海月玲二

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2026-03-08(日)

ミラノ

さて急にイタリアにいるのは、予定変更の結果である。つまり、元々の帰国便がキャンセルになったのだ。アブダビ経由だったんでな。今はいちおうすこし極東便も動きだしたらしいが、まああれはUAEから脱出する人向けだよなあ。

というかマドリッドに「旅程のつごうで一泊してみた」というのも、泊まる予定がなかったけど泊まったという意味だし、コルドバに三泊しているのも一日伸びた結果だ。

つまり、帰国3日前ぐらいにあわてて別の帰国便を探して、多少なりとも安いのはないかと考えた結果がこれである。
・予定より2日後の出発
・マドリッド→ミラノ→西安→北京→ソウル→関西空港というめんどうなルート
・ミラノではオーバーナイトかつ別空港での乗り継ぎ
最後の条件により、ミラノの町で一泊するしかなくなったのだ。よく考えたら、空港から町まで往復して一泊した時点で1万円はかかるので、「安い」とは? という気もする。
しかも21時半について朝9時には次の空港に行くわけで、ミラノに寄るわりにはほぼ何もできないんだよなあ。

でも、そもそも探した時点で選択肢があんまりなかったんだよね。スペインは西の果てなので、極東まではもともと中東経由ばっかりなのだ。そうでないのは埋まってるとかすごい高いとか。
まあとにかくチェックインはできたので、まず西安をめざす。正直、gotogateであわてて取ったので、本当に航空券が確保できてるのかイマイチ確信なかった。追い返されなくてほっとした。

マドリッドはこわい所だという漠然としたイメージがあったので、今まであんまり滞在してなかったのだが、今回たまたま旅程のつごうで1日滞在してみたところ、別にほかの大都市とそんなに違わないような気がする。そもそもなんでそんなイメージを持っていたんだっけか?
まあ首都なので物価的にはこわい所である。やむなくドミトリーにした。まあ1泊ぐらいならね。たまたま下の段の人が一晩帰ってこなくてラッキーだった。

食事も、やはりバーとかでなんとかしたほうがいいかんじ。
マドリッドの郊外には似たような高層ビルの住宅が並んでいるのだが、だいたい一階は何か店舗にする傾向があり、バーやカフェ(大きな違いはない)もけっこうな割合で入っている。つまり、スペイン人にとっては、バーとかでぐだぐだするというのは重要欠かせぬ行動なのだろう。
ともかく、べつに観光客でも入れるのであちこちにあって便利である。
というかね、日本人観光客的には、スペインではもう生ハムとチーズだけ食ってればいいんじゃないかな。朝か晩に部屋でオレンジとかトマトとかサラダとか食べてビタミンを補完するのだ。パックサラダはスーパーで売ってるぞ。


アンダルシア四大都市のひとつであるが、コルドバの町はわりと地味である。主な観光名所はほぼ大メスキータだけなのでは。

あと俺のように「うろうろ散歩する」というのが旅行の目的の場合、雨の日はどうするか問題がついてまわる。今回コルドバではまあまあ天気が悪くて寒かったのだ。
いやアンダルシア的には晴れて暑い日のほうが散歩に向いてないのか?

まあともかく、雨の日は店か博物館に行ったりする。店と言っても俺はたいしたものを買わないので、つまりスーパーか飲食店だ。
ここでは泊まったところがいわゆるアパートメント型の部屋で、完全なキッチンがついていたので、スーパーであれこれ買って生活ごっこが捗った。
ということで、飲食店については、喫茶店で休憩するか、夜に一杯飲むかどっちかだった。ちゃんとした外食はほぼしていない。総合的には、わりとコストをかけずに、イベリコ豚のハムとかワインとかを楽しんだわけで、まあ悪くなかった気もする。
あ、さすがに大メスキータは観光したし、雨が止んでるときはちゃんと無意味にあちこち歩いた。洗濯するだけなのにちょっとした散歩になったりしたし。中心部に全然コインランドリーがないんだよなあ。けっこう探したんだけど。

ところで、いわゆる「せんべろセット」というのがあるよね。俺はマジでワインやビール一杯とつまみひとつで十分なのだが、ユーロ圏だとそれでもぎりぎり千円を越えてしまうことが多かった。円安国民はつらい。
というか千円分の注文で十分酔えるぐらい弱ければ、事実上なんでもせんべろセットになるのではなかろうか。酒に強い人って損だな。


毎回恒例、そんなにメジャーな観光地じゃないところに泊まってみるの巻。
アンテケラというのはアンダルシア4大都市の中間にある町だ。それなりに歴史があって観光名所もなくはないので、「メジャーじゃない」はいいすぎかもしらん。

今回ここにしてみたのは、場所的に行きやすかったのと、なんかここで作っているパンが有名という話を聞いたからである。
実際買ってみると、なんか薄くてあんまりフカフカしてない、中東とかにありそうなパンだった。これにいろいろ挟んで食べるものらしい。
じっさい適当な店に入ると、いろいろ挟んだやつがメニューに並んでいる。
なんというか土台として完成度を高めてあるパンなので、それだけもそもそ食べるようなタイプではなさそう。いや別に食べてもいいけど。

さて次の町に移動しようと思って鉄道駅に行き、切符を買ったら電車まで1時間ぐらいあった。ヒマなのでgoogleマップで周囲に何かないか見てみたら、ちょっと歩いたところにベーカリーがあるなどと表示される。なるほどそれなら後日朝食とかに食べる用のパンでも買ってこようと、行ってみることにした。

