ひろひろ

映画の感想。今日は『カンフー・ダンク』『デトロイト・メタル・シティ』『パコと魔法の絵本』の三つ。SMAPさんのツアーが始まる前に見たのもあるので、非常にうろ覚えだったりもしますが。あと、少しばかり(カンフー・ダンクについては決定的な)ネタバレしますので、ネタバレがダメな方は読まないでくださいね。

『カンフー・ダンク』
バスケ好きな私としてはこの映画の予告を見た時点で、行かねばなるまい、と心を決めました。だってNBAのマイケル・ジョーダンを上回る距離からのダンクですよ。……比較対象が古くて申し訳ないけども最近NBA見てないもので。
マイケル・ジョーダン(=エア・ジョーダン)といえば、フリースローラインから飛ぶダンク(飛んでいる途中に走り幅跳びの選手みたいに空中を泳いでるみたいに見える)と、飛んだあとに体勢を変えることのできる自在さでエア・ジョーダンというあだ名がついていた人ですが、もちろんワイヤーを使っているとはいえそれを越えるダンクが見れるとなれば、バスケ好きなら外せない。
そう思ってみたのですが、これが思いの外つまらなかった。少なくともバスケ好きにはオススメしません、この映画。
あらすじは、赤ちゃんの頃少林寺を学ぶ学園に捨てられた主人公が、いたずらがすぎて大学生くらいの年になってから学園を追いだされ、少林寺の技と持ち前の運動神経を持ってしてバスケットで身を立てる物語。……すごく違う話のようだけど間違ってはいないはずだ。
もうこのあたりで相当話にブレがあるんですが、最後までそのブレが解消されない映画でした。少林サッカーがあたったから他のスポーツでもやってみました、でも同じようだったら面白くないから親探しも絡めてみました、みたいな。その親探しも中途半端だったんですが。
とはいえ、バスケットのシーンがなおざりだったというわけではないのがまた微妙。役者さんはちゃんとバスケットの練習やってたと思うし、うまかったですよ。バスケットの経験者かどうかはボールを持った瞬間にわかりますが、ちゃんと練習してるなと思いました。バスケできる男は3割増でいい男に見えちゃうので(笑)、そのあたりは夢中で見てましたー。一人役者さんで、二十歳そこそこの頃の木村さんみたいなタイプの方がいて、もーその方に夢中。かっこよかったー。そしてもう一人、タイプは違うけどやっぱりバスケやってるところがカッコいい役者さんがいて、その方にも夢中。その方は金城くんをもうちょっとワイルドにして若くした感じかな。
そしてこの映画、オチ……と言っていいのかな。クライマックスが一番ダメでした。汚いことも平気でやる(試合中に小突くとかいうレベルじゃない)ライバルチームとの試合がクライマックスなんですが、最後の最後、卑怯な手で負けたあとに時を戻すっていうのがもうね……。そういうことができるできないという部分はかろうじて後出しではなかったけども、スポーツものでそれやっちゃダメでしょー。おかげで勝ったのに勝った気になれませんでした。
結局、ストーリーのブレと、最後のオチとでどうにも盛り上がることのできない映画でした。いかにもバスケ少年ぽい子が二人見にきてたけど、彼らはどう思ったんだろうなあ。

