだけに、この値段レベルで出すなら、せめてもうちょい洗練した方がいいんじゃないかと思いますが…。

[清水]サーティ
興津中町交差点からR52に入って1kmほど進み、東名高速と交差する直前の左手。店横の更地部分が駐車場で、6台分ほどあり。