さてそれらしき地点に来ると、なんか倉庫のような建物しかない。よくわからずうろうろしていたら、隣の園芸店のお姉さんが見かねて声をかけてくれた。「そこはあの門の向こうで、門に書いてある番号に電話すると開けてくれるよ」などど言う。
たしかによく見るとそう書いてあるが、そんなこと言われても通話可能なsimなぞ持ってない。…なんと電話も代わりにかけてくれた。

入ってみると、倉庫みたいな建物のすみっこのドアが開いて兄ちゃんが出てきた。中はすごく狭いスペースで、何かメニューを示すので勘で返答したところ、パンが一杯入った箱を持ってきたのでびっくりした。
どうもここはパン屋というよりパン工場で、まとめ買いとかのために小売もやってるよ、というところだったらしい。確かにパン工場だってベーカリーだ。
小さいパックでも売ってくれたのでなんとかことなきを得た。なんか迷惑をかけてしまったな。


セウタの反対側、スペインのはじっこにあるイギリスの飛び地だ。

ぜんぜん知らなかったけど、これもしかして陸地と言うより単なるでかい岩だな。"The rock" とか言われるだけある。よくこんなところに無理矢理住むものだ。日本国民に言われたくはないかもしれないが。

観光的には、
・空港の滑走路を歩いて渡れる珍しい場所なのでそれを楽しむ
・スペイン領の中で突然「イギリス」が出てくるのを楽しむ
・岩の上の方まで登って楽しむ
あたりであろうか。せっかく来たので、1日でできるだけ楽しもうと行ったり来たりしていたら、歩いた距離が20km近くなってしまってさすがにしんどかった。特に、この岩はかなり切り立っているので、上に登ろうと思うと結構急坂が多くなるしな。

いわゆるスカイウォークというのか、床をガラスで作った通路みたいのも上の方にあったが、結構曇っていて言うほど怖くなかった。それよりも途中にあった吊り橋の方がやばい。ちょっとでも風があったら渡らなかったと思う。

あとせっかくなのでパブ的なものに入ってみて、フィッシュ&チップスとビールなど頼んでみたりした。そもそも俺はイギリスに行ったことがないので、ちゃんと味が伝えられてるのかどうか知らないが、少なくともここで食べたのはおいしかった。問題は、円安の昨今、GBポンドがやばいということだけだ。マジでやばくて半泣きである。

もちろんホテルの値段とかもやばい。ただ、これは国境を越えたスペイン側に泊まれば、安いところもあるのでたいして問題ない。安いところはもちろん古くてポンコツだが、まあサービスでカバーだ。
ちょっと寒い日だったので毛布でも借りれないか聞いてみたら、フロントにいたじいさんが小さい電気ヒーターを出してきてくれた。まことにありがたい。


今回、飛行機を取ったときは全然気付いてなかったのだが、モロッコ滞在期間がまさに2026年のラマダンに完全にカブっていた。イスラム教のいわゆる断食期間である。

ただまあ、別に観光できないというものでもない。要するに、「日が出てるうちは飲食禁止」というだけて、別に普通の商売は普通に営業してるし、交通機関が止まるようなこともない。昼に飲食店がほぼ開いていないだけである。
つまり日が沈んだあとは開ける店も多いし、普通に食事もできる。さらに言えば、食材を販売すること自体は特に禁止ではないので、昼間でもスーパーや雑貨店で何か買ってきてホテルの部屋で食べたりすることは全然問題ない。
というか宗教上の話なので、別に昼間に道端でパンとか食べてても逮捕されたりはしない。しょせんガイジンだから表面的にはイヤな顔をされたりもしないが、まあさすがに観光客的にも気を使うほうがいいかな。

ただ、むしろ昼にレストランが開いてないことより、喫茶店が開いてないのが不便だと思う。昼食を抜いて活動するのはそんなに大変でもないが、あちこちうろうろしてるときに、ときどき喫茶店で休憩できないのはけっこう大変だった。
あと、だいたい食事が遅くなるので、寝るのも遅くならざるを得ない。夜型でない人間としてはちょっとつらい。

日が沈んだ後、もう一度町がにぎやかになるのはちょっとおもしろかった。飲食店以外でも、夕方早めに閉めて、20時ぐらいからまた開けたりするところがけっこうあった。
明らかにみんなわざわざ町に出てきてるし、子供も普通に遅くまで出歩いている。日本で言うと祭のある夜と似た雰囲気だ。


2026-03-02(月)

セウタ

セウタはスペイン領だが、アフリカ大陸である。いわゆる飛び地だ。
アレだ航行上の要地を占拠しておきたいやつだと思う。ジブラルタルのちょうど反対側だ。

なんでここに来るかというと、つまり海峡を渡る船に乗るためである。タンジェからも乗れるが、なんかあっちは港の位置が不便なんだ。

問題は、ここに来る方法を調べてもいまいち情報が少ないということである。アラビア語で調べないとダメだろうか?
というわけで、2026年2月末での情報を書いておく。めずらしく情報のあるエントリだ。

俺はテトゥアンからグランタクシー(いわゆる乗合タクシー)で行くことにした。
テトゥアン旧市街の南西にあるグランタクシー乗り場(ここ)が、セウタ国境行きだ。ひとり20ディルハム。これは案内板にも書いてあるし、係員のじいさん(身分証みたいのを下げてる人がいると思う)に聞いてもそう言ってた。
もちろん乗合なので、乗客が集まるまでは出発しない。今回はわりとすぐ揃ったけど、急いでいる場合は普通にタクシーを頼むほうが安全かもしれない。
そもそもセウタ国境までは30km程度なので、タクシーでもそんな無茶な値段にはならないかも。

