どうしたわけか、最近早寝早起きなわーす君である。昨夜など、数年ぶりに日付変更前に寝てしまった(起床は7時)。まぁ…健康的でいいっちゃぁいいんだが…。なんだか調子狂ってしまうなぁ。
そんなこんなで(?)M:I2を見てきた。
実は一作目を見たことがないのだが、タイトルの響きから勝手に「伏線伏線また伏線の嵐で誰がどう見ても達成不可能な任務を奇跡的な綱渡りの連続で成功させる超ハードアクション」などというイメージを抱いていた(ロッククライミングのシーンはそれを予感させてくれたのだが…)。また、前作の主要人物はほとんど死んでしまっている、というから仲間達がドラゴンボール並の死にっぷりを披露してくれるのかと思っていたのだが…。
実際にはどちらも期待はずれ(俺が勝手に期待したのだが)。アクションはそれなりに派手だが、ストーリー自体は小綺麗にまとまった小作、という程度の印象でしかない。
ではこの映画の見所とはなんなのかとゆーと、それはもう主演トム=クルーズのイイ男っぷりなのである。アクションはそれなり、などと書いたが、実はそのアクションもトムのイイ男っぷりを見せるためのものでしかない。もうとにかく全編通してイイ男、ちょっと三枚目ぶってみせるところもイイ男なのである。
ところが、主演男優のあまりのかっこよさに比べて、ヒロインが少々パッとしない。こんな大作のヒロインを張るくらいだからきっと有名な女優さんなのだろうが、役回りのせいか、かなり役不足(誤用)の感がある。
ま、その辺りも最初っからトムを見に行くつもりで行けば問題はあるまい。そういう見方のできる人にこそオススメの映画である。
ところでネタバレになるのだが、キメラの描写が少なすぎたのではないか?肝心の「ヒロインの危機」の恐怖感が薄いから彼女の行動(キマラを自らに注射)の深刻さが伝わってこず、彼女の印象を弱いものにしていると思う。また「危機一髪でヒロインを救出」というカタルシスも非常に弱くなっている。それと、ヒロインにももっと見せ場が欲しかったなぁ。あそこまでのイイ男っぷりを誇るトムが惚れるほどの女に見えないぞ。まぁそういうことも全部トムを見る映画だと割り切れば関係ないけどね。