「いやぁ、何とかご希望通りの札幌と岡山を割り当てましたよ!」

来月の全国研修ツアーのスケジュールと担当トレーナーが昨日の会議で発表された。研修ツアーでは、トレーナーは2人1組でそれぞれ7〜8ヶ所の研修会場を巡って行くのだが、1月の研修ツアーでは、私のようなベテラン年代のトレーナー達は、雪と極寒が予想される北海道や北陸は避けてもらっていた。と言うより、強引に避けさせた。寒いのはイヤじゃ。

だが、今年は雪が少なく、寒さも予想されたほどでもなかった。しかも札幌では、またしても魚介類の安くて旨い「揚子江」という店を知った担当トレーナー達は、毛ガニやらウニやらをしこたま食べてきたと言うではないか! そんなオイシイ話を黙って見過ごすテはない。3月では旬の終わりに近いが、何としても駆け込みリベンジしに行かねばならん!

一方、南に目を移せば、昨年3月に食べた岡山の鰆の刺身がある。担当トレーナー達によれば、1月の研修ツアーの時もノドグロと共に鰆の刺身があったそうだが、やはり瀬戸内の鰆の旬は早春だろう。行く店は決まっている。時折メルマガが来る「岩手川」である。

という訳で、冒頭の同僚のセリフに気を良くしつつ、配られた3月研修の担当表に強い希望通りの札幌と岡山が入っていたのを無事確認したのである。(感謝

だがその直後、なぜか私は一抹のドンヨリとした不安を本能的に感じた。

で、もう一度スケジュール表をよくよく眺めた途端、そのワケが分かった。今回の最大の目玉である札幌研修の日が、なんと月曜日だったのだ! 目当ての毛ガニやウニにありつけるのは、当然前泊移動の夜である。研修当日は、終わればとっとと帰京するのでそんな余裕は皆無だ。誰だって早く帰りたい。

前泊の日は日曜日。ご当地の社員も常連だというその店に恐る恐る電話した。
「いつもお世話になってます。ところで、おたくの定休日は?」
「はぁい、日曜・祝日で〜す!」という元気な声。orz

それを聞いてフロアに湧き上がる同僚達の大笑いの声。をい、こりゃもしかしてイジメか? いいや、きっとそうに違いない!

かくなる上は、自腹で後泊するか、急いで食べて最終便を目指すしかない。それともスッパリ諦めるか・・・まぁじっくり考えるさ。(涙