あと、モロッコでは「セウタ」を "Ceuta" ではなく "Sebta" と綴るようなので注意。モロッコ人に聞くときもbの音で発音したほうが通じやすいようだった。

グランタクシーは4〜50分ぐらい北上して、国境すぐ手前で降ろしてくれる。なお、降りたところに両替所や商店は見当らなかった。余ったディルハムは出発前にどうにかするか、近くを歩いて店とかを探すかする必要がある。
ところで、ユーロ→ディルハムの両替はともかく、逆にディルハムをユーロにしようとするとけっこう「ユーロ持ってないので無理」とか言われるのが地味に困る。両替屋を何軒か回れば、たまにやってくれることがあるようだ。

税関検査とかパスポート検査とかを抜けるとセウタに入れる。よほど変なものを持ってなければ、日本のパスポートなら楽勝だと思う。ただ、係員が少ないので、多少時間がかかるかも。今回は、テトゥアンを出てからセウタに入るまで2時間ぐらいかかったかな?
セウタに入ったところにはバス停があって、待ってる人もいたので、たぶんバスで中心部まで行けるはず。
ただ、俺は歩いたのでよくわからない。セウタは小さい町なので、しょせん3〜4km程度である。

それと、セウタ港にはなんか二つ建物があって、正面にあるハデな看板がついてる方が旧館、左のそっけない建物が新館らしい。
基本的に旧館はほぼ使ってないようで、切符売場も出発案内や搭乗口も新館にある。旧館でも多少店や旅行代理店が残っているのでまぎらわしかった。

モロッコ北部の交通の要所ということになるのかな。タンジェからシャウエンに行くときも経由したりする。

ここも旧市街は世界遺産なのであるが、観光客はあんまり多くない。
でもそういう町のほうが散歩の対象としては楽だね。ここの旧市街は、屋根つきエリアが多くて見てておもしろいと思う。あと、なんか商店が多い気がした。タンジェの旧市街と比べても、商店街エリアがやたらに広いと思う。あちこちでいろいろ売り買いしていておもしろい。

ところで、今回たまたま滞在中にわりとめんどうなトラブルが発生した。夕方に一回部屋に戻ってみたら妙に暗く、なんでも突然停電になったなどと言う。旧市街にあるような建物は、アラブ式というか日差しや暑さを避けるようにできているので、部屋に窓がなくて、電気がないとマジで真っ暗なのだ。
しかも、外に出てみると通りが真っ暗である。なんでも、旧市街の一部の地区がまるまる停電したらしい。それは確かにどうしようもない。
とりあえず飯を食べて戻ってきてもまだ回復してない。しょうがないのでこんどは旧市街を出て、喫茶店でしばらく過ごしたりした。
22時も近づいてどうにも眠くなり、あきらめて暗闇で歯磨きだけして寝るつもりで帰ったら、途中で急に通りが明るくなった。
皆様お疲れさまでした。携帯電話のライト機能がこんなに役立ったのは初めてだ。

このとき時間つぶしにちょっといいレストランに行ったら、肉のタジン煮込みがすげえうまくてびっくりした。なんかこの地方の特製スパイスで料理してるらしいが、よくわからない。なんならそのレストランにもう一度行けるかもあんまり自信ない。


いわゆる「青い町」である。インスタとかの類で有名なので、ここだけは日本人もけっこう見る。というか、モロッコ北部というとここしか行かない旅程が多いかも。

まあアレだ、観光客的には旧市街を歩くしかすることはない、とかいう話ならここはまさにそういうところだ。タンジェ旧市街どころではない。
そしてここも急な坂が多い。なぜこう人類は斜面にへばりつく町を建てるのか。やはりここは長崎や西宮を参考に、斜面用エレベータの技術を発展させて売りこむべきでは。

それはともかく、こういう観光地は本当にアレだ、自分でわざわざ見る意味があるのか問題だ。マジで世界中に無数の写真があるからな。自分の姿を入れたい、という話はあるかもしれんが俺のような陰キャには関係ない。
ただ実際に散歩すると、頭の中の地図が具体的に埋まった気はするね。
まあ別にどうでもいいか猫もいるし。

交通機関のふしぎ値段その2。
タンジェから来るときはふつうにバスで来た。しかし帰りにまたバスに乗ろうとしたら、遅れてるので次は2時間後だよなどど言われる。しょうがないので、いわゆる乗合タクシーにしてみたところ、すぐ客が集まって出発。
そしてこの乗合タクシーと、来たときのバスが同じ値段だったのだ。若干違和感があるね。


アフリカ北西端の港町だ。海から風が吹きつけるので思ったよりは肌寒い。

タンジェは丘が続くエリアにできた町で、この日記でよくあるかんじの、坂がいっぱい歩くのたいへん旧市街の仲間である。
タンジェの主な観光は旧市街を散策することなんだが。じっさい他にはそんなたいそうな名所があるわけではない。

ただ旧市街は観光名所であるが、じゃあ観光客相手の商売しかないのかというとそういうこともなく、魚や肉、野菜の市場などは住人でいつも賑やかだし、ふつうの服とか鞄とか売ってる店もけっこうある。そもそも、メインストリートから分岐した脇道はだいたい住宅街のようだ。
ふしぎなのは、食堂らしきものが旧市街にはあまりないことだ。それこそ観光客相手のレストランは山程あるのだが。
まあ、サンドイッチとかの軽食屋は多少あるし、そもそも家があるなら基本的に家で食事するんだろうか。
旧市街を出て中心街に行くと、食堂や中高級レストランもちゃんといろいろあった。

