遂にファイナルの神戸、「笑う約束」追加公演。
10月初日の福岡から2ヶ月半のツアー。
日程が行きやすい条件もあり、このライブで5公演目になる。
今回のツアーは、もう安心感しかなくて、毎回が楽しいばっかり。
そうして、神戸が1番楽しみだった。
けど、お天気は味方してくれなくて・・・
ワタクシが参加したライブの日にこんな雨降りは、最近では覚えがない。
開場時は、結構な雨だった。
完全ネタバレです。
行った方も行かれなかった方も楽しんで頂ければと思います。
あくまでもファン目線のレポなので、ゆるく読んでいただければと思います。
ご容赦下さいませ。
おまけに、とても長いです。
12月23日(祝・水) 曇り/雨 神戸・神戸ワールド記念ホール
ポートアイランドにある神戸ワールド記念ホール。
会場の周りには、ワールド本社や展示会場があり、周囲はワールドの建物がたくさん。
見慣れたロゴ文字がたくさん。
開場すると、目の前にカメラクレーンが!!!!
会場のあちらこちらに機材がカメラがいっぱいです。
このライブは映像化されるんだ!!!と実感。
この日のお席は、アリーナ18列30番台。
実は、優くんの真正面、ど真ん中であります。今年、最後の優くんからの頂き物になりそう。
ワタクシ、この規模のアリーナは久しぶりな気がします。
だ円形の会場ですので、アリーナ部分はかなりの広さ。スタンドの段数は緩やかでした。
正面なので、背の高い男性が前だと避けられないけれど、幸いにも小柄な女性でした。
視界は良かったですが、ステージ前にもカメラ用のレールとかもあったみたいなので、
ステージからはちょっと遠い感じはしますが、しょうがないところ・・・
そして、やはり花道なかった(><) 当たり前か!!
待っている間は、そわそわドキドキ。
ステージの両端にはスクリーン。ステージ両端には5周年優くんロゴ。
会場は、ニール・ヤング。アナウンス後に5分ほどで客電が落ちました。
歓声と共に、会場は総立ちとなりました。
オープニングのSEとロゴ点滅。
暗転のまま、バンドメンバーと優くん登場。
優くん、ちょっとステージに背中を向けているのも、いつもの姿。
そして、「今を駆け抜けて」のイントロ。
「こうべーーー」と叫ぶと会場はヒートアップ。
衣装は、武道館と同じでボルドー色のシャツに黒のTシャツイン。黒っぽいレギンスに
気合のブーツイン。
髪の毛、短くなってましたね、きっと。
声を聞かせてくれ!!!!
アリーナ、スタンド、神戸のみんなを2回の声だしは「サイマジョ」の前。
最初の3曲までは、疾走感が半端なくて、たたみ掛けてくるところは、いつになく積極的で。
「今日はクリスマスイブイブで天皇誕生日で、自分は歌い納めなので、後先考えなく良い
んだぁ~」的なことを言っていたので、最初から今まで以上にぶっ飛ばしている感じ。
そうして「こんなに広いアリーナがある会場は初めてじゃないかな?」と言い、
「一番後ろまで見えているぞーーー」と。
ステージのサイズの問題か、「今を駆け抜けて」の所では両横の歌詞が上手く表示されて
なかった様に見えたのが残念。
MC(話が前後してたり、ニュアンスが違うかもしれません、そんくらいの感じで)
神戸は「今そこ」で初のワンマンをして2回目で、この会場!!!
嬉しくてたまらない感じ。
なのだが、最初からすごく訛っている感がひしひし。
このツアーでのミラクルな話。
須磨さんの奥さんの逆子が、武道館1日目にご招待をして、大きな音のせいかグルンと
ライブ中に元に戻った。
須磨さんを端整な顔をしているのに、奥さんを責める悪いやつ風に弄ってました。
そうして、優くん自身に起こったミラクル話。
それは、昨年の神戸でのMCで、ワンダーコアを買った話をして、それなりに盛り上がっ
たが、これに頼るばかりは良くないと思い・・・
スポーツジムへ通うと思い、事務所の先輩で歌の上手い人(音楽事務所で歌の上手い人って
と一人つっ込むワタクシ)
で、急に「♪許してね~」とモノマネ風で・・・
良い所を知っていると言う「♪許してね~」先輩と同じスポーツジムへ通う事にした。
勧められて、酸素カプセルに入るようになった。
酸素カプセルの説明。良い点は、疲労回復などなんだが、違う観点からは高濃度の酸素を
身体に取り入れる為に、老化が早くなるとも聞いていた。
2ヶ月くらいすると・・・
髪を切りに行って、「白髪が増えている」と言われてショックを受ける優。
それは、きっと酵素カプセルのせいだと。
そうして、なんと!!!
