海月玲二
2017-11-04(土)

無題

「少女終末旅行」なるアニメを見ていたところ,別に何も特別な回ではないのに,わざわざ専用の歌を作った特殊エンディングが入って仰天した.確かに内容から自然に入ったよいエンディングになっていたけど,ふつうそんなことするかね.

以前から,このアニメは「他のアニメと比べてコストや手間がかからないから,そのぶんクオリティを確保しやすい」ということではないかと疑っている.なにしろキャストはほぼ二人だけ(稀に三人),二人の人間以外に動くものもあまり出てこない.原作者の絵自体がシンプルな画風なので,おそらく作画の時間もそこまでかからないだろう.その結果,(今回に限らず)音響や構成に凝ってみたり,ちょっとしたシーンでもちゃんときれいに動くアニメーションを実現したり,といったことをする余裕が生まれるんじゃないだろうか.原作の再現度も非常に高いし.

昔,「蟲師」というアニメがあったけど,あれも原作がもともと絵面が地味で動きの少ない作品だったせいか,アニメとしてけっこうよくできていたな.

まあそんなこと言い出したら,連載漫画にしたってそうなんだろう.なんでも作るコストにはいろいろ差があって,無理をすればするほど作画崩壊とか設定破綻とか起きだすのは事実だよね.さらに言えば,「全体としてはアニメ漫画業界はジリ貧だけど,すでに多数の人が関わってしまっているので,規模を縮小できないチキンレースになってる」という問題と考えれば,かなりいろんな業界に見られるかんじ.

2017-10-23(月)

無題

いやあ今回の台風はなかなか迷惑な奴だった.

朝になったら近畿地方は過ぎてたから,しかたなく職場に向かってみたら,JRが減便のせいで阪神はやたら混んでるし,さらにこっちはこっちでけっこう遅れてる.結局9時には微妙に間にあわなかった.

それから多少遅れたけど普通に授業をやって,さらに2限目にはいってしばらくしたころ,なんか事務の人がやってきた.どうもキャンパスのある地域に避難情報が出ているので,今日は休講にすることに決まったとか言う.そういうことはもっと早く言ってほしかったけど,まあどうにもなあ.本当にこの,台風が月曜日未明に来たというのがまったく最悪だ.

そもそも,ごちゃごちゃ言うぐらいなら早めに休講と決めておけばよさそうなものだが,そうもいかないのである.つまり,休講になったぶんの対応が大変めんどくさいので,教員も事務も,可能な限り休講などしたくないのだ.しかも今回は,1〜3限の同じ内容の授業のうち,1限だけちゃんと済んでて,2限目は途中で,3限目は全くやってないという具合.ますますめんどくさい.

そういえば,別の大学で台風休講のときに,「別に補講はしなくてよい」という対応だったことがあった気がするのだが,月曜に行ってる大学はそうなっていないのだろうか.というかそんなことは学校に裁量権があるようなことなのか?

2017-10-10(火)

無題

Javaでプログラムを書くとき,クラスにmainメソッドを作り,そこでクラス自身をnewしたりそのメソッドを呼び出したりできるのが,以前からすっごく違和感がある.正直,エントリポイントというかメインルーチンというかそういうのは,クラス定義とは別のところにいてほしい.みんなこんなことは気にならないのだろうか.C言語とかなら,別にオブジェクトも何もないから別に気にならないんだけど.

授業でJavaの練習をしていて,学生たち(おそらくプログラミングの経験自体がほとんどない連中)がオブジェクト生成とメソッド呼び出しに慣れるのにわりと時間がかかるのだが,ここの違和感も原因のひとつではないかと疑っている.確かめるには全然別のカリキュラムを作らなきゃいけないから証明できないとは思うけど.

Androidでアプリを作るときなんかは,あの意味不明なAndroidフレームワークが,ActivityとかServiceとかを生成して呼びだす役をやってくれてるので,そのへんはむしろ気にならない.フレームワークをブラックボックス扱いしてる限りは.

2017-09-25(月)

無題

某演習の授業で,2限目に来た人が80人はいたのに対し3限目は40人切るぐらいだった.どうも3限目は何かの授業とカブっているらしい.まあそれはいいのだ.同じ学年対象の全部の授業をカブらないように設定することは不可能だ.

問題は,その状況でなぜ2限目を3クラスにして3限目を4クラスにするか,ということである.しかも,3限目担当の人の一人は「今期は月曜2限は空いてるんですよ〜」とか言っていた.じゃあその人を2限目にまわせばすむことではなかろうか?

前からずっと思っているが,事務の奴らは「同じ内容の授業はなるべく人数が近くなるようにする」ということに全く興味がないように思う.授業やったことなくても,授業の品質に差がついてしまうことぐらい想像できないだろうか?

できないか,する気がないんだろうな.

2017-09-07(木)

無題

機内映画のコーナー.

