yukatti

快晴。11月の月初め、気分がよい。

年賀状発売開始ということで、駅前に郵便局が屋台を出していた。毎年しんどい思いをして書くわけだけれども、もらうとやはりうれしいのである。

銀行に行きATMを使ったらカードが受け付けてもらえない。磁気が弱くなってしまったらしい。再発行してもらわなければお金がおろせない……(そのとき通帳も印鑑も持っていなかった)。

今日がドコモの「iモード災害用伝言板サービス」の体験デーだというのを新聞の全面広告で知り、さっそく「体験」してみた。この災害用伝言板は「震度6弱以上の地震などの災害が発生した場合」に「災害が発生した地域を管轄しているドコモ各社の営業エリア全域及びその周辺」しか使えない、というもので、これまでは使ったことがなかったのである。なるほど使い方は簡単だな。伝言を書き込んだらそのままメール通知してくれる機能があるのも知り、さっそく送信先を登録しておいた。

晴れのち薄曇り。

空き時間に溜まっていたネットの用事(?)をちょこちょこ。インターネットに接続すると時間を取られるな、と思う。メールもサイトも便利だ。だけどそれを処理するための時間が必要になる。

共同作業はみなが同じレベルでないとかえって手間がかかる場合もある。教育目的かそうでないかといった違いもあるだろうけれど。

曇り一時雨。肌寒い。

みなとみらい大ホールステージ 年長の知人がチケットを手配してくれたので、木村大のギター・リサイタルへ。アンドリュー・ヨーク(アメリカの有名なギタリスト・作曲家。『サンバースト』とか)の曲だけを取り上げていて、横浜http://www.city.yokohama.jp/me/mmhall/about/main.html">みなとみらい大ホール。ギターソロのほかに、パーカッション、ウッドベースを入れたトリオの曲のほうがちょっと多いくらい。。すごく新鮮で楽しかった。ギターの無限の可能性を見せてもらったという満足感でいっぱいになる。木村大の音にもこういった曲や形式がとても合ってるように個人的には思った。木村大本人もMCでそうコメントしていたけど、なんだかアンディ・ヨークの曲のフルアルバムやリサイタルに取り組んだことによって彼のこれからの方向性がみえてきたんじゃないかな。なんて素人が軽々に言っては申し訳ないことだが。
疲れ果ててホールに辿りついたのに、聞いていたら体がどんどん軽くなっていく感覚も味わえた。これが「音楽で癒される」ということなんだろうなあ。どうしてもギター音楽を含めクラシック音楽を聞くと「自分の役に立つよう吸収したい」という思いが強くなってしまうことがこのごろ多いのが、そんな勉強モードなんかすっとんでしまった。

知人とはそこで別れて、わたしはそのあとそのまま、みなとみらいホールの隣のブロック(といっても巨大な場所なので隣が非常に遠い)にあるパシフィコ横浜で開催中の「楽器フェア」へ。広い展示ホールをてくてく回って楽器を見物。クラシックギターの出展は予想通りあんまりなかったのでそのへんは触れなくて残念だったけれども、以下雑感。

  • ウクレレの相場をチェック。よさげなので5万円〜。ハワイの相場と比べてどうなんだろう。
  • 初めてハープに触れることができた。弦かたいー。張り強いー。でも音は素敵だ。
  • ヤイリのブースでBEGINがYairiと作った楽器「一五一会」(五弦ギター?)が展示してあったのでぜひ試奏してみたかったけどしつこい二人組が全く退いてくれなくて断念。
  • 二胡の簡単なレッスンと試奏をさせてくれるブースもあった。弾きたかったけどご老人とお孫さんが変わりばんこにひっついて退いてくれないのでこれも断念。
  • 和楽器コーナーで初めて龍笛を吹かせてもらう。10分ほどトライしたら音が出た(歌口が大きく、こつをつかまないと音そのものが出ない。それなりに難しいのではないか)。むちゃくちゃうれしかった。
  • と、ぷーぷー吹いてたら頭がくらくらしてきたのでかわりに笙をふかせてせてもらう。これも初めての経験である。笙はすぐ音が出せるけどこんどはコードの楽器だからひとりでは何吹いてるかわけわかんない。
  • ローランドの電子ピアノ。大人になってからのピアノは楽しんだなーと実感。ちらっとまたピアノを再開してみたくなったり……(メーカーの思う壺?)
  • ヤマハのサイレントギター試奏がこのフェアにきた目的の一つだったんだけど、木村大の本物のギターを聞いたあとだったせいかあまりぴんとこなかった。以前弾いた時はずいぶん楽しかった記憶があるので、また日を改めたい。
  • 会場はアコギとエレキギターが印象としては7割を占めていたくらいに見えた。日本人にとっていちばん身近な楽器はやっぱりギターなんだろうか。
  • ギターおやじたちが試奏ブースでヘッドフォンして目をつぶりながらばりばり弾いている姿がほほえましい。
  • カシオで簡単なアンケートに答えたらプラスチックのマラカスをくれた。太っ腹かつ資金潤沢な印象。
  • ヤマハがそこらじゅうにいろんなブース出してた。やっぱでかい会社だ。

クイーンズスクエアで夕食をすませて帰宅。

曇り、夜になって一時雨。急に寒くなる。冬の寒さ。

木村大(コンサートの感想)のこの夏のニューアルバム『カリフォルニアの風』を繰り返し聞いてる。アンドリュー・ヨークの作品集で、ヨークとのコラボレーションアルバムでもある。

カリフォルニアの風
木村大 アンドリュー・ヨーク ラリー・スティーン
B0009V92YU

クラシックギターの超絶テクニックが駆使されているのだが、それが実に柔らかでしなやか、リズミカル。まさに風のようでもある。そんなふうに軽やかに弾くのは実はとても難しいことだ。
そしてなにより演奏を心から楽しんでいるというふうに聞こえるし、じっさい、聞いているこちらも幸せになるのである。不思議なのだけれど、そんな音楽の力を味わえる仕上がりになっているクラシックギターに興味のある人もない人も、豊かな音色と素晴らしい可能性を秘めたこの楽器の音をこの素晴らしいアルバムで楽しんでほしいと心から思う。木村大のソロのほかに、ヨークとの共演とウッドベースとパーカッションを入れてトリオスタイルによる演奏も収録されている。

2005-11-15(火) 23:42[大安]

紀宮さま結婚式

曇り、朝方と夜に小雨。かなり寒い。この秋初めてウールのベストを着る。

紀宮さまと黒田さんの結婚式。帝国ホテルで。午前中、神前結婚式、午後2時からお二人の記者会見、4時(だったかな)から披露宴。朝から夜まで大変なスケジュールだ。お疲れになっていることだろうと思う。

嫁ぐ娘を見守る天皇家の、特に両陛下のお顔が印象に残った。「両親」の顔であり、嫁ぐ朝に娘にかけたことば(紀宮さまより文書の公表)として、天皇陛下の「『今後、公的な行事を共にすることはなくなるが、家族の絆(きずな)は変わらないので、折々にいらっしゃい』とおっしゃってくださいました」というお言葉は実に暖かいことばだと思う。また、皇后さまが大丈夫よといいながら抱きしめた、そのときの母娘の心情は想像を絶するものがある。

紀宮さまの美しい花嫁姿と生い立ちを伝える新聞記事の、すぐその前の面には横田めぐみさんが拉致されて28年が経ってしまったことを伝える記事があった。紀宮さまの少女時代の写真、拉致される前の横田めぐみさんの少女時代の写真。