『デトロイト・メタル・シティ』
松山ケンイチのイタコぶりが素晴らしいということなので見に行きました。すごかった。ポップスを歌うところとメタルを歌うところはほんとに別人。松山ケンイチ以外に誰がこの役をできるのか、と言われたらとても出てこない。
もう一つの目当ては松雪さんのドS振り。プロポーションが凄まじくわかるカッコして、超ミニから繰り出される回し蹴りとか踵落としとかを期待してたんですが、さすがに蹴るシーンはしっかりは映ってなかったな(笑)。
あらすじは、コーネリアスや小沢健二のようなスイートなポップス(これまた例えが古いですが、映画でそう言ってるんだからしょうがない)で、世界中の誰かを幸せにすることを夢見て東京に出てきたはずが、なぜかデスメタルの世界でカリスマとなってしまった青年の物語。大学時代から憧れていた女の子との再会したのですが、彼女は彼が歌っているデスメタルなんて大嫌い。救いはメタルを歌うときには元の顔がわからないくらいにメイクをしているので、まだ彼だとは気づかれていないこと。だけどもともとデスメタルを歌いたくて歌っているわけじゃない彼は、これからどうするのか。
ずーっと笑いっぱなしだった、というレビューが多かったんですが、これまたこの間の三谷さんの映画のように、笑のポイントはわかるんだけど私のツボとは外れてていまいち笑えない、という寂しい話でした。面白くないわけじゃないんだけど、なんかどっか違和感があるの。
そんな私が一番食いついたポイントは、里帰りしたときにお母さんと一緒に近所の神社に行ったシーン。何がポイントかって、その神社が(←神社好きなので)。あれホントに犬飼にあるのかなあ。だったら行ってみたいな。社務所に巫女さんはいないだろうけど。
そして冒頭の田舎から東京に出るシーンにも食いつきました。お母さん役は宮崎美子さんだったんですが、彼女の言葉が非常に私と近かったんです。あーこれは豊前か豊後(要は福岡東部から大分あたり)の言葉だなーと思ってたら、ばっちり大分。でも熊本寄り。ちゃんと現地で撮影したようで、なんか懐かしい感じの風景でした。そしてここで一番食いついたのは松山ケンイチが乗った電車。見た瞬間に「あ。キハだ!」と心の中で叫んでしまいました。これを言ったら絶対のうすに笑われると思ったら、やっぱり笑われた。
キハってのは、車両の特徴を示す記号ですね。キとハにそれぞれ意味があるんですが、私はその意味は知らないくせにこれがキハだとはわかるという。でも私、鉄子じゃないから! 乗り鉄でもなんでもないから! 周りにそういう人が多いから知ってるってだけなんです。
この映画、ツッコミどころは満載ですが、たぶんそれは本当に突っ込まれるように作ってるんだろうなと思いました。
デスメタルといいつつあれは本当のデスメタルではない、らしいですが、その辺は良くわかんない。でも久し振りにメタルを聴いて、やっぱり結構好きだな、と思いました。普段私が聴いているのはポップスやフュージョンが多いけど、ハードロックやメタル系統も好きです。どんな音楽でも気持ちいいと思える部分があって、たとえば私にはメタルは重めのギターやベースの響きが気持ちいい。
この映画では、そういうところも堪能できました。

『パコと魔法の絵本』
くそじじい、と呼ばれるほんとにムカツク性格の悪いじいさんと、記憶が一日しか保たないパコという女の子の話。舞台は頭の螺子緩んでんじゃないか?っていう医者の営む、類が友を呼ぶ病院。怪我してる人がほとんどだったから、一応外科なんだろうか。
これは久々に気持ちよく泣ける映画でした。絶対泣けるとか、感動の大作とか言われる映画はあまり好きではないですが、これは好き。
これはぜひとも、とオススメしたい映画なんですけど、すごく好き嫌いがあると思います。話の展開の仕方や妙なテンションの高さや、コスプレまがいの衣装やありえない病院の内装や、ありえない医者や看護婦や、後半の現実とパコの想像とが入り混じった映像や、そういうのが苦手な人はいると思う。でもそういうのが苦手で本当に見れないのなら別ですが、ちょっとうさんくさいって思ってるくらいなら、ぜひ見てほしいです。とはいえ、もう公開されて一ヶ月経ってるので、終わってるところも多いとは思いますが。
スマスマで、この映画の撮影中の役所さんが剛くんと会ったとき「見られちゃった」って恥ずかしがってたと言ってましたが、確かに(笑)。それに結構CGを使っているので、役者さんたちは出来上がりがどうなるか全然わかんなかっただろうなぁ。
出てるって知らなかったら誰だかきっとわかんなかっただろう人もいました。メイクとか衣装とかハンパないし。でもこれは良かったなあ。
役所さんとパコも良かったけど、土屋アンナと妻夫木くんも良かったなあ。あと國村隼さんも良かったなあ!
こんなこと言ったらいろんな筋からお叱りを受けるかもですが、私、将来中居さんにはこういう役やってほしいなあ。というか、こういう役もできるような役者さんになってほしいです。こういう役って、まあ要はオカマとかドラッグクイーンとかそういう役ですが。
國村さんて、そういうイロモノも無骨な男も両方できる人なんですよね。中居さんにはそういう役者さんになってほしいなあ。
閑話休題。
この映画での私的最大の収穫は、上川さんの脚線美です!(笑)
まさか上川さんのぴっちり緑色のタイツ(ピーターパン)とか、膝下ドレスにパンプス(シンデレラのお姉さん)とか見れるなんて! ただし上は小汚い白衣ですが。
上川さんは頭の螺子緩んでんじゃないかって医者の役なんですが、この医者がまた良かったです。そんな医者の、これまたイカれた病院が舞台なんだけど、いいところでいいこと言うんですよ。好きだなあ。
だけどこの映画で一番おいしかったのは、阿部サダヲ。イカれた病院の中で群を抜いて一番イカれた人でしたが、ほんっとおいしかったわー。見ながらボロボロ泣いてたのに、「阿部サダヲおいしい!」なんて思ったりもする不思議な映画。
もう大好きです、この話。文句なく、今年見た映画のベスト3に入る映画でした。