  • Fantastic Beasts and Where to Find Them: 最後のシーンからそのままつきあったりすると,「奥様は魔女」みたいなことになるわけか.というかあの世界だと,マグルが魔法使いと結婚する場合,そのときに魔法について説明されるんだよね.その場合,「お前は過去にobliviateされたことがある」という点は説明されるべきなのだろうか.
  • The Circle: これはつまり「エマワトソンかわいい」という映画だろうか.ほかには,CEOのジョブズもどきのプレゼンシーンがそれらしくて面白いぐらいしか,注目すべき点がない気がする.あと,登場した変な小型カメラの電源がどういう技術なのか気になってしょうがない.それとも異様に消費電力が少ない機械なのか.
  • The Mummy: 最近のゾンビ映画ってこんな感じなんかね.ミイラというタイトルのわりにミイラ感ほとんどない.でも,大ボスのゾン子さんがちょっとちょろすぎるような気がするけど,ジキル博士とか何しに出てきたのかよくわからないけど,わりに気軽に楽しめてよかった.
  • The Zookeeper's Wife: 動物を救う話かと思ったらユダヤ人を救う話だった.当時の動物は別に救われてないのな.うーん,言っちゃなんだがよくある話のような.

あとYが「ルドルフとイッパイアッテナ」を見てた.横から見てただけなので声は知らないけど,動きが意外とかわいいと思う.話もおおむね原作を再現していた.英語の字幕を見てると,「イッパイアッテナ」という名前はちゃんと"GottaLot"としてあって,出会いのシーンもちゃんと意味がわかるようになってて感心した.

ヴァレッタのまわりにも町が続いていて,海を隔てて南東にあるのがスリーシティズ,北西にあるのがスリーマやサンジュリアンといった町である.観光客がいるのはだいたいこのあたりまで.正直,ヴァレッタ周辺全部まとめてひとつの市扱いでもよくね,と思わなくもない.小さい国の行政は日本などとは全然違うんだろうか.

スリーシティズは,ヴァレッタとあわせて,観光におけるいわゆる「旧市街」のポジションだ.ヴァレッタと比べると小規模でおちついた感じである.特にビルグについては,道が他と比べて入り組んでいてまっすぐではないので,また雰囲気が違って面白い.たぶんヴァレッタ都市計画より古い町だからだろう.さらに,ヴァレッタよりはだいぶ観光客が少ない点も,観光における雰囲気として重要だ.まんなかの広場にある店では地元のおっさんたちがビールとか飲んでた.

スリーシティズの先にもまだ岬があって,なんか砦跡なんかも見える.しかし,試しに歩いて行ってみたところ,どうも工事中のようで入れなかった.炎天下にはるばる小一時間歩いたあげく収穫なしで,ひとけのないバス停で帰りのバスを待ったりして,わりといつもの俺の旅行っぽい.途中に超小さい海水浴場があったのもちょっと面白かった.

一方スリーマやサンジュリアンは,首都圏の「新市街」の一部だ.新市街の中でも,観光客向けの施設が多いエリアである.最後の二日はここに滞在してみたところ,買い物も食事も不自由せず大変便利だった.スーパーもショッピングセンターもあるし,お店が22時ぐらいまで普通に営業してたりする.便利さだけで言えば,滞在するのは旧市街より圧倒的にこっちである.町並みはすごい普通のビルとかだけど.


騎士団がやってきてヴァレッタ周辺が首都になる以前は,島中央部の高台にある町が首都であったそうな.中世にアラブ人が中心部を要塞化して,イムディーナの町(城壁で囲まれた部分)がラバトの町(それ以外)と別ものということになったが,基本的にひとつの町と言っても差し支えないと思う.

というか,観光客としては,イムディーナというのは全体で「この町におけるアトラクションのひとつ」というポジションではなかろうか.中世からある町に多い,高台の要塞みたいなポジションである.そもそもイムディーナは現代の町としては小さすぎるし,今は町としてはほぼ機能していない.住人も数百人だし,店はレストランや土産物屋だけ,通りを歩いているのはほぼ全員が観光客である.シギショアラ旧市街と同様で,ここを観光するのはいわゆる「街歩き」ではないのだ.

イムディーナには「静寂の町」というニックネームがあるそうだが,静寂というか,住人が去った町なのだ.古い国にはときどきこういう,「町の思い出」みたいなエリアがあると思う.建物だけはしっかり残ってたりするのが,むしろ寂しげである.

一般的な商店とか,公的施設とか,実質的な町の機能はラバトにある.ある日の昼,腹がすいたので広場にあったてきとうな店に入ったら,地元の人が大勢いて雑談などしており,憩いの場的な感じだった.どうでもいいがこの店,バーかカフェにしか見えない店構えなのに,メニューには普通に食べものが載っているので,ちょっとびっくりした.ピザを頼んでみたら,どこからともなく焼きたてピザが出てきたし,料理は別の場所で作っていたんだろうか.

なお,このエリアのもうひとつの観光客アトラクションは,ラバトにある大量の地下墓地だ.行ってみる場合,何度も階段昇降運動をするハメになる点は覚悟しておくとよい.あと,地下墓地の「入口に」注目すべき点が全部書かれたパネルがあって,内部では何も書いてない方式はどうかと思った.短期記憶に厳しい.内部に「ここに古代の壁画が残っています」とか案内板を置けばいいのに.