鼻毛が1本、白髪になっているのを発見する。
自分は、ちゃんと気をつけているのに「優くん、鼻毛出てる」と言われる事があり・・・
どうも白いのが光って目立つみたい。
そこで考えた優。スムージー生活に、小松菜・ほうれん草などにわかめを混ぜてみた。
そうすると、粘り気が出て飲み物ですらない様な(当然マズイ)を飲み続けた。
白髪になった毛根からは、白髪しか生えてこないと美容師さんに言われていた。
しかし、諦めずにスムージー生活をしていたら、白い鼻毛が茶髪になっていた!!!
このまま、続けるといつか黒くなるかも!!
前乗りで昨日神戸に来て、神戸のB級グルメのローストビーフ丼を食べたいと思い・・
え?ローストビーフ丼って知らない?(優くんは調べて来るみたいだけど、今回も反応が薄い)
続けて話すが、店名を言い間違える。そのお店「Red Rock」へ行こうとホテルを出ると・・・
ナント1万円札が落ちているのを須磨さんが発見。
それを見た池窪くんが「警察や、警察や」(ちょっと関西弁っぽく)
瞬時に強面風のダッチさんは、スマホで交番を検索していた。
その時に不謹慎にも「ラッキー!ラッキー!!」と言ってしまい、池窪くんに「ラッキー
違うやろ、落とした人は困ってるかもしらんのに」と言われたと・・・
それは違うと手をブンブンと振る池窪氏。
いつも仲良しの高橋優バンドでした。
15列目と16列目の間に横通路があり、そこを何度もカメラが通過するわ、
その通路の斜め前で、神保さんが写真を撮っているわ、収録日の特別感にウキウキ!!
収録のせいか、両端のスクリーンの画質がとても良くって、ビックリ!!
まぁ、ほとんど正面を見てましたけど。スクリーンには歌詞が映し出されていました。
メンバー紹介の時には、ダッチさんがロボットダンスの様な振りをしました。
ダッチさんは様になっているのに、須磨さんはちょっと乱れた振りで、小島さんは
右の物を左に置く様な感じが主の動き、はっちゃんはキレが良くてかっこ良かった。
そうして、池窪さんは、いつもの様に恥ずかしそうに、もうダンスの振りではなく
似た様な感じの動き。
メンバー紹介をし終え「高橋優で~す」と知らん顔に、会場からブーイング。
すごーく、すごーく小さな動きのロボットダンス的な感じ。
「こんな事するのは、初めてなんだよっ」と言い放つ優。
「パイオニア」では、ピョンピョン飛び跳ねて、「ミラー」では、その光の演出。
ミラーボールも何だか、いつもよりも大きな気がして、広い会場なので光がとてもきれい。
優くんの熱唱と光があいまって、より印象的な曲になりました。
「こどものうた」は、バンドで。
この曲の持つ怒りややるせなさを正面から受け止めた時に、苦手意識がなくなったのかと
改めて感じました。
優くんがそういう感情から少し先に進めたから、響いてきたのかなぁ~と大きな会場で
思ったのでした。
自分は、落ち込んだりしやすくて、今はこんな大きな会場で歌わせて貰っているけど、
家に帰れば、皆と同じ様な日常を過ごしていて・・・
小さな事に傷ついて、そんな時に自分の事を支えてくれたり、励ましてくれたのは誰だっけ
なぁ~と思い描きながら書いた曲。「誰がために鐘は鳴る」
あぁ、わったんの野外サテライトステージで、弾き語ったこの曲が本当に素敵で、
私にとっては大切な曲なのです。左胸を叩く仕草がいつも良い。
「旅人」この曲が人生の指針になっている今のワタクシ。
いつもいつでも、ストレートに心へ響いてくる楽曲。
たぶん、次に優くんが心の指針になってくれる曲を書いてくれるまで、何度も救われた
気持ちになると思います。
「花のように」
もう、待ち構えてて、ぴょ~んぴょ~んと跳ねてました。
今回のツアーで、響いてきて楽曲でして、本当に楽しませて頂きましたっ、ありがとう!!
小島さん!!!