ところで、タンジェの空港は中心部から12キロ程度であり、微妙に歩けそうな距離である。俺の悪い癖だが、とにかくタクシーが苦手なので今回もよく考えず歩きだしてしまった。まあ、郊外の散歩を兼ねているのだ。
結局、3分の2ぐらいまで歩いて、あんまり遅くなるのもなんなのであとは市バスに乗った。
いわゆる空港バスもあるんだが、それはそれで40ディルハム(700円ぐらい)するしカードが使えないんだよなあ。

さて次の町に移動するとき、ちょっと急いでいたので、やむを得ずバスターミナルまでタクシーに乗ったところ、5〜6キロで13ディルハムだった。
?? 安くない? 観光客的には市バス(一回4)を使う意義が問われるレベル。空港発着は特別料金かしらん。


さらにマドリッドの空港でも別の会社に乗りかえる。ただ、ここで乗りかえる先はスペイン的に大手のiberiaなので、ふつうにカウンターがあって次の便の搭乗券を出してくれた。それ以外の航空会社だと昨日みたいに搭乗ゲートで出してもらうのかな。
まあ、ここはでかでかと社名が書いてあるので、他の会社でもいけるかとか誤解する余地はない。

あと、たぶんEUはだいたいそうだと思うけど、EU圏内(というかシェンゲン圏内)の便とそれ以外とでターミナルが分かれている。この境界をまたいでの乗り継ぎだとちょっと時間がかかりそうだ。圏内の便は国内線みたいなもんなのでしかたがないか。
今回はUAEから来てモロッコに行くので、特に問題なし。

今年も旅行関係がメインのこの日記である。

今回はモロッコとかスペインとかに行くのだが、どうも最近航空券の値上がりが著しくちょっとつらいので、ソウル発着で航空券を買って節約してみた。これだと、関空〜ソウル便を追加しても、トータルで安くなる場合があるのだ。

というわけでソウルで乗り換えなわけだが、そもそも無関係の便なので、当然ソウル以遠を関空でチェックインすることはできない。
ソウル仁川空港は、こういう別切り(と言うのか?)の乗り継ぎでも、いちおうわざわざ入国せずに乗り継げるようになっていた。

ただ、微妙にわかりにくいのは、なんか目立つところにあるTransfer deskとかいうやつはティーウェイとかチェジュ航空とかの専用らしいことだ。それ以外の場合、なんか搭乗ゲートのところで係員の人に頼むとチェックインしてもらえるようだ。この場合は直前の便の搭乗券も要るらしい。そういうもんなのかな。
あと、乗り継ぎのときの手荷物検査の入口のところにパスポートチェックがあって、そのとき未チェックインだと航空券の情報を見せる必要がある。係員がいるところはいいのだが、自動機械のところは、手動でフライト番号を入れたりする。

行きは預け荷物なしなので別にそれ以上困ったことはなかった。でも「預け荷物はあるか」とは聞かれたので、もしかしてその場合は取ってきてくれるのかな?


2025-08-30(土)

台北

台湾、特に台北については日本語の情報量がものすごいので、いつもの旅行とのギャップを感じる。
今回わりと無計画に行動したはずなのだが、今回泊まったホテル、食事した店、買い物した店、フードコートや通った商店街に至るまで、ネットでは日本語で詳細に情報を得ることができるのだ。ブログ記事や体験記、動画までなんでもアリだ。たとえば夕食にガチョウ料理の店に入った時、店について詳しく知らないまま入ってしまって、注文をどうするかちょっと悩んだのだが、その場でちょっと検索しただけでも「それぞれのメニューがどういうもので、どういう構成で頼んだらよさそうか」がごく簡単にわかって全く困らなかった。まあこれはわりと有名店ではあるけども。
食べたものはだいたいうまかったので、特に文句があるわけではない。台北駅前ショッピングモールのフードコートに、白菜の漬物鍋を1人分出してくれる店があってなかなかよかった。

オミヤゲの類になると、そもそも台湾の商品はかなりのところまで日本で手に入るんだよな。もちろん日本で買うとちょっと高いので、好みのものがあるなら行ったついでにたくさん買う、というのは意味があると思う。今回は、マレーシアで売ってるお気にいりのインスタントコーヒーやグミなんか買ったりしている(以前シンガポールでも買ったやつ)。これは日本では売ってないし、香港でもそんなに売ってないんだけど、台湾には山ほど売ってたのだった。

全然関係ない話。
深圳に行ったときも思ったけど、電気街というのは、もはや物理的な店舗群としては成立しなくなってきているようだ。一般的な家電製品にしろ、細かい電子部品にしろ、通販が圧倒的に発達してしまったからな。ネジ数個やアンプIC1個とかでも通販で手に入るし、欲しい商品がわかってるなら店頭で選ぶ意味はほとんどないのだ。そして売るがわとしては通販のほうがずっとコストが下げられるのだろう。本屋やソフトウェア屋の実店舗が非常に困難になってるのとおおむね同じだ。さらに変なガジェットとか特殊な部品とかを扱う店だと、普通の商品よりたまにしか売れないわけなので、よけいネットで全国・全世界に通販したほうがマシということになってしまう。
というわけで、ひさしぶりに台北の電気街のようすを見てみたのだが、ずいぶん寂れてるなと思った。変な商品を売ってる店もないし、電子部品を扱うエリアなどはそもそもあまり人がいない。
秋葉原や日本橋がキャラグッズとかトレカとかの販売にシフトしてきたのは、それならまだ商売としてやりようがあるからだろう。台北電気街でも、そういう感じのでかいビルができていた。


