駅から遠い所にあるんでなかなか行けないでいたが、車で浜松に行く道中、やっと寄る事が出来た。ここは数年前まで「ラッソ」であり、元は同店オーナーのエルビーさんが初めて築き上げた店舗である。しかしラッソを袋井に移転するに際してハコごと売りに出し、その後に入った別のネパール料理屋が、今のこのバスパニである…と伺っている。特にお弟子さんとか知り合いとかではないそうだ。

開店直後に飛び込んだ。やー、駐車場もまずまず、店内もまずまず広くていい店構えじゃないですか?手放しちゃうのも勿体無かった…ってまぁ確かに立地的にはアレかもしらんけどねぇ、などと考えていると汗がしたたってくる。うーん暑いなこの店…まだ空調入れてくれないんだろうか…えっ何?空調はダメ?扇風機のみ!?調理も担当しているっぽいマスターらしきネパーリーの親父さんは、この暑さの中でも汗ひとつかいていない…くっ。

故障中なのか経費節約の一環なのか…多分後者だと思うが、節約はいいけど管理に手を抜くのはイカンね。先の通り店内は広いのだが、メインスペース(扇風機の有効範囲(笑))は入口側に寄った半分ほどで店奥の方にはあまり人を入れない(人が入らない)らしく、ちょっと奥の席に座ってみたら食器がうっすら埃をまとってましたよ。まぁ私ゃそんなのテメェでゴシゴシ拭いて使っちゃいますけど…人によっては気分悪くなるでしょ?

[磐田]バスパニ
そういえばここは土日のランチがバイキングだというのも足を遠ざけていた一因なのでした…タンドリーチキンもあって、品揃えは悪くなさそうな感じですが…
[磐田]バスパニ [磐田]バスパニ
俺はそんなの興味無ェ!今日は平日だぜヒャッハー!カレー2品のBランチを注文、\850也。ドリンクは別ながら、ランチ時は一律\200らしい。

[磐田]バスパニ
先ずはスープとサラダが供される。スープが謎の味…カレーヌードルのスープを薄めた感じとでも言いますか…。サラダの野菜はもしかして、店の隣で栽培してるのかも。
[磐田]バスパニ
そしてカレー2品(チキン,ベジタブル,キーマ,チャナから選択),ナンorライス,チキンティッカ1pc,パパド(ハーフ),アチャールが。左の中カトリがベジタブルカレーで右がチャナカレー、真ん中下にある小カトリはタマネギのアチャール、上はオマケで付けてくれたらしいタルカリ。ピーマンとゴーヤでかなり渋いタルカリだったが…渋味を楽しめる人なら。ナンはクリスピー系、しっかり焼けててまずまず。チキンティッカ,ドリンクのラッシーは可もなく不可もなく。

ベジカレーはクミンが効いているが基本ジャガイモばかり(たまに冬瓜なんかも)…うーんベジカレーというよりアルジラ?コロッケで白飯が食べられない身には少々ツラく軽いフェイク感。メニューをよく見るとベジカレーにはもう1つ「フレッシュグリーンベジカレー」という物があったので、もしかしたらこちらがありがちなベジなのかもしれない。(ただのサグカレーかも)
チャナカレーはひよこ豆がホクホクの1歩手前、まぁコリコリしてるのも悪くはない。辛味調整は無しだったがデフォルトでも結構辛く、暑さと相まって汗が止まらん…。こんな俺を見ると大抵のインド料理屋では笑いながら空調を入れてくれたりするもんですが、ここでは扇風機を向けてくれるだけ。真夏の真昼間に扇風機のみで本場カレー…これはちょっと苦行かも

まぁ総じて素朴な味わいであり、インドカレーとは違う独特のスパイス感。思わず、うーんこれが本当のネパールカレーなんだなーと浸る(本当にそうなのかは知らないけど、思わず呑まれるっていうか)事が出来る点ではまた行きたくなりますが…涼しくならない内の再訪は無理。

[磐田]バスパニ
東名磐田I.C.を出て右折、取付道路を北上して大久保交差点を左折、県道374号へ。暫く道なりに進み、匂坂中上交差点(角にローソン)を過ぎたらすぐ左手に。