静岡よりマサラをこめて

浜松で不意にライオンという単語が飛び出したのは、ここへ行けというお導きに違いないッ！という事で。一風変わった名前のインド料理屋にこそ行きたくなるんですよね。はつもみぢとか、ボビさんとか。

こんちは〜と入店すると、事前情報通り日本人のおやじさんに迎えられる。オーナーの方でしょうかね、少しドン小西似。4人掛けテーブルが6つ…だったか、思ったよりも小さい店なれど、中央に8人掛けテーブルがドンとあり、ここがカウンター代わりにもなっている様(1人客はここに案内されるみたい)なのでお一人様でも安心？もし8人客が来ていたら…とは考えない事にします(∩゜д゜)。というかその8人テーブル、キッチリ席数分のメニュー群が敷き詰められているので、卓上の品々と併せて凄い事になってます…お冷を置く場所すら厳しめ。

メニューを開くと、ここも30種類くらいとカレーが豊富で、方向性としては少し日本向けなアレンジというか。辛味調整が5段階で可能で、全カレー品目と最適辛味調整のマトリクスが添えられていたり、セットメニューの記載も充実していたりと日本人的配慮が色々見て取れる。宴会的用途を特に意識してか、セットメニューが凄い豊富。最も豪華なL(Lion)セット(\3,400)は、俺でも食いきれるかどうか…。

注文を通すと、ガーリックナンを頼んだからか『辛い方が好きですか？』と聞かれる。そりゃ辛くないよりはね…という事で「はい」と答えた後、辛味調整を告げる段で「小辛」と伝えたら一瞬『えっ？』という顔をされてしまった…。ぼっぼぼ僕この店はじめてなんですっ！様子見たいんですっ！＞＜; っていうか、注文取り終えても目の前のメニュー群は下げてくれないのか(汗)。このままメニューの上にカレー置いて食っちゃいますよ？いいんですか！？…自分で片しました(隣の席に積み重ねた)。

ベジタブルカレーとガーリックナン、\800＋\400也。サーブ前にスープが出たが、単品注文に付くのかサービスされたのかは不明。食後にチャイ\300。

カレーは美味しいですが、日本ぽいカレーですね。ベジタブルの具材に大きめのニンジンが入っているので殊更そう思えてしまう。勿論、アル，ゴビ，マタル，インゲン辺りは一通り入ってます。多くもなく少なくもなく。辛さは確かに小辛では物足りなかった。
ガーリックナンは特に小技は無いが、ベーシックに作り上げた感じ(これはこれで重要)で美味しかったですが、ガーリックのまぶしがほんの少し淋しく、ナンの大きさもほんの少し小さい…様な気がしました。

うーん、店名の割には特にとんがった所が無いお店でしょうか？美味しさは無難な感じだと思うので、確かにパーティーにはいいかもしれない。ホールに日本人が居るという事は、奥のシェフ達は日本語イマイチなのかな？と思ったらそんな事もなかったし。うまくまとめれば「行きやすい店」だと思います。

王子駅北口から出て、明治通りを池袋方面に。1つ目の音無橋交差点を右折し、橋を渡ればすぐ右手。(音無橋交差点は横断歩道が無いので、必ず北口から)