拍手にレス
>10月28日12時
そうなんですよねー。常に上から目線なところも苦手で……。
レッドクリフは、たぶん見るとなったら金城くんのビジュアルと綺麗な映像を楽しみに見ることになると思います。戦う理由が美女だなんて、その時点でもう三国志じゃないですし。映画的にはそっちの方がいいんでしょうけどね。でも根本的にかけ離れてるから、別物として見ることができるなーと思ってます。

『容疑者xの献身』
以下、感想にはネタバレが含まれますのでご注意ください。

月9であった探偵ガリレオの劇場版。結論から言いますと、面白かった! これまでのフジドラマの劇場版とは大違いですよ(言っちゃった!)。
だって最近のフジのドラマ発の映画って、これは2時間ドラマでいいんじゃ?って思わされるのかはっきりつまんないかのどっちかで。
だけどこれは面白かった。シーンの見せ方とかうまいなあと思いました。手がかりの映し方とか、湯川と石神の心情が表されたシーン(言葉は無し)とか、石神の感情の行き先を表すシーンとか。そしてなにより2時間が短かった。
あらすじは、冴えない高校教師の石神(堤さん)は、ある日アパートの隣の部屋から尋常ではない物音が聞こえるのに気づく。その隣の部屋に住む花岡(松雪さん)は、突然訪ねてきた別れたはずの夫と争い首を締めて殺害してしまう。花岡に好意を持っていた石神は、花岡に援助を申し出るが……というもの。この石神が、ガリレオと呼ばれる福山さん演じる湯川と友人。石神は今は高校教師だが、湯川をして「天才という言葉はあまり使いたくはないが、数学の天才がいるとしたら石神だ」と言わしめる人。つまりこれは、天才物理学者湯川と天才数学者石神の戦いでもあるのです。
最初から犯人はわかっているので、後はいかにアリバイを崩すか(=犯人だと立証できるか)という部分と湯川と石神の対決の部分が眼目。でもアリバイトリックはそんなにひねったものじゃなくて、手がかりもちゃんと映像で示されてたので、やっぱり対決部分が目玉なのかなあ。もうとにかく堤さんが素晴らしい。福山さんには悪いけど、完全に食われてたと思う。ガリレオはガリレオでやっぱりカッコいいのですが、ガリレオは湯川という仮面を被った福山さんだったのに対し、石神はまさに石神としてそこにいた感じ。堤さんってすごい役者さんだなあ。特に圧巻だったのがラストの部分でした。堤さんの最後のシーンがすごかった。
私よりも先に見た知り合いが、「これは福山と柴咲コウではなくて、堤さんと松雪さんの映画だ」と言ってましたが、まさにそんな感じでした。

私は原作を読まずに見に行ったのですが、原作を読むのがすごく楽しみです。のうすは原作のラスト5ページを見て、ああこれはダメだと思ったので映画も見に行かないと言ってたけども(つか、そもそもなんでそんな読み方をするかな;笑)、何がダメだったのかなあ。映画と原作は違うんだろうか。私は映画のラストはすごく納得が行くラストだったので、原作がどんな感じか確かめるのが楽しみです。のうす、私が読むまで絶対言わないでよ!(笑)
この話、月9に続いて柴咲コウがヒロイン……のような位置づけで出てますが、もともと原作シリーズでは、今回北村一輝がやってる草薙がワトソン役なんですね。この『容疑者xの献身』もそう。そのせいか、途中でてくる湯川の台詞が、柴咲コウ演じる内海よりも草薙に向けて行っているんじゃないかって物が多かったです。えー正直、この映画に柴咲コウはいらないかなーと。月9の延長だからだとはわかっててもそう思ってしまう。私はこの原作シリーズをもともと読んではないかったから良かったけど、思い入れのあるシリーズで、映像化するためにぽっと出の女の子のキャラクターとか使われたら腹立つと思います。このシリーズも、突然女の子が出てきたと思ったらドラマ化されたって聴いたし。まるっきり失敗だったのならともかく、こんなふうにシリーズとして成功したら原作のファンとしては複雑な気分だろうなあ。