2025-08-29(金)

新北

新北市というのはどうもわかりにくいのだが、つまり、「首都圏の中で台北市と基隆市以外の部分」のことを新北市と呼ぶようだ。観光客としては、「新北」というのはドーナツ状の台北郊外エリアのことだと思っておけばおおむね差し支えない。
たとえば、今回は猫がいっぱいいることで有名な猴硐と陶器で有名な鶯歌に行ってみたのだが、この2つは台北中心部を挟んで全く反対側にある。住所的にはどちらも新北市なのだ。

鶯歌にはY氏が皿とか器とか多少好きなので行ってみたわけだが、まあその、やっぱりお手頃価格のものは大量生産品であって、なんなら中国本土で作ってるぐらいであった。それはそうだ。でも俺らがちゃんとした中国茶器セットとかインテリア用の巨大な壺とか買ってもしかたないしなあ。
先も書いたとおり新北というのは台北郊外のことなので、中心部の陶器街を出ると普通の町である。牛肉麺の店とかもふつうにあるし、当然台北中心部よりはちょっとだけ物価が安かったりする。

猴硐駅周辺には猫がけっこう住みついてるので、炭鉱が閉山した後に積極的に猫の村として村おこしをしているらしい。正直そこまで期待していなかったけど、実際けっこう猫があちこちで寝ていてY氏はご満悦だった。平日の午前中に行ったせいか、猫好きの人間でいっぱいということもなかったし。だいたいアレだ、猫好きは猫が好きなのであって猫好き人間は別に好きじゃないので、見に来てるやつがたくさんいると自分のことは棚に上げて不満を覚えるものだ。
猴硐猫村の上のほうの通りには観光客向けのカフェが並んでいて、てきとうに入ってみたところ、ちゃんと看板猫がいた。まだ若い個体だったようで、寝てるだけじゃなくけっこう遊んだり走り回ったりすることもあってサービス満点だ。
しかし実際この店の真に変わってるところはトイレだった。あちこち凝ったタイル貼り装飾で、なんならここだけでも一見の価値があるかもしれない。

猴硐駅には礁渓から台北に移動する途中で降りてみたので、当然荷物を全部持った状態だった。でも、台湾国鉄の駅は、ちゃんと駅員がいるようなところだと、基本的に事務室で荷物を預かってくれる制度があるようだ。枋寮駅にもあったし、同じような形式の預け荷物タグを渡されたので、統一された制度なのだと思う。


2025-08-28(木)

礁渓

台東から台北に一気に行くのはちょっとかったるいし、せっかくだから途中下車してみた。
礁渓というのは、台湾北東部にある温泉地である。まあまあ温泉地なので、駅の周辺は温泉ホテルばっかりだ。公共の足湯もあるし、公園には露天風呂まである。
俺の旅行というとたいていはだいぶアレなランクの宿に泊まることが多いのだが、今回は
・期間が短め
・航空券がいつもより安い
ということから、多少高めでもあまり気にせず泊まっている。ここでは思いきって、ちゃんと温泉を引いた浴槽があるような部屋に泊まってみることにした。てきとうに予約して現地に行ってみると、でかいビル形式のホテルではなくて、なんか貸別荘みたいなのが並んでる形式だったのでびっくりした。基本的には中の部屋のどれか1つに滞在するのだが、ねだん表を見ると1棟まるごと借りることもできるようだ。
朝食もかなりうまかったので大変満足である。部屋もきれいだし、ねだんのわりにお得でよかった。

台湾でも温泉はそれなりに人気があるようで、平日でも客はいるようだった。世代もけっこういろいろだ。
togetterか何かで「中華文化圏の人は二言目には体を冷やすなと言うわりに、シャワーばかりで浴槽の文化がない」みたいなことを言ってる人がいたけど、つまり、お湯が潤沢に使える状況であれば彼らも普通に風呂に入るということなのかな。


2025-08-27(水)

台東

台東の町は、台湾の他の町と比べてもかなりはっきりした碁盤目状だし、幹線道路はかなり広いし、なんか北海道の町みたいである。
つまりアレだ、台東はわりに新しい町なんだろう。歴史的建造物とかそういうのもあんまりないので、言ってしまえば町の中にはそんなに観光名所があるというわけではない。観光客的には、リゾート的にのんびりしたりサイクリングをしたりするようなところだ。

海を見に行ったりはしてみた。
海岸というものは、一面に白くて細かい砂が広がるのが美しいのだ、というのは趣味の問題に過ぎないとは思う。台東の町の東のように、砂利が広がる灰色の海岸というのもそれはそれで美しいと考えることができる。ていうか普通に砂も灰色なんだよな。不思議なんだけど、台東の近くは川もなんか灰色だった。このへんの鉱物がこういう色なんだろうか。

ところで台湾東部は第一次産業がさかんなので、農産物は豊富である。というわけで、滞在中はやたらに果物屋とかに行っていろいろ買って食べたりした。カットしたものも売ってたりするので、でかいナイフなんぞ持ってないけどパイナップルでも大丈夫である。昼すぎに1パックだけ残ってるやつを買ってみて、正直期待してなかったけど、すごくうまくてびっくりした。さすが産地。

