台風は上陸直前に大きくスライスがかかり、房総半島犬吠埼をかすめた程度だった。そして暑い暑い台風一過の昨日、ビートルズ・ナイトは始まった。

メンバーは、アコースティックギターの元オフコースの清水仁氏とギブソンレスポールをうならせるギタリスト(小澤さんだっけ?)がメイン、ベースとドラムスの2人を併せた4人編成だった。

19:00集合のはずだったが、がまんできないOYAJI先発隊は早くも30分以上も前に入店し、案内されたステージまん前のテーブルにご満悦。音合わせの段階から陣取り、まずはハウスワインで乾杯。そしてあっという間におかわり。軽快なリハーサルを聞きながら、気分はいやが上にも盛り上がって来る。

そうこうしているうちに女性陣も到着し、全員が揃ったところでピノノワールのボトル登場。3名の女性陣のうち、なんとザル子が2人もいる。当然、あっという間にボトルおかわり。3本空いたところで店の在庫が尽き、あわてて店員が酒屋へ注文したが、届いたボトルもすぐに飲み干される。もはやピノノワールなぞ関係なし。在庫があるものは何でも来い状態である。

やがてライブが始まったが、すでにアルコール漬けのOYAJI達は最初からハイテンション。リクエストはバンバンするわ、勝手に一緒に歌うわ、合いの手もお構いなしに入れるわで、他の客が数テーブルいるってのに、まるで貸し切り状態。清水氏に「いつもと全然違うね。こりゃビアガーデンのノリだわ!」と言わしめた。あげくに飛び入りの女性歌手のマイクを取り上げ歌い出したり、終いにはステージにノコノコ飛び出すOYAJIの姿も!

暴走気味だったのはOYAJIだけじゃない。女性陣のひとりがギタリストに一目ボレ状態になり、そそくさと二度もオヒネリを持って行く始末。おあつらえ向きにギタリストの方も独身。ならば彼女の幸せのために来月も全員集合! という成り行きとなった。

結局、日付変更線近くの時間まで盛り上がり、総勢9名でワインボトルを軽く10本以上は空けたものと思われる(正確な本数は誰も覚えていない)。ライブチャージ@2000円込みで会計約10万円! 明らかに他のテーブルを圧倒した飲み食い歌いの一夜だった。

That's a nightmare!