そうして、特徴的なギターの音色「同じ空の下」
一緒に歌っていると、とても前向きな気持ちになれる大切な楽曲。
映像ジャンクション
5周年の記念として、両端のスクリーンには5年間の活動やリリース日が年表の様に映し出されます。
正面のスクリーンには、5周年記念DVDや東北ライブハウスツアー時の映像などが映し
出されてました。
その後に、13年前の優くんの映像へ。
今回、路上で歌っているのは「メロディ」衣類は同じなので、「靴紐」と同じ日の路上
ライブ映像だと思われます。
優くんが一人で出てきます。
カーキーのシャツに着替えています。(気がつかなかったのですが、前ファスナーで薄手
のジャケットと言っても良い感じでした)
ギターを抱えて、優くんが爪弾いたイントロは、「メロディ」
札幌に居た時は、ほとんとがストリートライブの時代と言って良いと。
映像の「さとう」前は、「たかはし」前になり、急に閉店していた店が開店して鳥が飛ぶ。
いつもの映像いじりがあり、「開店中に歌うと営業妨害だから歌えない。閉めてください~」
とのいつものやり取り。
「誰もいない台所」へ。
この2曲は、未だ何者にもなれていない優くんが、その人の事を考えすぎて、大事に
しすぎて、自分の心を押し殺してしまい、その手を放してしまった。
その時期の名曲だと思いました。
愛の形が、時を経て変わっていく事をまだ知らない時代の・・・
「路上時代に一番やった曲・駱駝」
優くんが言うこの「駱駝」って言い方が、いつの思い切りが良くって好きだなぁ~
そうして、聞き入ってしまう。
暗転しバンドメンバーが出てくる。
優くんがちょくちょく飲んでいる飲み物は、サーモマグに入ったスローコート(温)だと思われます。
「未だ見ぬ星座」「おかえり」この2曲は見せどころ、聞かせどころ。
青い星の演出と優くんの伸びやかな歌声。
その二つがあいまって、素敵で力強い空間が広がりました。
それに続く「おかえり」のサンドアートの茶系の映像。
誰の帰る所になるという思いにたどり着いたと話す優くん。
温かみのある演出と優くんの優しく包み込む歌声。
なんだか、とっても好きな演出だと再確認。そうして、会場が大きい方が栄えるんだな!!
後半の盛り上りゾーン
「BE RIGHT!!!!」
アルバムのリード曲で、前回の「今そこ」ツアーで、確実に成長をした楽曲。
イントロを聞くだけでワクワクしてしまう。
「太陽と花」「オモクリ監督」と会場はヒートアップ。
「オモクリ監督」で、「オー」って掛け声と共にジャンプするの楽しかったなぁ~
優くんのデビュー作「素晴らしき日常」
本当にハッとさせれる楽曲で、その印象は変わる事がない。
曲の途中でギターチェンジをしたので、きっと弦が切れたのでしょうね。
そうして、そのまま演奏が出来ない所の弦だったのかな?
走り出てきたローディさんが、アッという間にギターを替えて行った。
こういうシーンを見たのは初めてだったような・・・
ダッチさんとはっちゃんによる競演。
今日はスモークは無くって、ステージ下から何かとても赤い物が!!!
優なまはげは、赤いサンタ帽子を被った優サンタなまはげだった!!!!