あと台東といえば釈迦頭らしい。いやそもそもそういうフルーツがあるということを俺も最近知ったぐらいだが。
なんでも柔らかくなるのが早いので長距離の輸送ができなくて、外国に輸出することは少ないんだとか。で、台東は釈迦頭の産地だそうなので、せっかく来たことだしモリモリ食べた。デーツなんかもそうだが、こんなお菓子みたいな味の植物があること自体がなんかすごい。一体何をどう品種改良したらこうなったんだろうか。
ふつうの果物屋にはあんまり釈迦頭が売ってないようで、かわりに釈迦頭だけ専門で売ってる店を何件かみかけた。やっぱり輸送や保管に独特のノウハウがあるんだろうか。あと、いかにも旅行者然とした俺らが買おうとすると、店頭に並んでるやつではなく、熟しててすぐ食べられるやつを奥からわざわざ出してきてくれた。これはつまり、専門店では常に「すぐ食べられるやつ」を奥の冷蔵庫とかに置いてるということなんだろうか。


2025-08-25(月)

枋寮

さて鹿港から彰化まで戻って鉄道に乗ったわけだが、次は台湾東部に滞在してみることにした。でも台湾の鉄道はそこそこちゃんと早いので、東部まで移動してもまる一日かかったりはしない。そこで、てきとうに海沿いの町に途中下車してみた。
枋寮駅というのは、まともに設備があって駅員がいるレベルでは一番南の駅である。ここより南の駅は無人駅で、そもそも停車する便も少ないし町があるでもないので、ふらりと降りてどうにかなるような駅ではなさそうだ。いわゆる秘境駅探訪系の人なら、ちゃんと計画を立てて行くのだろう。

枋寮はなんでいちおう町があるのかというと、漁港があるというのもひとつの理由ではないかと思う。それなりにちゃんと競りのスペースとかもある。見たのは昼だから、実際どのぐらい活気があるのかよくわからないけど。
もちろん、漁港の横には海産物の販売所みたいなのも並んでいるし、食べられるところもいろいろある。というわけで、食べられるところにてきとうに入ってみた。
てきとうに入ってみてもなかなかうまくて結構なことである。まあ魚介類というのは要するに鮮度がまず問題なので、海のそばの店でそうめちゃくちゃにまずいものは出てこないので安心だ。ただし、日本とは当然味付けが違うので、そこは面白いと思う。今回は桜エビチャーハンと揚げたカジキのすり身、それとなんかシラスのスープを頼んでみた。特にこのスープというのがあんまり食べたことない味でうまかった。スープというか、かなりとろみがついてて餡掛けの餡みたいだったけど、中華料理的にはそういうジャンルのスープがあるらしいね。

散歩してて暑かったので、かき氷の店にも入ったりした。この店で注文しようとしたら、「マンゴーの時期は終わりなので、マンゴーかき氷のマンゴーは冷凍したものになります」みたいなことを日本語で書いた紙を見せられ、用意のいいことだなあと思った。なんかネットで文句でも言われたんだろうか。地元の客にもそういう説明をしてたようなので、別に日本人対策という話ではなさそうだった。
まあ、冷凍のやつでも日本で食べるよりはずっとコストパフォーマンスが高いわけだよ。


2025-08-24(日)

鹿港

鹿港というのは、台湾中部、台中の町からちょっと海のほうに行ったところにある古い町だ。
わりと人気があるという話なので来てみた。……のだが、あんまり言うほど観光客を見ない感じなのである。確かに龍山寺や天后宮のような名所にはけっこう観光客がいるのだが、何かの本で「通りが人でごったがえすぐらい人気」とか書いてあるのを見たことがあるので、不思議に思いながら散歩していた。
そしてしばらく歩きまわり、そろそろここの滞在も終わりかなあとなってきた夕方、急に人でいっぱいの通りに行きあたって大変びっくりした。どうも、鹿港の町で「古くからの町並みが残っていて観光客に人気」というのは、要するにほぼ埔頭街周辺に限られるようだ。あとは天后宮の周辺の道ぐらいしか観光客が集まるエリアはなさそう。ふつうに車が通る大通りでジュースとか台湾おにぎりとか買ってる場合ではないのである。
危うく仁和寺の法師をやるところだった。

でもアレだ、その中心部はマジで観光客しかいないので、レストランとかもそういう雰囲気で、大変入りづらい。結局、毎回ふつうの生活で使われてるほうのエリアに行って食事したのだった。別に中心部でなくとも、だいたい店の人は観光客に親切なのである。朝食に地元民しか来てない感じの店に入ってしまい、メニューが読めねえなみたいな顔をしてたら、適当に麺とか飯とか選択肢を出してくれたりした。さらにダイコンやカボチャの煮物をちょっとおまけでつけてくれたりもした。まことにありがたいことである。

ところで今回は、基本的には台湾を鉄道で一周するという企画にしてみた。ただ鹿港にはもはや鉄道が通っていないので、台中・彰化あたりからバスに乗るしかないのだが、観光地なのでちゃんと新幹線台中駅からもバスが出ていてありがたい(なお、新幹線台中駅は、本来の台中駅とだいぶ離れている。新大阪駅みたいなもんである)。このため、飛行機で台北空港について、すぐMRTで新幹線桃園駅に移動→新幹線で台中まで移動→そのままバスで鹿港まで移動、とやると、飛行機の着陸から4時間弱で鹿港まで行くことができる。思ったよりアクセスは悪くなかった。