さて天才数学者。自分が落ちこぼれとはいえ数学が専門だったので数学者ってどんな感じかなーと思ってたのですが、すっごく楽しかったです、数学の出てくるシーン。四色問題(いかなる白地図も隣り合った領域が異なる色となるように塗り分けるには、四色あれば十分である、という定理)というのが石神の専門だったようですが、この定理の証明が美しくない、という理由で自分で証明しようとしているというのが非常にツボでした。湯川も「美しくない」というところに反応してましたが、美しい証明というのは数学を続けていくうえでは必須と言ってもいいと思う。この場合の美しい、というのは、スマートな、に置き換えられると思うんですが、要は力技で解いても評価されませんってこと。いかに少ない言葉数と段階をもってして少ない計算式でわかりやすく証明できるか、が重要なのです。四色問題の解答はまさに力技でしかもスーパーコンピュータを使ったものなので(PCを使って解くというのも純粋数学的には邪道)、そこに石神のプライドの高さや頭の良さや頑固さや物事に対する姿勢が出てるかな、と。
あと気になったのは石神の部屋の本棚。最後までフォーカスが合うことがなかったので、実際どんな本が置いてあるのかはわかりませんでしたが、なにやら懐かしい色合いの背表紙がいっぱいあって楽しかった。なによりびっくりしたのは、スタッフロールに協力で日本数学会が出てたことですよ。なるほどねー! そりゃ数学者に違和感ないはずだ。

しかし面白い映画でした。今年これまで観た面白い映画のベスト3が入れ替わりました。相棒が転げ落ちちゃいましたよ。あれはあれで面白かったんだけど、私の中ではその上を行っちゃったなあ。今のところ今年のベスト3は順不同で、『アフタースクール』『パコと魔法の絵本』『容疑者xの献身』です。今年は邦画が豊作だ。

スマスマ感想

ニッポン道場
このコーナー好きですー。メンバーの素が見れるので。
今日のゲストは石井慧。ホントこの人はどこに向かってるんだろうねえ。
絵を描きだしてから、なんか変な感じ。なんでかなーと思ってよく見たら、だいたいお客さんが来たときって木村さんと中居さんの間に座るんだけど、石井くん・木村さん・中居さんの順に座ってるから違和感があるんだ。
写経のことを聞くしんつよがツボでした。あんたたちほんとにいいコンビだよ(笑)。
中居さんの墨彩画。可愛いなあ。なんか和みます。
木村さんの。自分がこれを見てどうこうよりも、中居さんが「綺麗だなぁー」って素の声で言ってたのが好きでした(笑)。
吾郎ちゃんの。紅葉が強いですねえ。紅葉のはっきり具合と松茸の淡さが強いコントラストになってるなあ。
剛くんの。「何も言えねえ」ってどう取っていいのかー!(笑)
慎吾ちゃんの。うわー慎吾ちゃんらしい。こういう配置は慎吾ちゃんしか思いつかないと思う。
こうやって5人のを続けて見ると思うんだけど、上二人と下三人って感じに雰囲気が別れるんですよね。上二人は器用だな、と。そして正統派だなと思います。
選ばれたのは剛くんの。真ん中にどーんとあるのが良いという理由で。「どうしてですか!?」って問い詰める剛くん、良かったわ(笑)。
ビストロ
今日のゲストは弥生さんと小雪さんの姉妹。「僕もコユって呼んでいいですか?」と聞いてあっさり肯定されて「無理に決まってるじゃーん!」という一連の流れが好きでした。小雪さん、ぜひとも中居さんに「コユ」って呼ぶよう強要してやってください。絶対中居さんよりも小雪さんのが強いと思うの(笑)。
下に降りてメンバーとお話。そういや小雪さんはメンバーとたくさん共演してましたね。吾郎ちゃんがいろいろと気を使う人、というのを聴いたとき、そっかーやっぱり女性相手だと、とか思っちゃいました(笑)。ゴロちゃん、ごめん。
剛くんの道の真ん中を歩いてた話、好きでした。さすが自由だ剛くん(笑)。
今日の料理。韓国料理なんですが、辛いのとキムチがダメなので、今日は料理をあまり見ることさえできない……。
しかし二人とも静かに食べるんですねえ。
今日の美味しいリアクション。「佐々木夫妻」だー!!! 好きだったなあ、あれ。でもイケメンに似てるな、確かに(笑)。
勝ったのは木村・剛チーム。二人とも静かに食べるんだけど、「すっごくおいしい」と木村さんたちのほうには「すっごく」って言葉がついてたんですよね。なんとなく力入ってんのかなって感じでした。
はじまりのうた
きゃー最初の中居ソロ可愛いー!!! これこれ、これが見たかったんだー! そして良く見たら、木村さんがお姉さんになってるよ、ああもう可愛いよー!
SMAPさんがみんなで狭いところを歩きながら歌うのっていいですねぇ。狭いところでこちゃこちゃしてるSMAPさんは良い。
つかもう何もかも可愛いですー!
感想で「はじまりのうた」ってところで5人でしゃがんでるところも、狭いところ歩きながら歌ってるのも、何もかも可愛いよ。最後の中居と吾郎が歌ってるときにシンメトリーっぽく(あくまでも、ぽく;笑)してるのも可愛いよ。
ああもうSMAPさん大好きだ−!!!
次週予告
うーわー欽ドン復活楽しみだー! でも他のメンバーもやってほしいなあ。