コール&レスポンスは、神戸・ワールド記念ホール・君が笑えばいいワールド
そうして、最後を一緒に歌おうと、大合唱に。
「明日はきっといい日になる」
明るい明るいイントロに、心が軽くなる。銀テープがバーンと飛び出る。
アリーナの真ん中にいるのに、銀テープはワタクシを避けていく・・・
優くんは、本当に本当に嬉しそうに楽しそうに、会場を見ながら歌っている。
「皆で歌いましょう」とサビの部分で声を掛けてくれました。
何処で起こった事が忘れちゃったのですが、優くんの会場いじり。
結構な前方の方に、双眼鏡で見ている人がいた。最初は口頭で。
その後「その場所で、それがいる?」と言うと、カメラで抜かれてスクリーンに
双眼鏡を手にした方が映し出されましたっ。
「おかえり」の声に「未だ2回目なのに、ただいまで良いの?」
「お誕生日おめでとう」と時々声掛けがあるのですが・・・
その都度「まだ誕生日じゃないって。イブイブイブだっての」と冷たく返す優。
「照れ隠しだからねーーー」って、ツンデレ優でした。
アンコールの声に、再登場。
白いシャツに着替えた優くん。
音源化されていない曲をファンが選んでくれた「リーマンズロック」
オレンジのグレッチで、1番を一人で演奏。
この曲の力強さとから元気の強かさに、いつも背中を押されるのです。
本当に大切な楽曲なのです。
「微笑みのリズム」~「福笑い」
色々な表情を持つ『笑う』という感情表現の裏にある本当のその人らしい笑顔。
それを引き出していく2曲だと思った。
自然と笑顔になって歌っていたワタクシ。
なのですが、少し残念な事が・・・・
ワタクシの隣にいた方なのですが、身振りが大きくて、手拍子をする時にワタクシの視界
に腕が入り込んで来て、優くんの姿が見えなくなる事がしばし。
ライブは楽しんで良いのです。そのための空間ですから。
しかし、誰かの視界を遮ったり、大きな声で歌ったりは、マナーに反します。
自分だけが良くって楽しければ良いのでは、それは本当に良いライブとは言えません。
ワタクシも嫌な記憶にお互いなる事を避けたくて、そのままで何も言いませんでした。
神戸でファイナルが迎えられた事への感謝。今歌えたのは自分だけの力ではなく、
周りの全ての人がいたから、今日ここで歌わせて貰えた。
「つま先から頭のてっぺんまで幸せ」「歌える事が幸せ」
優くんの心からの思いをしっかりと受け止めましたっ!!!
優くんのお辞儀は、今まで見たこともないくらいに深い深いお辞儀でした。
ほとんど背中がお腹にくっ付きそうなほどの思いのこもったものでした。
両端に挨拶をして、正面に戻ってきた優くん。会場には「明日はきっといい日になる」
思いあまってマイクを持つ優くん。
舞台下手をじっと見て何かをやり取りしている様子。
そして、「すみません、1回止めてください」
「関係者各位すみません、僕の一存でもう一曲、歌っても良いですかぁーー」
ざわつく会場。
そうして、ギターを抱えて、優くんは話し出す。
ベストアルバムに入ってない曲も今日は演奏をしたけど、もう1曲、アルバムに入って
いない大切に歌ってきた曲を歌うと言う。
「微笑みのリズム」もアルバムに入っていないけれど、繋がっていけたらと思うと
話してくれました。嬉しかったなぁ~
そうして、5年10年先の事まで歌っていたいと言ってきたけど、そのためには
6年目7年目に向けて頑張りたいと・・・
今日、ずっと歌っていたいのは僕かもしれない。
優くんからすぐ先の話が出たのは、初めてだったので、その時のワタクシは号泣してました。
もう、嗚咽しそうになるのを抑えるのに必死で、ボロボロと涙が止まらず・・・
優くんが今の位置とか、この先の事とか何かにあがいていたり、何かに戸惑っていたり、
そういうの乗り越えないと、その先の10年や20年はないんだって事を言ってくれていた。
ただ歌っているのが楽しい、嬉しいだけでは済まない世界にいる事に泣けてしょうがなかった。
それでも、歌う事が幸せで、いつも幸せでいて欲しい。
ワタクシもいつも幸せな歌声を聞いていたい。
優くんが最後に選んだのは「セピア」
また会いましょうと、次に会う約束をしましょうと・・・
心に染み入る歌声でした。
そうして、先ほどよりなお深くお辞儀をした優くんの丸まった背中を見ていて、
この人を好きになって良かった。ついて来て良かったと心の底から思ったのでした。
ありがとう、優くん。
ありがとう、神戸。
一生、忘れられない夜になりました。
外に出ると雨は止んでいました。
優くんのライブは、本当に心と心のやり取りが出来るんだけど、今日は魂と魂の
やり取りだったなぁ~と思いながら、会場を後にしました。
セットリスト
1.今を駆け抜けて
2.(Where’s)THE SILENT MAJORITY?
3.陽はまた昇る
4.パイオニア
5.ミラー
6.こどものうた
7.現実という名の怪物と戦う者たち
8.誰がために鐘は鳴る
9.旅人
10.花のように
11.同じ空の下
12.友へ
13.誰もいない台所
14.駱駝
15.未だ見ぬ星座
16.おかえり
17.BE RIGHT
18.太陽と花
19.オモクリ監督~9時過ぎの憂鬱を蹴飛ばして~
20.泣く子はいねが
21. 素晴らしき日常
22.明日はきっといい日になる
EN1
23.リーマンズロック
24.微笑みのリズム
25.福笑い
EN2
26.セピア