俺の旅行では毎度、大学に入れそうなところがあったら入ってみる感じである。今回は香港大学を見に行ってみた。建物的には「ちょっとかっこつけたスタイルの本館と、それ以外はコンクリートのビル」という基本的なスタイルだ。ただ、やはりこの地形のおかげで、普通に作っても立体感のあるちょっとおもしろい構造のキャンパスになっている。建築コストは高そうだなあ。
最近、いくつかの大学で「今日はどの教室で何の授業をやってるか表示するモニタ」というのを見かけたけど、ここでは各教室の入口の小さいモニタにその日の授業予定が表示されるようになっていた。あれはいいと思う。たいしてコストもかからないし、日本の大学でも導入してはどうだろうか。作れはしても責任を持ってメンテナンスを続ける余裕がないので無理かな。
あと、香港大学では授業時間がいろいろなようで、1コマ1時間のものから2時間、3時間のものまであるようだった。とくに実習でもなさそうなのに3時間はなかなかキツそうだ。学生はちゃんと耐えられるのだろうか。まあ、普通に遅刻してきて教室の後ろから入ってる奴もそれなりに見たけども。

ところで香港島に来るのは今回がほとんど初めてだ。とりあえず、坂が多いな。九龍半島と違って山と海の距離が近いので、町になっているエリアでもすでに勾配がきつい。神戸より上、長崎レベルだと思う。香港大学〜西営盤から上環あたりまでは普通に人が生活している下町のようだけど、住んでると足が丈夫になりそうだ。ちょっと移動するだけでもアップダウンがたくさんあって大変。
あと夕方にビクトリアピークにもいちおう行ってみた。ここだけはたぶん20年前ぐらいに来たことがあるはずなんだがさっぱり覚えてない。景色を眺めたあとは徒歩で降りてみたところ、これまた相当な急坂で、降りるだけでも大変だった。徒歩で登ってくる人を思ったよりたくさん見かけたけど、なかなかつらそうである。

思い返してみると今回観光したのは中環より西のエリアが多い感じだけど、宿泊したのは銅鑼湾である。香港島の宿泊施設は普通のホテルがほとんどで、安いドミトリーの類は銅鑼湾に少しあるだけなんだよな。予算を限定すると、滞在場所の選択肢はあまりないのだった。
行き来するとき、中環はまだしも金鐘のあたりを俺のような者が通ると場違い感甚しい。湾仔まで来るとなんかほっとする。


以前香港に来たときは、おおむねネイザンロード周辺しか見て回らなかった気がするので、今回はそれ以外のところも歩きまわってみた。

まず獅子山から半島市街を眺めてみようかと思い、朝から登りに行った。同じ道を往復するのもつまんねえかなと思って、ちょっと西側のBeacon Hillとかいうあたりから登ってみたら、道を間違えたらしく無駄に苦労した。あと最後の獅子頭までのアプローチ部分の勾配が急にきつくなってて大変だった。
さて上から市街を眺めてみると、なんか妙に建物の背が低いエリアがあったので気になって見にいってみたら、えらい高級住宅街だった。なるほど香港では建物が低いほうが値段が高いわけか。そりゃそうだな。

あと九龍城エリアにも行ってみた。なんか最近は新しい飲食店が進出してて良いみたいな話を見たが、別にそんなでもなくない? 要するにタイ料理屋がけっこう増えてきたという話? タイ料理をわざわざここで食べるのもなんなので、結局、普通の食堂みたいなところに入ってニラ餃子を食べたりした。
九龍塞城の跡地に作られた公園では、中央の古い建物は昔のものそのままらしい。もう何も残ってないのかと思っていたのでちょっと意外だった。まあ、あとで近くのショッピングモールでやっていた Twilight of the warriors という映画の関連展示を見たんだけど、こっちのほうが九龍塞城の往時の姿をイメージできる感じではある。内部の様子なんかを実物大模型で展示してあって、わりとよくできていておもしろかった。

香港の町は、以前と変わらず活発で、それなりに人の生活も続いているようである。やっぱり観光客が数日見たぐらいでは何が変わったのかわからないね。


一般的なウォーキングに対して、なんか荷物を背負ったまんま歩くのをラッキングとか呼ぶそうですね。それなりに負荷がかかるのでけっこういいとか。
つまり、今回結果的にそうなったという話だ。最近ギリシア国境付近とかマレーシア国境付近とかでもそうなってて、どうもわりとなんとかなるようなので、可能なときには旅程に積極的に入れてみようかなあと思った。

深圳から戻ってきて、後半の宿泊先は香港島(銅鑼湾)なのであるが、せっかく来たので新界の町も少しぐらい散歩してみたかったのだ。そこで、とりあえず香港中心部まで一気に戻らずに大埔で一旦降りて、特に何をするでもなく散歩してみた。ついでに、大埔から沙田までは海沿いのサイクリングコースとして整備されてる道を歩いてみることにした。まだ次の宿泊先についていないので、この間はずっと荷物を持ったままだったわけである。
ただこのついでがけっこう大変で、すでにしばらく散歩した後さらに10kmというのは多少無理があったようだ。日が暮れてきてしまったので普通に挫折して、中間点の駅から電車に乗ったのだった。まあ景色はそれなりに楽しんだけども。

実は最初に大埔の町についたときにgoogleマップでてきとうに検索すると「ロッカー」と称するものがいくつかひっかかったので、なるほど町を散歩する間はそこに預けておいてもいいかな、と思っていた。でも実際にはあちこち見てもそれらしきものが見当たらなくて、どうやらこれは通販受けとり用のロッカーではないかという結論に達するまでにけっこう疲れてしまった。あらためて調べてみると、そもそも最近の香港では全体的に荷物預かりサービス自体がほとんどないという話である。最初にこっちの情報を見ておけばよかった。