あんだけずーっと好きだと公言していて、このまままったくスルーというのもどうだろう、と思ったので少しだけ。
この件については、今後二度と言わないし書きません。もし拍手とかでメッセージをいただいても、たぶん返信はいたしません。
先週の頭からいろいろとお騒がせの彼のこと。
噂を聞いたのは実際に逮捕される2、3日前で、だけどそのときには他にいないじゃんと思いつつも「K」なる人物が誰かを確認する度胸はなかったし、罪状を確認する度胸もありませんでした。そして火曜の朝だったかな、テレビを見て、とてもニュースを聞いてられなくて彼の話題が出るたびにかちゃかちゃとチャンネルを変えてました。
私は彼と彼の最初のユニットが大好きで、中学高校大学とずっと大好きで、だから一押しがSMAPさんにかわったときに我ながら本当にびっくりしたし、彼らを好きだった長い年月をSMAPさんを好きになってからの年月が超えてしまったことに夏あたりに不意に気づいて、それにもまたとってもびっくりしました。びっくりするくらい、彼らを好きだったのは私にとって当然のことで、だからSMAPさんを好きになってからも、ものすごい勢いでコブクロさんがSMAPさんの次くらいの位置に飛び込んできてからも、彼らはずっと特別でした。今年はB'zさんのデビュー20周年記念コンサートに横浜まで行ったけれど、そもそもB'zを聴くようになったのも彼らがいたからでした。ファミリーと呼ばれることがなくなってからもB'zさんの曲は聴いてたけれど、やっぱり私の中ではファミリーと呼ばれてた頃の松本さんが原点でした。当時彼らがライブやラジオや雑誌で語ってたことは頭の中にまだ残っているし、そのときの彼らの声音や口調まで頭の中で再現できてしまう。彼らの言ったことややったことが今の私の言うことやすることに未だにダイレクトに影響を与えていると思うし、いろんな好き嫌いさえも形作っていたりする。
そんなふうに私を作っているいろんなことの何分の一か(たぶん何十分の一かどころじゃなく、何分の一かだと思う)は彼らに関係していることで、だから今住んでる部屋にも実家のリビングや元の自分の部屋にも彼らに関係しているものはたくさんあるし、それどころかスーパーに並んでるものや雑誌に出ているものやショーウインドーの中や、そんなものにまで彼らに関係しているものは今でもたくさん見つけることができるんです。たとえば、ああ、あのスナック菓子の初代CMキャラクターは彼だったなとか、そんな小さなことさえ。
あれから一週間近く経ったけど、まだ頭の中はぐちゃぐちゃでとても筋道立てて考えることはできません。たぶん、これからもずっと無理だと思う。ニュースを見ることは未だにできないし、だからどんなことがあったのかとか、彼が最近実際はどんな状況だったのかとか、そういうのもチェックできない。
ずっと彼らを見ていて彼らの音楽を聴いていてこのところ思っていたのは、確かにあの頃の彼らと今の彼らは違うということ。私はメロディメーカーとしてプロデューサーとしてエンタティナーとして彼が、彼らが大好きだったけれど、確かに最近の彼は迷走していたと思う。プロデューサーとしては軸がぶれてたし、メロディメーカーとしてはあの頃のようにキラキラと耳の中に飛び込んでくるような何かは失われてた。それでも最近は最初のユニットでまた活動をはじめていて、前回のツアーにはいけなかったけど、次は絶対に行こうと思ってた。初めて彼らの曲を聴いたときの、キラキラのメロディーに衝撃を受けたときの、あの気持ちは絶対に忘れられないから。
ニュースをちゃんと見ることができない中で、だけどやっぱり最初のユニットの二人のコメントは聴きました。泣きました。
今は、この日記を書いたらもうこの気持ちに鍵をかけようと思います。でも彼らのコメントを聴いて思いました。ちょっとだけ、何年先になるかは全然わからないけど、あの頃彼らが見せてくれたキラキラの金色の夢をもう一度みせてくれると、信じてみてもいいかなあって。いつまでも、とは今の私には言えないけれど、待ってみてもいいのかなぁ。待っていたい、と思うんです。

