目新しい商品がヒットした場合、少し時間が経つと、類似品が出回りはじめる。それらは概して質が悪く、金を払う価値のないものが多い。
 このPop'n'Musicも、現時点最強の音ゲー「ビートマニア」(以下BM)を追いかけて発売された、まぁ所謂二番煎じ商品(同じメーカーの作品ではあるけれど)かと思われたのだが・・・。

 ゲームシステムとしてはBMと大差はない。上から落ちてくるバーに合わせて対応するキーを叩く、ただそれだけである。が、特徴的なのは、BMが5鍵なのに対して、Pop'n'Musicは9鍵もあるという点である。
 最初は私も単なる焼き直しだと思っていたのだが、これが中々どうして、意外に(コナミさん失礼(^^;)面白いのである。

 さすがに9鍵もあると、後半の曲はかなり手元が忙しく、それだけで爽快感がある。だが、このゲームの真の面白さは、制作側の思い通りに(?)多人数プレイにある(というか、一人ではクリア不能とすら思える(笑))。

 BMでは、自分の華麗なプレイをギャラリーに見せ付ける、coolに決めるということが最大の面白さである。だが、Pop'n'Musicの面白さは、友人と協力(邪魔しあい?)してクリアする、という点にある。
 自分がプレイすると同時に、一緒にプレイしている相棒のプレイを見学する。このゲームに於いては、プレイヤーこれ即ちギャラリーでもあるのだ。
 また、相手のプレイを手伝ってみたり、あるいは邪魔してみたりと、かつての二人同時プレイのアクションゲームかのような楽しみかたができるのだ。
 勿論人数も二人でなくて構わない。三人でも、百人でも好きなだけでプレイすればよい(註1)。その分だけ楽しみも増すというものだ。

 このゲームをプレイするときは、是非多人数でワイワイ言いながらやってみて欲しい。




註1.どうやってプレイするというのか。
【このトピックへのコメント】
  • しばなつかしい きょくが ながれてるじゃないか
    あのころは、よかったな。
    (2005-04-16 01:45:30)
  • worthさん[URL]しば てめェーだよてめェー(2005-04-20 13:33:49)