でもこのサイクリングコースと称する道はそこそこ整備されてて歩きやすかった。じっさい自転車でなくて歩いてたりランニングしたりの人もそれなりにいたのだ。
あと大埔の町はごく一般的な香港の住宅街だ。市場の二階で食事をしたりして住民ごっこが捗る。


2025-02-26(水)

深圳

香港の隣の町である。何か用事があるわけではなくて、来れるから来てみたというかんじ。
とりあえず、中国の短期滞在で日本国籍の人に対するビザ免除が復活したというのはマジで、ごく簡単に入出国できた。まあ行き来してる人の大半は香港人か在住者だったようである。外国人レーンにいたのは数人だけだった。
どうでもいいが、指紋採取機の案内音声の言語が自動で変わるので、日本人がいると丸わかりだ。

香港と明らかに違う点は、

・なんかそこら中にスローガンの類が貼ってある
・やたらに警官が多い

とかである。いちおうフォローしておくと、警官は別に高圧的とかではなくて、一見したところ真面目で親切である。
あと物価はかなり安い。そりゃ香港人が買い物に来るね。特に外食が安いと感じるので、要するに人件費が安いのだろう。

せっかく深圳に来たので、電気街に行ってみた。キーボードの部品でも安く売ってないかと思ったけど、残念ながら見つからず。
というか、ドローン・カメラ・PCパーツあたりが多くて、そんなに変わったものが売ってるわけでもないようだった。まあ、2020年以降通販に移行した業者は、わざわざもう一度実店舗に戻すかというと確かに微妙なところだ。
製品でなくて電子部品や基板で賑わっているエリアもあったけど、ホビー的電子工作はそれほど対象ではないような雰囲気だった。

ところで深圳の滞在記とか調べるとキャッシュレス決済が極まった未来都市みたいな話がよく出てくるので、アリペイとか使えないと何もできなかったりするのではないか、とちょっと心配していた。でも、どこでも現金を普通に受けとってくれて、お釣りもくれたので一安心。
まあ確かに、住民はほとんどスマートフォンで決済していたようだった。


ちょっと香港まで来てみた。

というわけで、これは香港でも悪名高い雑居ビルだ。まあ最近はだいぶ治安改善が進んだそうで、凶悪犯罪は減ったらしい。

というか、香港で安く個室に泊まろうとすると、ここにあるゲストハウスぐらいしか選択肢がないのだ。ほかは旺角のあたりにも多少あるかな、ぐらいだ。

どのゲストハウスもbooking.comで評価を見るとだいたい底辺で、よく見ると人によってかなりばらつきがある。
これは「当たり外れが激しい」ということなのか、それとも「ふつうのホテルを期待して来たやつがある程度いた」ということなのだろうか。
とりあえず俺が今日泊まったところは、(安い船室みたいな狭さだけど)ちゃんとバスルームつき個室だったし、虫が出るようなこともなかったし、シャワーの湯も短時間だがちゃんと出た。チェックイン・アウトの処理も特に問題はなかった。

ちょっと疑っているのは、「単一の経営者が複数の名義で複数のゲストハウスを経営していることが多く、予約したのと違う名前のゲストハウスに入れられて、騙されたと感じた」とか「デポジット制度を知らず、よくわからないまま100HKD取られたと感じた」というケースである。まあ確かに前者の件はどこかに明記したほうがいいと思う。

あと重慶大厦名物のなかなか乗れないエレベーターだが、ちゃんと交通整理の人がいて、数分待ってれば特に問題なく上階に行けた。昔はもっと無秩序だったんだろうか。


2024-09-10(火)

無題

なさけない話だが、今回は帰国直前にイスタンブルで詐欺にひっかかってしまった。イスタンブル市内交通は主にICOCAやSUICAのようなICカードを使って乗るのだが、これにチャージするための機械でやられた。具体的には、

  • チャージしようとしていてモタモタしていると、手伝ってやるよ!とか言って知らん奴が現れる
  • 100リラぐらいチャージするような操作をして、これでクレジットカードでタッチ決済すればチャージされるよ!などと言う
  • タッチ決済すると、実際には俺のカードにチャージされるのではなく、どこか別のアカウントにもっと高い金額が流れる

という手順である。つまり、メールとかで「ここをクリックすると手続きできるよ」みたいにリンクを貼る系の詐欺の物理版みたいな感じだ。後から考えれば、知らん奴が機械を勝手に操作してる時点でおかしいし、妙にせかすような物言いなのも明らかに怪しい。しょせん交通系カードのチャージ機なので被害額は数千円なのだが、ひさしぶりにやらかしてしまったので非常に悔しい。

トルコで話しかけてくる奴の大半は、単に親切な奴か単にヒマで話しかけてみただけの奴なので、完全に油断してたところ、最後にひっかかってしまった。よく考えたら、イスタンブルの空港に向かう途中などは、詐欺師の狩場としてはこの国でトップレベルだろう。帰りの飛行機に乗らなきゃいけないから焦ってるしな。だいたい、地下鉄で空港まで行けるようにしたんだったら、空港線についての案内は詳しく書いておいてほしい。値段をはっきり書かないのは、どんどん値上げできるようにするためか?

というか、そもそもイスタンブルの地下鉄とかバスとかは、どうもクレジットカードのタッチ決済でそのまま乗車できるような感じだったので、短期滞在でわざわざICカードを使わなければよかったかもしれない。じっさいアンカラやブルサの市内交通では全部クレジットカードで直接乗ってたんだよな。