スマスマ感想
今日はリアルタイムで感想書けなかったので短めです。

セレブAD
ゲストは上戸彩ちゃん。しかし酷いクイズだ。
北京ダックとか板橋区長とかいい感じ。そうくるとは思わなかったわ。中居さんが今ハマってること、うん確かに映画の宣伝よねえ。内の地元でもあんな番組に出るとは思わなかったしなあ。
それにしても上地くんていい人だ。
ビストロ
ゲストは爆笑問題のお二人。木村さんと二人にしたら漏れなくオカシナことになってしまう大田さんは今日もオカシナことになってしまいました。ホントどこまで好きなんだよ木村さんのこと。
今日のメニューはスープとごはんにあうおかず。ブイヤベースおいしそうですねえ。今日は途中から立川談志師匠も乱入。ここで気になったのは、ずーっと喋ってること。料理冷めちゃわないのかと。まあそこはうまいこと調節してるのでしょうが。
中居さんのいってた談志師匠のしたアンパンの話、どっかで聴いたことあるなあ。あれはたぶんキスしたSMAPですね。懐かしいなあ。
美味しいリアクション。慎吾ちゃんすごいねえー! 似てましたね、談志師匠の真似。
勝ったのは吾郎ちゃん・剛くんチーム。あのブイヤベースおいしそうだったですもんね! 3人の反応もすごく良かったですし、見ててあれは本当に食べたくなりました。
クサ×クサ
……文字にすると変な感じだな(笑)。すごいー! ROHTOはクサナギにしなくていいと思うの(笑)。
まずはビストロ。ここで中村トオルさん。普通に中居さんがオーナーで見てみたいなあ。
BISTROクサップって怖いですね。ダメが積み重なっていく。
美味しいリアクション、何が一番好きってがっくり来ている慎吾プロデューサーが(笑)。
剛くん勝利ですが、白衣と聴診器はいったいどうするんだろう。……突然のコントは突っ込めない。もうどうすればいいのか。
欽ドン。……ひどい、ひどすぎる。何やっても笑うお客さんだなんてひどすぎる(笑)。
それにしてもすごいですね、欽ドン。この畳み掛けるような欽ちゃんの指示がことごとく剛くんを壊していくよ……。
すごい破壊力だよクサ×クサ。慎吾ちゃん良くこんなん考えたなあ。これに剛くんが当たったってのがまさに神の采配ですよ。すごいよ剛くん(笑)。
そして最後は歌のコーナー。ゲストは松崎しげるさん。……すごいよ、ホントすごいよ。
えー、正直歌のコーナーは他のメンバーが出てきて安心しました(笑)。
次週予告
うわービストロは仲間ちゃんだー。仲間ちゃんは可愛くて好きですし、紅白とか貝のクランクアップのときの映像なんかで中居さんとのツーショットも良かったので楽しみです。
歌のゲストはキャロル・キング。ええええええまたそんな往年の大スターが……。

拍手にレス。
>るなちゃん
そっかー、あの振り付けはそんなことになってたんですね。可愛いよねー。でもそういや月刊ジョンは買ってなかったですよ。買わなきゃ。こんなふうにいろんなものを忘れていってる気がします……。