京劇の伝説的女形、梅蘭芳(めいらんふぁん)の伝記映画。
あまり馴染みのない名前ないかもしれないけど、MS-IMEが一発変換するくらい歴史上の偉人なのです。
主演のレオン・ライだけでなく、若かりし梅蘭芳役のユィ・シャオチュンもいい演技をしていた。
そして!チャン・ツィイーが!久々にいい役どころで出ていた。やっぱり彼女の醸し出すノーブルな雰囲気はたまらない。でも幸薄いんだけどな。
高貴で、凛々しく、才気と自信に溢れるにも関わらず(それゆえに?)薄幸。そんな役をやらせたら天下一品だね。
総じていい映画でした。ただ当時の中国の政治事情にまったく興味がない人だと辛いのは覇王別姫と同じだな。